【和製ブルースロックの魅力】日本のブルースロックの名盤まとめ
ブルースはそもそもロックンロールの最も重要なルーツの一つですが、今回の記事のテーマである「ブルースロック」は本場アメリカから生まれたブルースを、ロック世代による解釈で主にイギリスのミュージシャンたちが始めたジャンルなのですね。
そのようなスタイルを持つミュージシャンは海外のみならずここ日本でも誕生しており、日本の音楽シーンに残る重要な作品も作られています。
今回は和製ブルースロックを中心とした名盤をリサーチ、近年ブルースロックの影響を感じさせる作品も含めてまとめてみました。
ブルースの魂を宿したミュージシャンの熱い演奏を、ぜひお楽しみください!
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【和製ブルースロックの魅力】日本のブルースロックの名盤まとめ(11〜20)
はきだめの愛T字路s

ブルースやフォークなどさまざまなジャンルを吸収した音楽性が魅力的なブルースデュオ、T字路s。
この曲は映画『下衆の愛』のために書き下ろされた楽曲で、ゆったりとしたリズムに雰囲気のある演奏がブルージーな空間を作り出しています。
人生に光を見いだせない人々への応援歌として、温かみのある歌詞が心に響きますね。
ボーカル、伊東妙子さんの低くハスキーなボーカルも素晴らしくて気持ちを落ち着けたいときや、ゆったり音楽を聴きたいときにとてもピッタリだと思います。
グルーヴ感たっぷりで躍動的な2017年のアルバム『T字路s』に収録され、その後の活動の礎となりました。
札幌へ来てからスカイドッグ・ブルース・バンド

札幌を拠点に活動したスカイドッグ・ブルース・バンドの代表曲。
日本語の歌詞でブルースを歌うスタイルが当時評価を受けました。
シカゴ・ブルースの伝統を受け継ぎながら、札幌という地域性を反映した歌詞が印象的。
1978年にリリースされたアルバム『北27西4 札幌へ来てから』に収録されています。
力の抜けた聴き心地の良いナンバーが揃った名盤となっています。
本作は、ブルースの本質を大切にしながらも日本のリスナーに親しみやすい楽曲。
札幌の風景を思い浮かべながら聴くのがおすすめです。
コール・ミーDrop’s

北海道発のガールズバンド、Drop’s。
彼女たちはパワフルでロックンロールなブルースを手掛けることで知られているんですよ。
そんなDrop’sの2枚目のアルバム『HELLO』を紹介しましょう。
本作にはデビューシングルの『コール・ミー』、『ドラキュラ・サマー』など、疾走感のある曲が多く収録されています。
ブルースといえばダウナーなイメージも強いですが、本アルバムは聴く人の背中を押してくれるような内容に仕上がっていますよ。
サザンルート・88花伸

花伸のアルバム『ダンス・ウィズ・花伸』には、心を揺さぶる『サザンルート・88』が収録されています。
発売は1999年と幾星霜を経ていますが、その響きは70年代後半の大阪を思わせる生々しいエネルギーを今も持ち続けています。
情感豊かなハーモニーには、伊藤銀次さんの巧みなプロデュースの手腕が光ります。
演奏の一瞬一瞬に熱が籠り、聴く者の心に強く訴えかけます。
残念ながら、曲の広報やリスナーの評判を語る情報はほとんど見当たりません。
しかし、このアルバムが和製ブルースロックの宝石のひとつであることは間違いありません。
Big Boss Menザ・ブルー・ヘヴン

ザ・ブルー・ヘヴンが1982年に発表したアルバム『Big Boss Men』は、和製ブルースロックの傑作として知られています。
アメリカのブルースを土台にしながらも、日本独自の感性を加味したこのアルバムは、心揺さぶる演奏と歌で多くの日本人ファンを虜にしました。
タイトル曲「Big Boss Men」では、ギターの鋭いリフと迫力あるヴォーカルが際立ち、ブルースの情感とうねるようなロックのリズムが絶妙に融合しています。
時を超えて愛され続けるこの作品は、音楽ファンはもちろん、新しい世代のアーティストたちにも大きな影響を与えているのです。
ザ・ブルー・ヘヴンの名演からは、ブルースの奥行きとロックのダイナミズムがあふれ、聞く者すべてを魅了します。
カモナ・ウシャコダウシャコダ

ウシャコダの『カモナ・ウシャコダ』は、和製ブルースロックに新たな息吹をもたらした名盤と言えるでしょう。
1978年のデビューから現在に至るまでの長いキャリアを通じて、ウシャコダはさまざまな音楽スタイルを取り入れながらも、ブルースの精神性を貫いてきました。
この曲はブルースの重厚な魂とロックの熱いエネルギーが見事に融合し、聴く者の心を揺さぶります。
革新的でありながら、日本のブルースの歴史を感じさせる彼らの作品は、多くの音楽ファンにとって、必聴の価値があるでしょう。
おわりに
冒頭でも触れたように、日本を含めた世界中で今もブルースの魂を宿したロックを鳴らすアーティストは多く存在しています。
ブルースロックだけを鳴らすバンドがメジャーに進出して商業的な成功を収めることが難しいのは事実ですが、今回紹介したアルバムを聴いた上で、ブルースロックの影響がみられる現代のバンドを探してみるのもおもしろいかもしれません!






