日本のブルースの名曲。音や歌に酔いしれる邦楽ブルース
ブルースといえばどんな曲を思い浮かべますか?
もともとはアメリカに移民したアフリカ系の民族の中から生まれた音楽で、貧しい人々の悲しみや嘆きを歌ったものからはじまりました。
楽器を主体としたジャズに比べて、ブルースはギターと歌をメインに楽しめる魅力があると思います。
日本のブルースはとても味わい深く、ゆったりと聞くのにおすすめですよ!
音に酔いしれるようなグルーヴや歌い手の情感がこもったブルース、いつの時代も心を打たれますね。
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日本のブルースの名曲。音や歌に酔いしれる邦楽ブルース(1〜10)
人工衛星のブルースa flood of circle

ブルースやロックンロールといった古き良きロックミュージックをベースにしつつ、最新の音楽要素も取り入れた新しいサウンドで支持を集めている4人組ロックバンド・a flood of circleの楽曲。
10thアルバム『2020』に収録された楽曲で、アコースティックギターのストロークとクランチサウンドのリフが心地いいですよね。
ブラックミュージックからの影響を感じるアレンジや哀愁をともなった歌声からつむがれる優しいメロディーは、ブルースをあまり聴かないリスナーの心にも響くのではないでしょうか。
ブルース好きはもちろん、ブルースというジャンルの入門としてもオススメしたいナンバーです。
いとしのマリー久保田麻琴と夕焼け楽団

日本のブルースシーンに新たな息吹を吹き込んだ、久保田麻琴と夕焼け楽団の楽曲です。
アメリカンブルースの魂を受け継ぎつつ、レゲエや沖縄民謡の要素を取り入れた独特のサウンドが印象的。
切ない恋心を綴った歌詞と、ノスタルジックな雰囲気が心に染み入ります。
1973年10月にリリースされたアルバム『Sunset Gang』に収録された本作は、バンドの音楽性を確立する重要な一曲となりました。
1977年の「ローリング・ココナツ・レビュー・ジャパン」でも披露され、大きな反響を呼んだそうです。
夜の静けさの中で一人、心を癒やしたい時にぴったりの一曲。
ブルースファンはもちろん、日本の音楽ルーツに興味のある方にもおすすめです。
横浜ホンキートンク・ブルースエディ藩

俳優やボーカルとして知られるエディ藩さん。
彼のブルースの名曲といえば『Yokohama Honky Tonk Blues』ではないでしょうか。
こちらはアルバム『ブルー・ジェイド』に収録されている1曲。
横浜のどこかさみしい風景と、そこを大切な人を失った男性がフラフラと歩く様子が歌われています。
ただし、客観的に描写するのみで、男性の心境を描きすぎていないのが渋いポイントですね。
ちなみに、歌詞に登場する「オリジナル・ジョーズ」は実在するお店なんですよ。
日本のブルースの名曲。音や歌に酔いしれる邦楽ブルース(11〜20)
バッチグー吾妻光良&The Swinging Boppers

実力派のブルースシンガーとして知られている吾妻光良さんを中心としたグループ、吾妻光良 & The Swinging Boppers。
海外のブルースにも引けを取らない本格的な音楽性で知られており、ブルース畑では非常に高い評価を受けています。
そんな吾妻光良 & The Swinging Boppersのなかでも、特にオススメしたい楽曲が、こちらの『バッチグー』。
彼らが最も得意としているジャンプブルースというジャンルの良さがつめこまれた1曲です。
はきだめの愛T字路s

ブルースやフォークなどさまざまなジャンルを吸収した音楽性が魅力的なブルースデュオ、T字路s。
この曲は映画『下衆の愛』のために書き下ろされた楽曲で、ゆったりとしたリズムに雰囲気のある演奏がブルージーな空間を作り出しています。
ロックンロールでかっこいいですね!
インパクトの強い歌詞で恋愛模様が描かれていますよ。
ボーカル、伊東妙子さんの低くハスキーなボーカルも素晴らしくて気持ちを落ち着けたいときや、ゆったり音楽を聴きたいときにとてもピッタリだと思います。
札幌へ来てからスカイドッグ・ブルース・バンド

北の大地に咲いた渋くて味わい深いブルースの花。
札幌で結成されたスカイドッグ・ブルース・バンドの本作は、シカゴ・ブルースの魂を日本語で表現した逸品です。
1978年、ベルウッドレコードから発売されたアルバム『北27西4 札幌へ来てから』に収録された曲で、都会の喧騒とは無縁の地で紡がれた情感豊かな歌詞が胸に響きます。
伊藤和幸さんのどこか懐かしさを感じさせるボーカルと、金安彰さんのギターが織りなす重厚なサウンドは、まるで札幌の街並みを歩いているかのような臨場感を与えてくれます。
心に染みる日本のブルース、ゆったりとした夜に聴きたい一曲です。
最終電車上田正樹とサウス・トゥ・サウス

熱いグルーヴとカリスマ性溢れる歌声が魅力の名曲です。
上田正樹さんの心の奥底から湧き上がるような歌唱が、ブルース特有の哀愁を見事に表現しています。
1975年発売のライブアルバム『この熱い魂を伝えたいんや』に収録された本作は、失われた愛や人生の転換期に立つ人物の内面を深く掘り下げた歌詞が印象的。
夜の電車をモチーフに、人生の旅路を重ね合わせるような味わい深い楽曲です。
恋に悩む人や、人生の岐路に立つ人にぴったり。
一人きりの夜に聴けば、きっと心に響くはずです。