こんにちは。
とある吹奏楽団男子です。
春から高校生の皆さん、もう部活はお決まりですか?
今回は吹奏楽部に入部をお考えの方にぜひ読んでいただきたいと思います。
こんにちは。
とある吹奏楽団男子です。
春から高校生の皆さん、もう部活はお決まりですか?
今回は吹奏楽部に入部をお考えの方にぜひ読んでいただきたいと思います。
野球部?
サッカー部?
バスケ部?
美術部?
茶道部?
園芸部?
帰宅部?
なに?
そんな青春のかけらもない部活に入るつもりはないって?
ええわかってます。
吹奏楽部でしょ?
特に女の子の皆さん。
吹部で青春したいでしょ?
イケメン同級生とか先輩に囲まれて腕掴まれて
「待てよ!!」
的なこと言われたいでしょ。
心配しなくても吹部にそんなのいないから。
運動系の部活に入りたくなくて入ったオタクばっかだから大丈夫。
万一イケメンがいたとしてもめっちゃ気弱か部屋汚いとか口臭いとか足臭いとか変な柔軟剤の匂いがするとかでどこかで必ず幻滅する。
それでもイケメンで優しくて楽器上手くて部屋も綺麗で口も薔薇のにおいがする奴がいたら、それはもうあれだ。
アタックしなさい。
あとは〜、吹部を考えてるそこのモテない男子。
吹部に超可愛い子がいてその子といい感じになってキャッキャウフフとか思ってるでしょ?
大丈夫。
君がイケメンか楽器の超絶プレーヤーで人に教えるくらいのレベルじゃない限りそんなことはありえない。
いやもしかしたらそんなの関係なく普通の君に好意を寄せてくる女の子もいるかもしれないが、そんなの僕が認めたくない。
もちろん女の子の場合可愛い子はちょくちょくいるけど、すでに彼氏持ちか可愛いけど中身おっさんばっかだから。
もちろんのもちろん、外ブスで中もブスのやつもいる。
こんな感じで→もう…うちのユーフォ大丈夫かよ…。
– とある吹奏楽部男子はギターが好き。
言っとくけどな、顔良くないと吹部ではモテないぞマジで。
俺別に彼女欲しくて吹部入ったわけじゃないけど逆にそう言うの期待してなかったわけでもないから。
「あれ?
もしかしたら」とか思ってたけどそんなのありえなかったから現代の女子高生。
「吹奏楽部は男子と女子が混ざってるから恋とかもあるだろ、青春してんなーいいなー吹部に転部しようかなー。」とかよく運動系の部活のやつに言われるけどそこまでじゃないからね。
たまに吹奏楽部のドラマとかあるじゃん。
あれめっちゃ美化してるから。
青春とかないからねマジで。
所詮吹奏楽部の青春な恋なんて商業社会が作り出した虚像にすぎないんだから。
おっと口が滑って吹部の現実を暴露してしまったが、まあよしとしよう。
さて、今回は「高校生から吹奏楽をやりたいけど、どんなのかわからない。
楽器について予備知識をつけたい」
という方に是非読んでいただきたい記事だ。
楽器の名前と、写真。
どのような役割か、どんなイメージか、吹部に入る前に知っておくといいことを打楽器担当の僕が紹介したいと思う。
入部した時木管か金管かを決めるということは、モンハンで剣かボウガンか決めるようなものだ。
たまに武器を使わずにオトモだけで討伐するやつがいるが、そいつは打楽器だ。
ここで断っておくが、あくまでも僕は打楽器専門であってあまり管楽器には詳しくないので、おそらく結構誤解があるということだけは言っておこう。
まあ第三者からのイメージみたいな感じでとってもらえればと思う。
あと、初心者に向け、わかりやすいように楽器の専門用語はなるべく使ってないので、あしからず。
では木管から紹介したいと思う。
木管楽器とは、まあざっと言えばトランペットとかの金管楽器以外で、音を出す際、マウスピースとかを使わない。
つまり唇の振動を用いない楽器のことだ。
だからオカリナとかもあれ木じゃないし管でもないのに木管楽器だよ。
フルートとかサックスとかも木で作られてないけど木管楽器。
これはまさに吹奏楽部を代表する楽器だ。
バンドとかでいうならギターぐらいのやつ。
僕の中のイメージは、「でけえリコーダー。」多分こんなこと言うとクラリネット奏者にグーで殴られる。
みてもらってわかるけど、金属のうねうねしたやつがあって、それを使って穴を抑えて音程を変える。
