日本のブルースの名曲。音や歌に酔いしれる邦楽ブルース
ブルースといえばどんな曲を思い浮かべますか?
もともとはアメリカに移民したアフリカ系の民族の中から生まれた音楽で、貧しい人々の悲しみや嘆きを歌ったものからはじまりました。
楽器を主体としたジャズに比べて、ブルースはギターと歌をメインに楽しめる魅力があると思います。
日本のブルースはとても味わい深く、ゆったりと聞くのにおすすめですよ!
音に酔いしれるようなグルーヴや歌い手の情感がこもったブルース、いつの時代も心を打たれますね。
日本のブルースの名曲。音や歌に酔いしれる邦楽ブルース(21〜30)
YOKOHAMA bluesSEKAI NO OWARI

さわやかな海の香りがするミディアムナンバー。
セカオワにとってゆかりの地である、横浜を舞台にした恋愛模様を描いています。
せつない雰囲気があふれていますね。
情熱的なブルースもかっこいいですが、こういったムード満点でオシャレな感じも最高です!
ゆったりと浮遊感のあるサウンドが心地よくて、海辺を歩きたくなるような気持ちにさせてくれますよ。
すてきな思い出も、ほろ苦い思い出もすべてを包み込んでくれると思います。
なつかしい記憶をたどってみてくださいね。
女のブルース藤圭子

藤圭子のセカンドシングルで、1970年2月にリリースされました。
藤にとって初めてオリコンのウイークリーチャートで1位にランクインした楽曲で、110万枚を売り上げるヒット曲となりました。
なお、B面には「あなた任せのブルース」が収録されました。
30年SION

福山雅治さんが敬愛する山口県生まれのシンガーソングライターSIONさん。
『30年』は過ごしてきた日々を歌うブルースナンバーです。
しっとりとやさしく包み込んでくれる、SIONさんのハスキーで語りかけるような歌声がすてきですよね。
ずっと聴いていたくなるような安心感も覚えます。
みなさんにとっての30年の年月はどんな意味あいを持ちますか?
『30年』を聴けばきっといろいろな感情が浮かんでくると思います。
涙なしには聴けません。
別れのブルース淡谷のり子

日本シャンソンのパイオニアでもあるブルースの女王、淡谷のり子さんが1937年に発表した楽曲です。
今では味わえない音や雰囲気に良い意味で時代を感じますよね。
港町の風景とはかない恋愛を描いた歌詞が心に響きます。
淡谷のり子さんの圧倒的なオーラと情感豊かな表現がかっこよくてよりブルースらしさを感じられます。
日本コロムビアからリリースされ大流行した本作。
満州の将兵たちにも熱狂的に受け入れられました。
日常的な光景と切ない恋心が浮かんでくるような1曲です。
ゆったりとした夜に、しっとりと聴きたいブルースの名曲ですよ。
ブルースUNICORN

ユニコーンの『ブルース』は1991年にリリースされたシングル曲です。
労働賛歌でドラムの川西幸一さんが作詞・作曲を手掛けていて、どこかエスニックな雰囲気も感じるナンバーです。
ゆったりと安心感のあるサウンドに、奥田民生さんの低音ボイスが乗っかって独特の心地よさが生まれている印象がしますね。
ユニコーンらしい遊び心と哀愁感もたまらないです。
とても人気のある楽曲ですが、オリジナルアルバム未収録となっている珍しい1曲です。
奥田民生さん自身が『ブルース』を気に入っていてソロライブでもよく披露されていました。
中の島ブルース秋庭豊 & アローナイツ

秋庭豊とアローナイツがまだアマチュアバンドだった頃に作られた曲で。
1973年に自主制作盤がリリースされました。
メジャー盤は1975年に発売されています。
なお、内山田洋とクール・ファイブも同じ曲を歌っています。
さすらいのブルース和田アキ子

和田アキ子が1970年7月にリリースしたシングルです。
オリコンのウィークリーチャートには22回登場しており、最高順位は28位です。
女の生きざまを歌った曲ですね。
作詞はなかにし礼、作曲はピアニストでもある鈴木邦彦です。