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ブルースの名曲~戦前ブルースからブルース・ロックまで

ロックンロールにおけるインスピレーションの源であり、音楽史に残るバンドやアーティストの大物たちが愛してやまないブルースは、聴けば聴くほどその奥深さに驚嘆させられる音楽ジャンルです。

とはいえ、何となく興味があっても敷居の高さを感じられているロック好きな方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

本稿ではこれからブルースの世界へと足を踏み入れようとしている方に向けて、ブルースを語る上で外せない名曲や人気曲を戦前のブルースからシカゴ・ブルース、ブルース・ロックなどの楽曲も含めて一挙ご紹介します!

もくじ

ブルースの名曲~戦前ブルースからブルース・ロックまで(41〜60)

I’m a King BeeSlim Harpo

スワンプ・ブルースの名曲として知られる本作は、ミツバチのメタファーを用いた強烈な性的暗示が特徴的です。

シンプルな楽器編成とリズムで、Slim Harpoさんの独特なハーモニカとボーカルが際立ちます。

1957年にリリースされた本作は、後にローリング・ストーンズなど多くのアーティストにカバーされ、ブルースの代表曲としての地位を確立。

2008年にはグラミー・ホール・オブ・フェイムに登録されるなど、その影響力は計り知れません。

ブルースの魅力を存分に味わいたい方や、ロックの源流に触れたい方にお勧めの一曲です。

Dead Letter BluesSon House

デルタ・ブルースの重要人物であるサン・ハウスさんの魂の叫びを感じられる一曲。

愛する人の死を伝える手紙を受け取った主人公の深い悲しみと喪失感が、サン・ハウスさんの力強いボーカルとスライドギターによって鮮烈に表現されています。

本作は1965年4月、アルバム『Father of Folk Blues』に収録。

2019年にはHBOのドラマ『True Detective』シーズン3のテーマソングとしてカバー曲が使用されました。

ブルースの真髄に触れたい方、人生の悲哀を歌に求める方におすすめの一曲です。

Rock Me, BabyB.B. King

B.B.キングは、ミシシッピ州イッタベーナ出身の最も有名なブルースギタリスト。

「Rock Me, Baby」は、全編にエレクトリックブルースギターのテクニックが散らばった演奏が楽しめます。

歌っているときはギターを弾かないというB.Bスタイルです。

West Coast BluesBlind Blake

内海利勝 – west coast blues【MV】
West Coast BluesBlind Blake

アーサー・”ブラインド”・ブレイク(Arthur “Blind” Blake, 1896年 – 1934年12月1日)は、1920年代のブルース、ラグタイムギタリスト。

「West Coast Blues」はピアノサウンドギターと呼ばれたラグタイム奏法の原点とも言える曲。

Bo DiddleyBo Diddley

Bo Diddley – Bo Diddley [stereo]
Bo DiddleyBo Diddley

この曲の歌詞は、アメリカのフォークソング「Mockingbird」にインスパイアされています。

Ellas Batesで生まれ、ディープサウスの楽器であるDiddley Bowからステージ名をとったBo Diddleyが歌詞を書き直し、1955年にリリースし、リズム&ブルースチャートでNo.1を獲得しています。

Pony BluesCharlie Patton

Charlie Patton – Pony Blues – Original
Pony BluesCharlie Patton

チャーリー・パットンは、デルタ・ブルースを形作った一人といわれています。

「ポニー・ブルース」は1929年にパラマウントから発売された曲で、初期のデルタブルースらしくシンプルで力強い作品になっています。

ギターのベース・ノートをたたくように弾いているのが伝わってきます。