もちろんリコーダーみたいに簡単じゃないし、運指も複雑。
基本的には主旋律をやることが多いような気がするが、高音から中低音ぐらいまでは出せるので、伴奏もイケる。
結構万能な楽器だ。
さすがギター。
実際にステージになると、基本的にクラリネットが先頭が多い。
そのためよく目立つし、音も聞かれやすい。
目立ちたがり屋とか、活躍したかったらクラリネットを考えてみてほしい。
これはバスクラリネットと言って、普通のクラリネットでは出ないような低音が出るクラリネットだ。
したがって、クラリネットよりバスクラリネットの方がけっこう大きいし重い。
バスクラは男の子がやっている可能性が高い。
皆さんサックスぐらいはご存じだろう。
実はサックスにはいろんな種類がある。
高い方から順に、ソプラノサックス、アルトサックス、テナーサックス、バリトンサックス。
(ちなみに、このソプラノからバリトンは、ウクレレとかギターとか他の楽器でも使うことがあるので、覚えておくと役立つ)
写真はこれ多分アルトぐらいだと思う。
多分違うけど。
こいつらも主旋律が多いような気がする。
ただ、高音から低音まで揃ってるので、サックスのパートだけでもある程度和音ができたりするため、伴奏も主旋律と同じくらい多い。
まあ、コレが逆に問題で、パート内で音程が違ったりするとすぐバレたりして、先生におこられるので注意が必要。
コレが一番低い音のバリトンサックス。
女の子が持ったりすると結構でかいし疲れる。
まあサックスはポップスの曲をやるときにソロとかもよく任されることがある。
あまり目立ちたくないならやるのは避けたほうがいい。
コレがフルート。
通称「木管楽器の女王」その名の通り、フルートは女の人がほとんどだ。
男の人の奏者もいるけど、俺的には男がやると違和感がハンパない。
あとこれは勝手なイメージだが、フルートやってるやつは可愛い子が多い。
美形が揃ってる気がする。
俺の好きな子もフルートにいるからね。
女の子でモテたかったらフルートにしな。
これこそリコーダー的な見た目だが、こいつは横笛みたいに吹く。
音は尺八とかオカリナとかみたいな音。
フルートは木管で一番高い音が出る。
結構高い音まで出せる。
おもにメロディーばっかで、伴奏もちょっとある。
これはピッコロと呼ばれるフルート。
まあ、ピッコロと言われてこれではなく緑のやつをイメージすると思う。
文字の色をわざわざ緑にしたのも悪意がある。
写真の場合木製の所があるが、基本的には全部銀色のやつが多い。
ただでさえ高い音の出るフルートだが、ピッコロはそのさらに上をいく。
めっちゃ高い。
正直うるせえ。
※ファゴット、バスーンはマジでよくわからないので割愛。
続いて金管楽器。
金管楽器はマウスピースを使って唇を振動させて音を出す。
(唇の振動?
って思うと思うけど、どういうことかというと、じゃあ口でオナラの音やってみ。
それや。
マウスピースを口に押し付けてオナラしまくるんや。
)
マウスピースの大きさは楽器によって様々で、チューバのように大きいのもあれば、ホルンのようにめっちゃ小さいのもある。
これぞ金管の王者。
トランペット。
トランペットは、やろうと思えば高い音がでるが、まあ技術的に難しい。
自分も実はやってみたのだがあれだ。
難しい。
コルネットと呼ばれるさっきのフルートで言うピッコロ的なのもあるが、基本的には吹奏楽部では見かけない。
こいつらはおもに主旋律が多い。
それとか曲中でファンファーレが出てきたらもうこいつらの出番。
トランペットは上手いやつと下手なやつが結構周りにわかりやすく出るので、楽器に自信がある人はやってみるといいかもしれない。
ほんとに下手なやつはいつまでも下手。
聴いててイライラするぐらい。
これも金管の中では有名だ。
スライドを動かして音程が変わるのだが、難しい。
まあ僕はトロンボーンも吹くのだが、スライドの正しい位置など感覚でやるしかない。
こんなのフレットレスギターで正しい音程取れみたいなもの。
目隠ししてピアノ弾くぐらいの感覚。
役割りとしては、伴奏が多め。
たまにメロディーをやるときもある。
