ブルースの名曲~戦前ブルースからブルース・ロックまで
ロックンロールにおけるインスピレーションの源であり、音楽史に残るバンドやアーティストの大物たちが愛してやまないブルースは、聴けば聴くほどその奥深さに驚嘆させられる音楽ジャンルです。
とはいえ、何となく興味があっても敷居の高さを感じられているロック好きな方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
本稿ではこれからブルースの世界へと足を踏み入れようとしている方に向けて、ブルースを語る上で外せない名曲や人気曲を戦前のブルースからシカゴ・ブルース、ブルース・ロックなどの楽曲も含めて一挙ご紹介します!
もくじ
- ブルースの名曲~戦前ブルースからブルース・ロックまで
- The Thrill Is GoneB.B. King
- Red HouseJimi Hendrix
- Boom boomJohn Lee Hooker
- Mojo HandLightning’ Hopkins
- Got My Mojo WorkingMuddy Waters
- Born Under A Bad SignAlbert King
- I Can’t Quit You BabyOtis Rush
- CrossroadRobert Johnson
- Match Box BluesBlind Lemon Jefferson
- Sunshine Of Your LoveCream
- My BabeLittle Walter
- Nobody Knows You When You’re Down And OutBessie Smith
- SpoonfulIHowlin’ Wolf
- Call It Stormy MondayT-Bone Walker
- St.Louis BluesBessie Smith
- Ball And ChainBig Mama Thornton
- Dark Was the Night, Cold Was the GroundBlind Willie Johnson
- Wang Dang DoodleKoko Taylor
- Catfish BluesRobert Petway
- I Just Want To Make Love To YouEtta James
- Parchman Farm BluesBooker White
- Minnie the MoocherCab Calloway
- Bright LightsGary Clark Jr.
- MISTY BLUEDOROTHY MOORE
- Dust My BroomElmore James
- On The Road AgainCanned Heat
- Traveling Riverside BluesLed Zeppelin
- If trouble was moneyAlbert Collins
- First Time I Met The BluesBuddy Guy
- Hide AwayFreddie King
- The Midnight SpecialLead Belly
- john hardyLead Belly
- All Your LoveMagic Sam
- Everybody Needs Somebody To LoveSolomon Burke
- Double TroubleStevie Ray Vaughan
- Green OnionsBooker T&The MG’s
- Hey HeyEric Clapton
- I GotchaJoe Tex
- Memphis BluesW.C. Handy
- Have you ever loved a womanFreddie King
- Get BackBig Bill Broonzy
- Baby Please Don’t GoBig Joe Williams
- I’m a ManBo Diddley
- Smokestack LightningHowlin’ Wolf
- Do The RumpJunior Kimbrough
- How Long, How Long BluesLeroy Carr
- Me and My Chauffeur BluesMemphis Minnie
- Devil Got My WomanSkip James
- I’m a King BeeSlim Harpo
- Dead Letter BluesSon House
- Rock Me, BabyB.B. King
- West Coast BluesBlind Blake
- Bo DiddleyBo Diddley
- Pony BluesCharlie Patton
- MaybelleneChuck Berry
- James Cotton – Rocket 88James Cotton
- Ain’t That Lovin’ YouJimmy Reed
- What›d I sayLightnin’ Hopkins
- Crazy BluesMamie Smith
- Hoochie Coochie ManMuddy Waters
- Double TroubleOtis Rush
- Stomy MondayT-Bone Walker
- Statesboro BluesThe Allman Brothers Band
- Mustang SallyWilson Pickett
- Ride Captain RideBlues Image
- Me and the Devil BluesRobert Johnson
- Please Come Home For ChristmasCharles Brown
- Bell Bottom BluesDerek and the Dominos
- I’d Rather Go BlindEtta James
- Still Got The BluesGary Moore
- The Things That I Used to DoGuitar Slim
- Boogie Chillen’John Lee Hooker
- Choo choo ch’boogieLouis Jordan
- Just Want To Make Love To YouMuddy Waters
- Smoking GunRobert Cray
- Pride and JoyStevie Ray Vaughan
- Hoochie Coochie ManWillie Dixon
- JUKELittle Walter
- Tell it like it isAARON NEVILLE
ブルースの名曲~戦前ブルースからブルース・ロックまで(1〜20)
The Thrill Is GoneB.B. King

