ブルースの名曲~戦前ブルースからブルース・ロックまで
ロックンロールにおけるインスピレーションの源であり、音楽史に残るバンドやアーティストの大物たちが愛してやまないブルースは、聴けば聴くほどその奥深さに驚嘆させられる音楽ジャンルです。
とはいえ、何となく興味があっても敷居の高さを感じられているロック好きな方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
本稿ではこれからブルースの世界へと足を踏み入れようとしている方に向けて、ブルースを語る上で外せない名曲や人気曲を戦前のブルースからシカゴ・ブルース、ブルース・ロックなどの楽曲も含めて一挙ご紹介します!
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ブルースの名曲~戦前ブルースからブルース・ロックまで(51〜60)
Hoochie Coochie ManMuddy Waters

シカゴ・ブルースを代表するマディ・ウォーターズさんの重要曲が、本作です。
ウィリー・ディクソンが手掛けた歌詞には、フードゥーやジプシーの予言など、南部の文化が色濃く反映されています。
強烈なギターリフとリトル・ウォルターのハーモニカが印象的な本作は、1954年1月7日に録音され、その年のR&Bチャートで3位を記録。
ウォーターズさんにとって最大のヒット曲となりました。
ストップタイムの技法を使った緊張感のある演奏は、後のロック音楽にも大きな影響を与えています。
ブルースの魅力を存分に味わいたい方におすすめの1曲です。
Double TroubleOtis Rush

オーティス・ラッシュは、ミシシッピ州フィラデルフィア出身のギタリスト、シンガー。
「Double Trouble」はマイナーブルースの名曲で、オーティス・ラッシュから影響を受けたスティーヴィー・レイ・ヴォーンがバンド名として使用しています。
ビデオはエリック・クラプトンの演奏です。
Devil Got My WomanSkip James

デルタ・ブルースの伝説的シンガーとして知られるスキップ・ジェームスさんの代表曲といえば、この作品でしょう。
誠実さに満ちたデルタ・ブルースの特徴が随所に表れ、個人的な苦悩や絶望、善悪の葛藤を描いた歌詞が心に響きます。
独特のフィンガーピッキングと魂を揺さぶるボーカルが織りなす音世界は、ブルースファンならずとも必聴の一曲です。
1968年にリリースされたアルバム『Devil Got My Woman』に収録され、2001年の映画『ゴースト・ワールド』でも使用されました。
ブルースの真髄に触れたい方や、人間の内なる葛藤を描いた楽曲をお探しの方におすすめです。
I’m a King BeeSlim Harpo

スワンプ・ブルースの名曲として知られる本作は、ミツバチのメタファーを用いた強烈な性的暗示が特徴的です。
シンプルな楽器編成とリズムで、Slim Harpoさんの独特なハーモニカとボーカルが際立ちます。
1957年にリリースされた本作は、後にローリング・ストーンズなど多くのアーティストにカバーされ、ブルースの代表曲としての地位を確立。
2008年にはグラミー・ホール・オブ・フェイムに登録されるなど、その影響力は計り知れません。
ブルースの魅力を存分に味わいたい方や、ロックの源流に触れたい方にお勧めの一曲です。
ブルースの名曲~戦前ブルースからブルース・ロックまで(61〜70)
Dead Letter BluesSon House

デルタ・ブルースの重要人物であるサン・ハウスさんの魂の叫びを感じられる一曲。
愛する人の死を伝える手紙を受け取った主人公の深い悲しみと喪失感が、サン・ハウスさんの力強いボーカルとスライドギターによって鮮烈に表現されています。
本作は1965年4月、アルバム『Father of Folk Blues』に収録。
2019年にはHBOのドラマ『True Detective』シーズン3のテーマソングとしてカバー曲が使用されました。
ブルースの真髄に触れたい方、人生の悲哀を歌に求める方におすすめの一曲です。
Stomy MondayT-Bone Walker

T-ボーン・ウォーカーはテキサス州出身のブルース・ギタリスト、シンガー。
「Stormy Monday」ブルースの定番の曲ですが、アマチュアバンドでは、あまり演奏しているのを見かけたことがありません。
ジャズ風のアレンジでモダン・ブルースの父と称されるのがうなずける名曲です。
Statesboro BluesThe Allman Brothers Band

もともと、人気があったブルースのミュージシャン、ブラインド・ウィリー・マクテルによってレコーディングされた曲。
Duane Allmanはこの曲を何度も練習し、ボトルネックスライドギターを演奏することを学びました。
彼の葬儀では、Dickey Bettsのギターによってこの曲が演奏されています。