こいつらの特徴は、無段階で音程が上下することだ。
トランペットとかは、三つのボタンみたいなのを押して音を帰るけど、これはそもそもそんなのないので、のびのびと音程が変わる。
通称「カタツムリ」。
カタツムリカタツムリ言われていろんな人にナメられてるホルンだが、あなどってはいけない。
何を隠そう、このホルン、「世界一難しい管楽器」としてギネスに登録されたことでも有名なのである。
どう言う観点から難しいのかはわからないが、とにかく難しいらしい。
考えてみればうちの部活のホルン全員楽器下手に聞こえるのはそのせいか。
中低音なので主旋律も伴奏もやるが、基本的には伴奏が多い。
あとたまにベルアップして目立ったりする。
音は結構、篭(こも)ったような音。
パオーンと吠えることができる。
よくユーフォニアム(後記)と似ていると言われる。
アルトサックスぐらいの音程。
低音を出すための管楽器。
主旋律はほとんどない。
低音としてコントラバスと一緒にくくられる。
吹奏楽部では他の楽器とかぶらない最低音域を出す唯一の楽器。
まあとにかくでかい。
でかいし重い。
チューバの男率はかなり高いので、男の子が入部すると小柄でない限りまずチューバを勧められる。
中低音を出す楽器。
チューバと似たような外見。
実際にうちのチューバ奏者はユーフォも吹く。
吹奏楽楽器の中でダントツに知名度が低かったが、最近はアニメのおかげで知名度も上がってきているのではないだろうか。
音は中低音。
ホルンみたいな篭(こも)った音がでる。
さあ、ここからは管楽器なんてやりたくねぇ。
トランペットとかフルートなんか興味ねえ。
というひねくれ者のお前らに紹介しよう。
その他の楽器たちだ。
低音が出る弦楽器。
上がコントラバス。
見た感じでかいヴァイオリン。
下がエレキベース。
コントラバスは弓を使って音を出すが、手で弾くこともある。
チューニングと呼ばれる、各弦の音の高さはギターと同じ(EADG)。
フレットと呼ばれる銀色の境目みたいなのがないので音程をとるには経験と慣れがいるが、エレキベースはフレットがあるので音程を気にする必要はない。
あとあれだよね。
コンバスって色んな名前があるよね。
ウッドベースとかアップライトとかさ。
でも全部同じだから。
エレキベースはスラップと呼ばれる特殊な奏法を使うことがごく稀にあるが、吹奏楽の場合は基本的にやらなくていい。
でもスラップはめちゃめちゃかっこいいし、周りからめちゃめちゃうまい風にみられるから、是非始めるならスラップを練習するといい。
これはグロッケン。
いわゆる鉄琴。
主旋律を演奏するために使う。
よくフルートと同じ音を出すことが多い。
これがドラ……間違えた。
これが吹奏楽部のドラム。
基本的にはシンバル2枚、タム3つ、スネアとフロアとハイハットのセッティング。
たまにシンバルが3枚のとこもある。
まあ、できるやつはかっこいいよね。
あと、みんなできないから、できると重宝される。
実はパーカスを希望する奴らのほとんどは、ドラムを叩きたかったから志望したか、管楽器なんてやりたくないひねくれ者だから志望したかの2つだ。
いかがだっただろうか。
楽器の音が気になる場合は、YouTubeとかで調べてみるといい。
楽器の紹介動画の場合、日本人よりも外国人とかの演奏の方が上手かったり余計な説明もなくすぐ楽器を演奏してくれる人が多いので、楽器名の横にかっこでアルファベット表記も書いておいた。
ただ記憶なのでどれかが正しくないかも知れない。
さぁ、楽器の紹介もしたが、ここからは部活を始める上での注意点を紹介しよう。
多くの学校の場合、楽器は備品を使うのだが、たまに自分で買えというところもあるので要注意だ。
仮入部の時に部の人に聞くかして明らかにするといい。
楽器はマジで高いからね。
アマゾンでもいいから調べてごらん。
大人でも渋るくらいだよ。
あるパートで男1人となったら、肩身も狭かろう。
君が話し好きで女の子でもガンガン話せるなら問題ないが、吹奏楽部に入る男子のコミュニケーション能力などたかが知れている。
最初にも似たようなことを言ったが、君がイケメンか楽器の超絶プレイヤーでない限り、向こうからは話しかけてこない。
