日本のブルースの名曲。音や歌に酔いしれる邦楽ブルース
ブルースといえばどんな曲を思い浮かべますか?
もともとはアメリカに移民したアフリカ系の民族の中から生まれた音楽で、貧しい人々の悲しみや嘆きを歌ったものからはじまりました。
楽器を主体としたジャズに比べて、ブルースはギターと歌をメインに楽しめる魅力があると思います。
日本のブルースはとても味わい深く、ゆったりと聞くのにおすすめですよ!
音に酔いしれるようなグルーヴや歌い手の情感がこもったブルース、いつの時代も心を打たれますね。
日本のブルースの名曲。音や歌に酔いしれる邦楽ブルース(41〜50)
柳ヶ瀬ブルース美川憲一

1966年4月にリリースされた美川憲一のシングルで、「新潟ブルース」「釧路の夜」と合わせてご当地ソングシリーズ三大ヒット曲と言われることもあります。
1967年にはこの曲をテーマにした映画が公開されました。
サイクリング・ブルース忌野清志郎

伝説のロックンローラー忌野清志郎さん。
『サイクリング・ブルース』は自転車愛から生まれた、ゆったりと愛をうたうナンバーです。
忌野清志郎さんの無邪気な歌声と、ポロロンと奏でられるギターの音色が最高ですね。
同名の本人著作の書籍で、「走る道すべてにブルースがある」と書いていて、何もないところから新しい楽しみを見つける、そんな良さを教えてくれます。
風を受けながら自分のスタイルを追求していくのもきっと楽しいと思います。
BOMBER GIRL近藤房之助&織田哲郎

『おどるポンポコリン』で有名なB.B.クィーンズのメンバーでもある近藤房之助さんと、数々のヒット曲を送り出してきたメロディメーカーの織田哲郎さんが1992年にリリースしたコラボシングルです。
織田さんの色気と近藤さんのファンキーさが絡み合ってその渋さがとってもかっこいいです!
近藤さんの持つブルージーな要素をより幅広く届けられるように作られたそうですよ。
キャッチーさがありつつも、男らしい雰囲気や歌声でブルースらしさを存分に楽しめると思います!
雨の日のブルース渚ゆう子

渚ゆう子が1971年8月にリリースしたシングルで、オリコンのウイークリーチャートでは最高で8位にランクインし、第2回日本歌謡大賞で放送音楽賞を受賞しました。
同年に池玲子のアルバム「恍惚の世界」でカバーされています。
負犬の唄川谷拓三

川谷拓三が1976年にリリースしたシングルで、タイトルの「唄」は「ブルース」と読みます。
必殺シリーズのファンにとっては、『必殺からくり人』及び『必殺からくり人・血風編』の主題歌としておなじみの曲だと思います。
思春期のブルースGOING UNDER GROUND

若々しい勢いとGOING UNDER GROUNDらしいピュアな雰囲気にグッとくるナンバー。
『思春期のブルース』は、1999年にリリースされたインディーズ時代の同名セカンドミニアルバムの収録楽曲です。
好きな人への気持ちをつづった1曲で青春を感じますね。
最後のシャウトが熱い!
重厚感もありながらグルーブ感が心地よくて思わず頭が揺れちゃいます!
なんとなく自然を眺めているときに聴きたくなる感じがします。
こういったブルースも楽しいものですね。
二人のブルース吉幾三

『雪國』や『俺ら東京さ行ぐだ』などの代表曲で知られる青森県出身のシンガーソングライター・吉幾三さんの楽曲。
2021年にリリースされた67作目のシングル『港町挽歌』のカップリングとして収録された楽曲で、亡くなってしまった親しい友人への気持ちを歌ったナンバーです。
吉幾三さんといえば演歌歌手というイメージが強いかもしれませんが、その高い歌唱力からつむがれる渋いメロディーには演歌の空気感をまとったブルースの哀愁を感じますよね。
日本人だからこそ生み出せるブルースの名曲ですので、ぜひチェックしてみてください!