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日本のブルースの名曲。音や歌に酔いしれる邦楽ブルース

ブルースといえばどんな曲を思い浮かべますか?

もともとはアメリカに移民したアフリカ系の民族の中から生まれた音楽で、貧しい人々の悲しみや嘆きを歌ったものからはじまりました。

楽器を主体としたジャズに比べて、ブルースはギターと歌をメインに楽しめる魅力があると思います。

日本のブルースはとても味わい深く、ゆったりと聞くのにおすすめですよ!

音に酔いしれるようなグルーヴや歌い手の情感がこもったブルース、いつの時代も心を打たれますね。

日本のブルースの名曲。音や歌に酔いしれる邦楽ブルース(1〜10)

人工衛星のブルースa flood of circle

【Music Video】 人工衛星のブルース – a flood of circle
人工衛星のブルースa flood of circle

ブルースやロックンロールといった古き良きロックミュージックをベースにしつつ、最新の音楽要素も取り入れた新しいサウンドで支持を集めている4人組ロックバンド・a flood of circleの楽曲。

10thアルバム『2020』に収録された楽曲で、アコースティックギターのストロークとクランチサウンドのリフが心地いいですよね。

ブラックミュージックからの影響を感じるアレンジや哀愁をともなった歌声からつむがれる優しいメロディーは、ブルースをあまり聴かないリスナーの心にも響くのではないでしょうか。

ブルース好きはもちろん、ブルースというジャンルの入門としてもオススメしたいナンバーです。

What Do You Want?Rei

Rei – “What Do You Want?” (Official Music Video)
What Do You Want?Rei

4歳からクラシックギターを始め、17歳にしてメジャーデビューを果たした女性シンガーソングライター・Reiさんの楽曲。

2020年に発表された2ndアルバム『HONEY』に収録された楽曲で、スリリングなギタープレイとソウルフルな歌声がテンションを上げてくれますよね。

テクニカルでありながらブルース特有の哀愁を感じる楽曲構成に、往年のロックファンもうなることまちがいなし!

現代のJ-POPシーンであまり聴かれなくなった王道のブルースを楽しめるナンバーです。

バッチグー吾妻光良&The Swinging Boppers

実力派のブルースシンガーとして知られている吾妻光良さんを中心としたグループ、吾妻光良 & The Swinging Boppers。

海外のブルースにも引けを取らない本格的な音楽性で知られており、ブルース畑では非常に高い評価を受けています。

そんな吾妻光良 & The Swinging Boppersのなかでも、特にオススメしたい楽曲が、こちらの『バッチグー』。

彼らが最も得意としているジャンプブルースというジャンルの良さがつめこまれた1曲です。

日本のブルースの名曲。音や歌に酔いしれる邦楽ブルース(11〜20)

横浜ホンキートンク・ブルースエディ藩

俳優やボーカルとして知られるエディ藩さん。

彼のブルースの名曲といえば『Yokohama Honky Tonk Blues』ではないでしょうか。

こちらはアルバム『ブルー・ジェイド』に収録されている1曲。

横浜のどこかさみしい風景と、そこを大切な人を失った男性がフラフラと歩く様子が歌われています。

ただし、客観的に描写するのみで、男性の心境を描きすぎていないのが渋いポイントですね。

ちなみに、歌詞に登場する「オリジナル・ジョーズ」は実在するお店なんですよ。

はきだめの愛T字路s

T字路s – はきだめの愛 (Official Music Video)
はきだめの愛T字路s

ブルースやフォークなどさまざまなジャンルを吸収した音楽性が魅力的なブルースデュオ、T字路s。

この曲は映画『下衆の愛』のために書き下ろされた楽曲で、ゆったりとしたリズムに雰囲気のある演奏がブルージーな空間を作り出しています。

ロックンロールでかっこいいですね!

インパクトの強い歌詞で恋愛模様が描かれていますよ。

ボーカル、伊東妙子さんの低くハスキーなボーカルも素晴らしくて気持ちを落ち着けたいときや、ゆったり音楽を聴きたいときにとてもピッタリだと思います。

札幌へ来てからスカイドッグ・ブルース・バンド

02. スカイ・ドッグ・ブルース・バンド Sky Dog Blues Band / 札幌に来てから(1976 スタジオ・ライブ1976.3.9)
札幌へ来てからスカイドッグ・ブルース・バンド

北の大地に咲いた渋くて味わい深いブルースの花。

札幌で結成されたスカイドッグ・ブルース・バンドの本作は、シカゴ・ブルースの魂を日本語で表現した逸品です。

1978年、ベルウッドレコードから発売されたアルバム『北27西4 札幌へ来てから』に収録された曲で、都会の喧騒とは無縁の地で紡がれた情感豊かな歌詞が胸に響きます。

伊藤和幸さんのどこか懐かしさを感じさせるボーカルと、金安彰さんのギターが織りなす重厚なサウンドは、まるで札幌の街並みを歩いているかのような臨場感を与えてくれます。

心に染みる日本のブルース、ゆったりとした夜に聴きたい一曲です。

灰色の街松田優作

日本のブルースの名曲といえば、『灰色の街』を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

こちらは日本を代表する名優でシンガーの、松田優作さんが手掛けた1曲。

アルバム『HARDEST DAY』に収録された1曲です。

アルバムにはさまざまなテイストの曲が収録されていますが、渋みや男らしさという点ではこの曲が際立っているように思えます。

そんな本作は希望を失った男性を描く重厚な内容です。

聴けばそのダンディな世界観に引き込まれますよ。