もちろん部活には青春がつきものだが、じゃあ男が、女が欲しいから吹奏楽部に入ると、痛い目にあう。
オタクばっかとか、可愛い子は彼氏既にいるとか、そもそも可愛い子いないとか。
それなのに楽器をやらないとダメだしいやになって退部というのはよくあることだ。
吹奏楽部に入って彼氏彼女を作るよりも、茶道部とか園芸部とかインターアクト部とかそういうほとんど帰宅部みたいなのに入って、カレカノを探した方が、尻軽女やチャラ男がとって捨てるほどいるので、こちらの方がオススメだ。
だが、女の場合は一つ手が。
チューバで女の子がこれを持つときに注意する点があって、それは、こいつをベルを下にして置いたときに、楽器に反射してスカートの中のパンツが丸見えになることだ。
まあ、中学卒業したての少年の心など純粋なもので、一度女の子のパンツを見るともうそいつがパンツのイメージでしか無くなり、パンツが見えたことがきっかけでその子のことが好きになる。
積極的に見せろとは言わないが、男を落とすにはこういう手もある。
これは僕のパターンだ。
別に軽音部に入ろうとしたわけではないが、部活でドラムが練習できればいいなと思って入部した。
このパターンでよくあることは、ヒーローになれるということだ。
吹奏楽部のドラマーなど、基本的に下手なやつが多い。
なぜなら、曲そのものが難しくないからだ。
「ミュージックエイト」という大手楽譜出版社があるのだが、そこから出ている「千本桜」を聞いて見てほしい。
簡単でしょ?こんなのばっかだよ。
でも吹部のドラマーはこの程度もできないんだよ。
だって高校から始めた初心者だもん。
僕のように趣味でドラムをやっている人間は、部活も趣味の延長線になるが、そうでない場合は部活が嫌になる可能性が大いに高い。
「部活で始めたトランペットが楽しい!」とか言ってられるのも入部して一ヶ月ぐらいまでだ。
合奏に駆り出され先生に注意されまくるうちに楽器が嫌いになるような輩が多い。
じゃあ嫌にならなさそうな楽器を探せばいいだけの簡単な話だが、趣味で楽器をやってない以上、部活が趣味になるとかじゃなければ楽しく無くなって、部活が面倒になる時は必ず来る。
強豪だった場合はあまりオススメはできない。
なぜなら、君の他に吹部に入りたくて君の高校を選んだ連中がたくさんいるかも知れないからだ。
同級生に中学から吹奏楽をやっていて、楽器は結構玄人みたいなやつがいるかも知れない。
中学から吹奏楽をやっているということは、その楽器歴は3年。
3年ありゃたいていの管弦楽器はまあまあ上手くなれる。
高校から楽器を始める初心者の君が勝てる相手ではない。
しかも強豪ともなると、いったいどういった練習をしているかわからない。
先生にどのくらいボロクソ言われるかわからない。
そんな部活に初心者が入っていくと、間違いなく挫折する。
狼(おおかみ)の群れの門を子犬が叩いているようなものだ。
逆に強豪でない場合はオススメだ。
所詮(しょせん)音楽など、一般の場合娯楽であり、それが将来に響くわけではない。
音楽は楽しむものなので、技量でライバルに抜かれるとかを気にすると仕方ない。
強豪校みたいに質を追い求めてると、それは音楽の「音」になる。
逆のとき、音楽を純粋に楽しむ「楽」になる。
2つのものが合わされば、理想の「音楽」になるが、まずは楽しむのが一番でしょう。
高校から楽器を始めるということは、中学時代から楽器をやっている人間より3年分劣っているということだ。
もちろん3年間意味もなく流れ作業のように練習していれば、本気でやる一ヶ月の方がはるかにいいが、量がモノを言う時もある。
ソロの経験とか楽器に対する知識とか楽器の基礎とかね。
結局僕が最終的に言いたいのは、高校から楽器をやるのは、それだけ他に劣ったまま始まるってこと。
君の高校が強いか強くないかで、君の吹奏楽部員としてのレールが決まる。
この辺は慎重にやった方がいい。
さて、いかがだっただろうか。
高校から吹奏楽部に入部する君たちへの、先人の教えだ。
この記事が少しでも参考になってくれたら嬉しい。
何か不明な点があれば教えていただきたい。
では。