ブルースを語る上で、絶対に外せない偉大なギタリスト、B.B.キングさん。
ギタリストとしての実力はもちろんのこと、音楽性に関しても非常に評価されているギタリストです。
彼が現れるまでは、6/8拍子を主体にした、いわゆる泥臭いブルースが主流でしたが、彼は都会的な洗練されたメロディーをブルースにアレンジしていました。
そんな彼の音楽性をたっぷりと味わえる名曲が、こちらの『The Thrill Is Gone』です。
いい意味でブルースの「らしさ」を感じさせない、メロディーを要チェック!
Red HouseJimi Hendrix

ハイレベルなギターテクニックで世界中のファンから愛された伝説のギタリスト、ジミ・ヘンドリックスさん。
日本では「ジミヘン」の愛称でおなじみですね。
左利きでありながら、右利きのギターを逆さに持つスタイルが特徴的で、現在のギタリストに多大な影響を与えてきました。
そんな彼の名曲としてオススメしたいのが、こちらの『Red House』。
ロックの印象が強い彼ですが、この曲は彼の代表的なブルースの曲として、現在もなお、愛されています。
Boom boomJohn Lee Hooker

独特のブギ・スタイルで国際的な人気を集めたミシシッピー州出身の、ブルース・ミュージシャン、ジョン・リー・フッカーさん。
50年をこえるキャリアの持ち主で、そのスタイルと風格から「キング・オブ・ブギ」の愛称で親しまれていました。
こちらの『Boom boom』は、彼の名盤として名高いアルバム『Greatest Hits Vol. 2』に収録された曲で、優れた音楽性が評価され、グラミー賞の最優秀トラディショナル・ブルース・アルバム賞を受賞しました。
Mojo HandLightning’ Hopkins

カントリー・ブルースの代表的なミュージシャンとして知られている、ライトニン・ホプキンスさん。
彼はほかのブルース・ミュージシャンと一線を画した存在で、反戦や平和を題材にしたものや、リスナーを元気づけてくれるようなリリックの作品を多くリリースしていました。
こちらの『Mojo Hand』は、そんな彼の曲のなかでは珍しい、ストレートなラブソングに仕上げられています。
好きな女性にほかの恋人ができないように、ブードゥー教のお守りを買いに行くという、狂気じみたリリックにも注目です!
Got My Mojo WorkingMuddy Waters

シカゴ・ブルースを語る上で、最も重要な人物の1人、マディ・ウォーターズさん。
「シカゴ・ブルースの父」と呼ばれており、シカゴ・ブルースの形成に大きく影響を与えました。
こちらの『Got My Mojo Working』は、そんな彼の名曲として名高い作品で、彼の魅力である、豪快なボトルネック・ギターと深みのあるソウルフルなボーカルが味わえる作品です。
原曲はゴスペルシンガーのアン・コールさんなのですが、マディさんのバージョンは大きくアレンジが加えられているので、違いを楽しみたいという方は、ぜひ聴き比べてください。
Born Under A Bad SignAlbert King

B.B.キングさんやフレディ・キングさんと並ぶ、ブルース界の3大キングとして愛されたブルース・ギタリスト、アルバート・キングさん。
ハイレベルなギターテクニックはもちろんのこと、音楽性も高い評価を受けており、晩年はロックの要素が強いブルースの作品をリリースしていました。
こちらの『Born Under A Bad Sign』は、そんな彼の名曲として名高い作品で、当時のR&Bのチャートでは大ヒットを記録しました。