ブルースの名曲~戦前ブルースからブルース・ロックまで
ロックンロールにおけるインスピレーションの源であり、音楽史に残るバンドやアーティストの大物たちが愛してやまないブルースは、聴けば聴くほどその奥深さに驚嘆させられる音楽ジャンルです。
とはいえ、何となく興味があっても敷居の高さを感じられているロック好きな方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
本稿ではこれからブルースの世界へと足を踏み入れようとしている方に向けて、ブルースを語る上で外せない名曲や人気曲を戦前のブルースからシカゴ・ブルース、ブルース・ロックなどの楽曲も含めて一挙ご紹介します!
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ブルースの名曲~戦前ブルースからブルース・ロックまで(41〜50)
Smoking GunRobert Cray

悪魔的な魅力を放つブルース・ロックの金字塔として知られる本作。
1986年に発表されたロバート・クレイさんの名盤『Strong Persuader』からのリード・シングルとして、ビルボード・チャートを席巻しました。
不倫をテーマに据え、疑惑と裏切りの狭間で揺れ動く心情を鮮やかに描き出しています。
クレイさんの魂を揺さぶるボーカルと卓越したギター・スキルが、浮気をしたパートナーの後を追う人物の葛藤を見事に表現。
アルバート・キングさんやマディ・ウォーターズさんといった伝説的ブルースマンの影響を感じさせつつ、現代的な解釈を加えた意欲作です。
恋愛の苦悩を味わっている方や、ブルースの奥深さに触れたい方にぜひおすすめしたい1曲です。
ブルースの名曲~戦前ブルースからブルース・ロックまで(51〜60)
Pride and JoyStevie Ray Vaughan

テキサスのシンガー兼ギタリストの、Stevie Ray Vaughanが、バックアップ・バンドのDouble Troubleとともに1983年にリリースした曲。
彼の最も有名な曲のひとつです。
彼は2015年に、ロックンロールの殿堂入りを果たしています。
Hoochie Coochie ManWillie Dixon

ウィリー・ディクスンはミシシッピ州ヴィックスバーグ生まれの、ソングライター、プロデューサー、ベーシスト、歌手。
ブルースの有名曲の多くを作曲。
Hoochie Coochie Manは、マディ・ウォーターズが歌って大ヒットした曲ですが、元はウィリー・ディクスンの作品です。
Get BackBig Bill Broonzy

ブルースの根源的な力を感じさせる名曲です。
社会の不平等と人種差別に対する怒りと悲しみが、ビッグ・ビル・ブルーンジーさんの力強い歌声とギターに込められています。
2007年1月にリリースされたこの楽曲は、彼の代表作の1つとして広く知られており、ブルース・リバイバルの時代を象徴する重要な1曲となっています。
本作は、ブルースの歴史や社会問題に関心のある方はもちろん、音楽を通じて人々の声を聴きたいという方にもおすすめです。
ビッグ・ビル・ブルーンジーさんの人生経験が滲み出た、心に響く珠玉の1曲をぜひ味わってみてください。
West Coast BluesBlind Blake

アーサー・”ブラインド”・ブレイク(Arthur “Blind” Blake, 1896年 – 1934年12月1日)は、1920年代のブルース、ラグタイムギタリスト。
「West Coast Blues」はピアノサウンドギターと呼ばれたラグタイム奏法の原点とも言える曲。
Bo DiddleyBo Diddley

この曲の歌詞は、アメリカのフォークソング「Mockingbird」にインスパイアされています。
Ellas Batesで生まれ、ディープサウスの楽器であるDiddley Bowからステージ名をとったBo Diddleyが歌詞を書き直し、1955年にリリースし、リズム&ブルースチャートでNo.1を獲得しています。
I’m a ManBo Diddley

力強いリズムと男性の自信に満ちた歌声が、聴く人の心に響く一曲です。
曲中に登場する「M-A-N」のスペルアウトは、男らしさを誇示する象徴的なフレーズとして印象的ですね。
1955年4月にChecker Recordsからリリースされたこの楽曲は、Bo Diddleyさんのデビューアルバム『Bo Diddley』にも収録されており、彼の代表曲として多くのコンピレーションアルバムにも収められています。
2011年に全米録音資料登録簿に登録されるなど、その歴史的価値も高く評価されているんですよ。
自信に満ちあふれた歌詞の世界観を楽しみたい方や、ブルースの根源的な魅力を感じたい方にぜひおすすめしたい一曲です。