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ブルースの名曲~戦前ブルースからブルース・ロックまで

ロックンロールにおけるインスピレーションの源であり、音楽史に残るバンドやアーティストの大物たちが愛してやまないブルースは、聴けば聴くほどその奥深さに驚嘆させられる音楽ジャンルです。

とはいえ、何となく興味があっても敷居の高さを感じられているロック好きな方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

本稿ではこれからブルースの世界へと足を踏み入れようとしている方に向けて、ブルースを語る上で外せない名曲や人気曲を戦前のブルースからシカゴ・ブルース、ブルース・ロックなどの楽曲も含めて一挙ご紹介します!

ブルースの名曲~戦前ブルースからブルース・ロックまで(41〜50)

Baby Please Don’t GoBig Joe Williams

ブルースの伝説的な歌を、ぜひともご紹介させてください。

1935年に録音されたこの曲は、離れゆく恋人への切ない想いを歌い上げた名曲です。

Big Joe Williamsさんの独特な9弦ギターと、感情のこもった歌声が魂を揺さぶります。

本作は、その後多くのアーティストによってカバーされ、ブルースの金字塔として知られています。

1953年にはMuddy Watersさんがシカゴブルースのスタイルで再解釈し、さらなる注目を集めました。

恋の切なさや孤独感に共感したい方、ブルースの真髄に触れたい方におすすめの一曲です。

心に響く歌詞と力強いリズムが、聴く人の心を掴んで離さないことでしょう。

ブルースの名曲~戦前ブルースからブルース・ロックまで(51〜60)

West Coast BluesBlind Blake

内海利勝 – west coast blues【MV】
West Coast BluesBlind Blake

アーサー・”ブラインド”・ブレイク(Arthur “Blind” Blake, 1896年 – 1934年12月1日)は、1920年代のブルース、ラグタイムギタリスト。

「West Coast Blues」はピアノサウンドギターと呼ばれたラグタイム奏法の原点とも言える曲。

Bo DiddleyBo Diddley

Bo Diddley – Bo Diddley [stereo]
Bo DiddleyBo Diddley

この曲の歌詞は、アメリカのフォークソング「Mockingbird」にインスパイアされています。

Ellas Batesで生まれ、ディープサウスの楽器であるDiddley Bowからステージ名をとったBo Diddleyが歌詞を書き直し、1955年にリリースし、リズム&ブルースチャートでNo.1を獲得しています。

I’m a ManBo Diddley

Bo Diddley – I’m A Man (From “Legends of Rock ‘n’ Roll”)
I’m a ManBo Diddley

力強いリズムと男性の自信に満ちた歌声が、聴く人の心に響く一曲です。

曲中に登場する「M-A-N」のスペルアウトは、男らしさを誇示する象徴的なフレーズとして印象的ですね。

1955年4月にChecker Recordsからリリースされたこの楽曲は、Bo Diddleyさんのデビューアルバム『Bo Diddley』にも収録されており、彼の代表曲として多くのコンピレーションアルバムにも収められています。

2011年に全米録音資料登録簿に登録されるなど、その歴史的価値も高く評価されているんですよ。

自信に満ちあふれた歌詞の世界観を楽しみたい方や、ブルースの根源的な魅力を感じたい方にぜひおすすめしたい一曲です。

Pony BluesCharlie Patton

Charlie Patton – Pony Blues – Original
Pony BluesCharlie Patton

チャーリー・パットンは、デルタ・ブルースを形作った一人といわれています。

「ポニー・ブルース」は1929年にパラマウントから発売された曲で、初期のデルタブルースらしくシンプルで力強い作品になっています。

ギターのベース・ノートをたたくように弾いているのが伝わってきます。

MaybelleneChuck Berry

Chuck Berry – Maybellene (live 1958)
MaybelleneChuck Berry

ボブ・ウィルズ&テキサス・プレイボーイの50年代初めのヒルビリー・ソング「アイダ・レッド」から進化した曲です。

男性にだまされ続ける少女の物語を伝えている曲で、さまざまな車が歌詞に登場します。

Chuck Berryがこの曲をレコーディングした時、彼は29歳でした。

Smokestack LightningHowlin’ Wolf

ブルース史に燦然と輝く名曲の1つが、ハウリン・ウルフさんによって1956年に録音されたこの楽曲です。

蒸気機関車の力強さを象徴する歌詞には、孤独や苦悩、自由への憧れが込められており、ウルフさんの生々しいボーカルがその感情を見事に表現しています。

本作は、1999年にグラミー殿堂入りを果たし、2009年には米議会図書館の国立録音登録簿に永久保存されるなど、その歴史的価値が広く認められています。

ブルースの奥深さに触れたい方、人生の機微を音楽で感じたい方に、ぜひ聴いていただきたい1曲です。