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ブルースの名曲~戦前ブルースからブルース・ロックまで

ロックンロールにおけるインスピレーションの源であり、音楽史に残るバンドやアーティストの大物たちが愛してやまないブルースは、聴けば聴くほどその奥深さに驚嘆させられる音楽ジャンルです。

とはいえ、何となく興味があっても敷居の高さを感じられているロック好きな方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

本稿ではこれからブルースの世界へと足を踏み入れようとしている方に向けて、ブルースを語る上で外せない名曲や人気曲を戦前のブルースからシカゴ・ブルース、ブルース・ロックなどの楽曲も含めて一挙ご紹介します!

ブルースの名曲~戦前ブルースからブルース・ロックまで(61〜70)

Devil Got My WomanSkip James

デルタ・ブルースの伝説的シンガーとして知られるスキップ・ジェームスさんの代表曲といえば、この作品でしょう。

誠実さに満ちたデルタ・ブルースの特徴が随所に表れ、個人的な苦悩や絶望、善悪の葛藤を描いた歌詞が心に響きます。

独特のフィンガーピッキングと魂を揺さぶるボーカルが織りなす音世界は、ブルースファンならずとも必聴の一曲です。

1968年にリリースされたアルバム『Devil Got My Woman』に収録され、2001年の映画『ゴースト・ワールド』でも使用されました。

ブルースの真髄に触れたい方や、人間の内なる葛藤を描いた楽曲をお探しの方におすすめです。

Dead Letter BluesSon House

デルタ・ブルースの重要人物であるサン・ハウスさんの魂の叫びを感じられる一曲。

愛する人の死を伝える手紙を受け取った主人公の深い悲しみと喪失感が、サン・ハウスさんの力強いボーカルとスライドギターによって鮮烈に表現されています。

本作は1965年4月、アルバム『Father of Folk Blues』に収録。

2019年にはHBOのドラマ『True Detective』シーズン3のテーマソングとしてカバー曲が使用されました。

ブルースの真髄に触れたい方、人生の悲哀を歌に求める方におすすめの一曲です。

Statesboro BluesThe Allman Brothers Band

もともと、人気があったブルースのミュージシャン、ブラインド・ウィリー・マクテルによってレコーディングされた曲。

Duane Allmanはこの曲を何度も練習し、ボトルネックスライドギターを演奏することを学びました。

彼の葬儀では、Dickey Bettsのギターによってこの曲が演奏されています。

Please Come Home For ChristmasCharles Brown

チャールズ・ブラウンは、テキサス州テキサスシティ生まれの、ブルース・ピアニスト、シンガー。

『Please Come Home for Christmas』は、甘い洗練されたバラードでボン・ジョヴィはじめ多くのアーティストがカバーしています。

Boogie Chillen’John Lee Hooker

ミシシッピ州のプランテーションで育ったJohn lee Hokkerは、1948年にデトロイトのレコードストア兼レーベルのBernard Besmanのオフィスに現れデモを行ったことから、本格的なキャリアをスタートさせています。

このヒット曲のボーカル、ギターなどは全てJohn自身がひとりでパフォーマンスしており、足踏みのタッピング音は、彼の靴の裏に付けられたボトルキャップから出されています。

Choo choo ch’boogieLouis Jordan

ルイ・ジョーダンは、アーカンソー州生まれのビッグバンド・ジャズとブルース要素を併せ持つ音楽のサックス奏者。

ジャンプ・ブルースに分類される。

「Choo choo ch’boogie」は、スウィング感あふれるジャンプ・ブルースの名曲です。

Just Want To Make Love To YouMuddy Waters

マディ・ウォーターズは、シカゴ・ブルースの基礎を作った功績をたたえて「シカゴ・ブルースの父」と称されています。

「I Just Want To Make Love To You」は、ウィリーディクスン作曲。

初レコーディングはマディ・ウォーターズで、1954年4月。

バンドスタイルで演奏されるシカゴ・ブルースで、渋いピアノにハーモニカソロが雰囲気満点。

お酒が飲みたくなってきます。