日本のブルースの名曲。音や歌に酔いしれる邦楽ブルース
ブルースといえばどんな曲を思い浮かべますか?
もともとはアメリカに移民したアフリカ系の民族の中から生まれた音楽で、貧しい人々の悲しみや嘆きを歌ったものからはじまりました。
楽器を主体としたジャズに比べて、ブルースはギターと歌をメインに楽しめる魅力があると思います。
日本のブルースはとても味わい深く、ゆったりと聞くのにおすすめですよ!
音に酔いしれるようなグルーヴや歌い手の情感がこもったブルース、いつの時代も心を打たれますね。
日本のブルースの名曲。音や歌に酔いしれる邦楽ブルース(41〜50)
思案橋ブルース中井昭、高橋勝とコロラティーノ

中井昭・高橋勝とコロラティーノのデビューシングル作品、『思案橋ブルース』。
競いあっていた、内山田洋とクールファイブの『長崎は今日も雨だった』と並ぶ、当時の長崎ご当地ソング大ヒット曲でこの曲も盛り上がりました。
哀愁ただようしっとりとした雰囲気で、ムード満点ですね。
長崎の地で聴いてみたいです。
美空ひばりさんや前川清さん、現代では水森かおりさんや三山ひろしさんがカバーするなど、多くのアーティストに愛され歌い継がれています。
日本のブルースの名曲。音や歌に酔いしれる邦楽ブルース(51〜60)
三の宮ブルース森雄二とサザンクロス

森雄二とサザンクロスのシングルで、神戸市の中心街である三宮を舞台とした曲です。
女性が男性と待ち合わせるものの、結局は来ないという寂しい内容ですね。
なお、森雄二とサザンクロスは1995年に再結成されています。
恍惚のブルース青江三奈

日本のブルースと言えば彼女は外せないでしょう。
ブルースの女王といわれた青江三奈さんのデビュー曲『恍惚のブルース』。
80万枚を超える大ヒットとなりました。
性愛を描いた1曲で快楽におぼれていくようすを歌っています。
現代では過激に思えるかもしれませんが、今聴いてもかっこよいというかエモさを感じます。
スローテンポでじっくりと歌い上げる青江三奈さんのハスキーボイスも魅力的ですよね。
味わい深い1曲。
ぜひ聴いてみてくださいね。
波止場女のブルース森進一

森進一が1970年6月にリリースしたシングルで、オリコンチャートでは最高で2位にランクインし、第12回日本レコード大賞では歌唱賞を受賞しました。
作詞は小説家としても活躍するなかにし礼です。
この曲をモチーフにした映画も同年に公開されています。
島のブルース三沢あけみ、和田弘とマヒナスターズ

三沢あけみ・和田弘とマヒナスターズが1963年4月にリリースしたシングルです。
作詞者の渡久地政信が子どもの頃に住んでいたという奄美大島を舞台にした曲で、指笛の音が入っているのが特徴ですね。
第14回NHK紅白歌合戦でも歌われました。
稚内ブルース原みつるとシャネル・ファイブ

原みつるとシャネル・ファイブのデビューシングルで、1971年7月にリリースされました。
作詞作曲はロカビリー歌手として活動していたことのある藤本卓也です。
なお、鳥羽一郎が同じタイトルのシングルをリリースしていますが、別の曲です。
雑踏忌野清志郎

破天荒なキャラクターと味のある音楽性で多くの方に愛されたシンガーソングライター、忌野清志郎さん。
ロックやパンクを代表するシンガーですが、その親戚のような存在でもあるブルースを軸にした楽曲もリリースしています。
その中でも特にオススメしたい1曲が、こちらの『雑踏』。
忌野清志郎さんの個性的な声色は、意外にもブルースとの相性がバツグンです。
渋さのなかにも淡さを秘めたブルースを聴きたいという方にオススメの1曲です。