ブルースの名曲~戦前ブルースからブルース・ロックまで
ロックンロールにおけるインスピレーションの源であり、音楽史に残るバンドやアーティストの大物たちが愛してやまないブルースは、聴けば聴くほどその奥深さに驚嘆させられる音楽ジャンルです。
とはいえ、何となく興味があっても敷居の高さを感じられているロック好きな方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
本稿ではこれからブルースの世界へと足を踏み入れようとしている方に向けて、ブルースを語る上で外せない名曲や人気曲を戦前のブルースからシカゴ・ブルース、ブルース・ロックなどの楽曲も含めて一挙ご紹介します!
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ブルースの名曲~戦前ブルースからブルース・ロックまで(1〜20)
CrossroadRobert Johnson

異次元のギターテクニックを持つことで有名な、伝説のブルース・ミュージシャン、ロバート・ジョンソンさん。
その高いギターテクニックから生前、ファンや関係者の間で「十字路で悪魔に魂を売り渡して、その引き換えにテクニックを身につけた」というウワサが広まっていたそうです。
こちらの『Crossroad』は、そんな彼のギターテクニックや音楽性がつまった作品で、弾き語りでありながら、狂いのないパーフェクトなギターテクニックを味わえます。
Born Under A Bad SignAlbert King

B.B.キングさんやフレディ・キングさんと並ぶ、ブルース界の3大キングとして愛されたブルース・ギタリスト、アルバート・キングさん。
ハイレベルなギターテクニックはもちろんのこと、音楽性も高い評価を受けており、晩年はロックの要素が強いブルースの作品をリリースしていました。
こちらの『Born Under A Bad Sign』は、そんな彼の名曲として名高い作品で、当時のR&Bのチャートでは大ヒットを記録しました。
I Can’t Quit You BabyOtis Rush

フィラデルフィア出身のブルース・ギタリスト、オーティス・ラッシュさん。
いわゆるシカゴ・ブルースの代表的なアーティストで、バディ・ガイさんやマジック・サムさんらとともに、シカゴ・ブルースの発展に大きく貢献しました。
そんな彼の名曲としてオススメしたいのが、こちらの『I Can’t Quit You Baby』。
ウェストスタイルのギタープレイが非常に印象的な作品で、レッド・ツェッペリンやローリング・ストーンズなどにもカバーされました。
Nobody Knows You When You’re Down And OutBessie Smith

ブルースの女帝と呼ばれたベッシー・スミスさんの代表曲といえば、この作品がまず挙げられるでしょう。
かつての栄華を失い、孤独と絶望に陥った主人公の心境を描いた歌詞は、ブルースならではの人生の機微を余すところなく表現。
1929年5月15日にニューヨークで録音された本作は、ベッシー・スミスさんが自身の人生を重ね合わせて歌い上げたことで、より一層深みのある名演となりました。
栄華と転落、友情の儚さ、人生の不条理というブルースの真髄に触れられる一曲は、ブルースを深く知りたい方にはもちろん、人生に思うところのある方にもおすすめです。
Match Box BluesBlind Lemon Jefferson

カントリー・ブルースや戦前ブルースの代表的なアーティストとして知られている、ブルース・シンガーのブラインド・レモン・ジェファーソンさん。
ライトニン・ホプキンスさんやT-ボーン・ウォーカーさんなども強い影響を受けたと言われており、のちのモダン・ジャズやブルース・ロックへの礎を築きました。
そんな彼の名曲として名高い作品が、こちらの『Match Box Blues』。
1920年代のブルースなので、歴史を知りたい方にオススメです。