日本のブルースの名曲。音や歌に酔いしれる邦楽ブルース
ブルースといえばどんな曲を思い浮かべますか?
もともとはアメリカに移民したアフリカ系の民族の中から生まれた音楽で、貧しい人々の悲しみや嘆きを歌ったものからはじまりました。
楽器を主体としたジャズに比べて、ブルースはギターと歌をメインに楽しめる魅力があると思います。
日本のブルースはとても味わい深く、ゆったりと聞くのにおすすめですよ!
音に酔いしれるようなグルーヴや歌い手の情感がこもったブルース、いつの時代も心を打たれますね。
日本のブルースの名曲。音や歌に酔いしれる邦楽ブルース(31〜40)
平日のブルースback number

シングル『わたがし』のカップリングで、さわやかで疾走感にあふれたロックナンバー。
イントロのギターが印象的ですよね。
ブルースの雰囲気というよりもちょっとなつかしい感じと元気をもらえる、そんな1曲です。
自分らしさって何だろう?と問いかけていて、今に悩んでいる人にぜひ聴いてほしいです。
置かれた状況で精いっぱい生きるたいせつさを歌っていますよ。
『平日のブルース』の名のとおり、日常に寄りそってくれる1曲なので普段からヘビロテしていきたいですね!
裏切りの街角甲斐バンド

『裏切りの街角』は1975年にリリースされた2枚目のシングルです。
甲斐バンドにとって初のオリコンベスト10入りになった曲で、じわじわと広がっていきました。
昔ながらのメロディーとせつない雰囲気がとてもいいですよね。
リズムよく刻まれながらもゆったりとしたサウンドに熱さを感じ、ノスタルジックな気持ちになります。
たいせつな人が地元を離れ去っていく……そんな瞬間を淡々と歌っているのが印象的で味わい深い1曲です。
暗い港のブルースザ・キングトーンズ

ザ・キング・トーンズが1971年5月にリリースしたシングルです。
元々は早川博二が作った曲で、薩摩忠による歌詞が付けられフランク赤木が歌いました。
なかにし礼によって歌詞が書き直されたのがザ・キング・トーンズ盤です。
ダミーロックとブルースGLIM SPANKY

ロックバンド、GLIM SPANKYのファーストミニアルバム『MUSIC FREAK』の1曲目に収録された楽曲。
その衝撃、骨太なサウンドに松尾レミさんのハスキーな歌声が力強く混ざり合ってシビれます。
シンプルながらもリズムが心地よくてその雰囲気はまさにブルージー。
この濃厚さは『ダミーロックとブルース』をおともにご飯が進みそうなくらいです……いや、ご飯もいいけどやっぱり好きなドリンクですかね。
日々の悩みや不安、煮え切らない思いを燃やし尽くしてくれるナンバーです。
夜明けのブルース五木ひろし

『夜明けのブルース』は愛媛県の松山の繁華街、二番町での恋愛をうたったご当地ソングです。
この曲がきっかけで松山市の観光大使に任命されました。
五木ひろしさんの色っぽい歌声にうっとりしますね。
とってもすてき……渋い!
ポップスに近い聴きやすさでどんな年代の方でも親しめる1曲だと思います。
ミュージックビデオでは、五木ひろしさん自身がギターソロを披露している姿もかっこいいので、そちらも注目してみてください!
日本のブルースの名曲。音や歌に酔いしれる邦楽ブルース(41〜50)
宗右衛門町ブルース平和勝次とダークホース

平和勝次とダークホースのヒット曲です。
元々は自主制作盤として作られ、有線放送に預けられたところ評判になりました。
そして1972年12月にメジャー盤がリリースされたのです。
この曲の影響で、宗右衛門町の全国的な知名度が上昇したそうです。
東京ブルース淡谷のり子

日本シャンソンのパイオニアでもあるブルースの女王、淡谷のり子さんが1939年に発表した楽曲です。
今では味わえない音や雰囲気に良い意味で時代を感じますよね。
今ではレトロに思えるワードも当時ではきっと都会的なもの。
淡谷のり子さんの圧倒的なオーラと情感豊かな表現がかっこよくてよりブルースらしさを感じられます。
東京や日本の発展への願いもこめられていたのでしょうか。
日常的な光景と未来への希望が浮かんでくるような1曲です。