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ブルースの名曲~戦前ブルースからブルース・ロックまで

ブルースの名曲~戦前ブルースからブルース・ロックまで
最終更新:

ロックンロールにおけるインスピレーションの源であり、音楽史に残るバンドやアーティストの大物たちが愛してやまないブルースは、聴けば聴くほどその奥深さに驚嘆させられる音楽ジャンルです。

とはいえ、何となく興味があっても敷居の高さを感じられているロック好きな方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

本稿ではこれからブルースの世界へと足を踏み入れようとしている方に向けて、ブルースを語る上で外せない名曲や人気曲を戦前のブルースからシカゴ・ブルース、ブルース・ロックなどの楽曲も含めて一挙ご紹介します!

もくじ

ブルースの名曲~戦前ブルースからブルース・ロックまで(1〜20)

The Thrill Is GoneB.B. King

ブルースを語る上で、絶対に外せない偉大なギタリスト、B.B.キングさん。

ギタリストとしての実力はもちろんのこと、音楽性に関しても非常に評価されているギタリストです。

彼が現れるまでは、6/8拍子を主体にした、いわゆる泥臭いブルースが主流でしたが、彼は都会的な洗練されたメロディーをブルースにアレンジしていました。

そんな彼の音楽性をたっぷりと味わえる名曲が、こちらの『The Thrill Is Gone』です。

いい意味でブルースの「らしさ」を感じさせない、メロディーを要チェック!

Red HouseJimi Hendrix

Jimi Hendrix – Red House – Santa Clara 1969
Red HouseJimi Hendrix

ハイレベルなギターテクニックで世界中のファンから愛された伝説のギタリスト、ジミ・ヘンドリックスさん。

日本では「ジミヘン」の愛称でおなじみですね。

左利きでありながら、右利きのギターを逆さに持つスタイルが特徴的で、現在のギタリストに多大な影響を与えてきました。

そんな彼の名曲としてオススメしたいのが、こちらの『Red House』。

ロックの印象が強い彼ですが、この曲は彼の代表的なブルースの曲として、現在もなお、愛されています。

Boom boomJohn Lee Hooker

独特のブギ・スタイルで国際的な人気を集めたミシシッピー州出身の、ブルース・ミュージシャン、ジョン・リー・フッカーさん。

50年をこえるキャリアの持ち主で、そのスタイルと風格から「キング・オブ・ブギ」の愛称で親しまれていました。

こちらの『Boom boom』は、彼の名盤として名高いアルバム『Greatest Hits Vol. 2』に収録された曲で、優れた音楽性が評価され、グラミー賞の最優秀トラディショナル・ブルース・アルバム賞を受賞しました。

Mojo HandLightning’ Hopkins

Mojo Hand – Sam Lightnin’ Hopkins (Live Accoustic)
Mojo HandLightning’ Hopkins

カントリー・ブルースの代表的なミュージシャンとして知られている、ライトニン・ホプキンスさん。

彼はほかのブルース・ミュージシャンと一線を画した存在で、反戦や平和を題材にしたものや、リスナーを元気づけてくれるようなリリックの作品を多くリリースしていました。

こちらの『Mojo Hand』は、そんな彼の曲のなかでは珍しい、ストレートなラブソングに仕上げられています。

好きな女性にほかの恋人ができないように、ブードゥー教のお守りを買いに行くという、狂気じみたリリックにも注目です!

Got My Mojo WorkingMuddy Waters

シカゴ・ブルースを語る上で、最も重要な人物の1人、マディ・ウォーターズさん。

「シカゴ・ブルースの父」と呼ばれており、シカゴ・ブルースの形成に大きく影響を与えました。

こちらの『Got My Mojo Working』は、そんな彼の名曲として名高い作品で、彼の魅力である、豪快なボトルネック・ギターと深みのあるソウルフルなボーカルが味わえる作品です。

原曲はゴスペルシンガーのアン・コールさんなのですが、マディさんのバージョンは大きくアレンジが加えられているので、違いを楽しみたいという方は、ぜひ聴き比べてください。

Born Under A Bad SignAlbert King

Albert King – 1981 – Born Under A Bad Sign
Born Under A Bad SignAlbert King

B.B.キングさんやフレディ・キングさんと並ぶ、ブルース界の3大キングとして愛されたブルース・ギタリスト、アルバート・キングさん。

ハイレベルなギターテクニックはもちろんのこと、音楽性も高い評価を受けており、晩年はロックの要素が強いブルースの作品をリリースしていました。

こちらの『Born Under A Bad Sign』は、そんな彼の名曲として名高い作品で、当時のR&Bのチャートでは大ヒットを記録しました。