トランペットがかっこいい曲。吹奏楽やジャズの名曲を紹介
トランペットは管楽器の中でもとくに花形楽器として位置づけられることが多く、とくに吹奏楽やクラシックではトランペットが目立つフレーズを演奏していることはよくありますね。
そのほかにもドラマや映画の挿入歌やジャズの名曲の中にもトランペットが活躍する楽曲がたくさんあります。
そこでこの記事では、トランペットがかっこいい曲を一挙に紹介していきますね。
トランペットを軸にして、ジャンルを問わずにさまざまな曲を選びましたので、ぜひご自身で演奏したい曲を見つけてください。
トランペットがかっこいい曲。吹奏楽やジャズの名曲を紹介(1〜10)
ハトと少年久石譲

こちらの曲は、宮崎駿さんの作ったのアニメ映画『天空の城ラピュタ』の中で演奏される曲で、久石譲さんが作りました。
日の出とともにトランペットを吹く、ハトを飼っている主人公のパズー。
彼がこの曲を演奏している描写は印象的ですよね。
曲も昔から演奏されていたクラシックの名曲かと思うような、美しくはつらつとした曲です。
アニメの中では必殺シリーズをはじめとした、さまざまなテレビドラマのテーマ曲を演奏したことで知られる数原晋さんが演奏しています。
華麗なる舞曲NEW!Claude Thomas Smith

華やかな舞踏会で人々が軽快に踊る様子が目の前に浮かび上がるような、躍動感があふれる1曲です!
吹奏楽の名曲を数多く手がけるアメリカの作曲家、クロード・トーマス・スミスさんの作品です。
この楽曲はアメリカ空軍バンドからの委嘱で書かれ、演奏時間約9分に及ぶ技巧的で壮大な構成が特徴。
本作は「Folâtre(陽気な、遊び心のある)」の舞曲というテーマの通り、きらびやかでスリリングなサウンドが聴く人の心をとらえて離しません。
各楽器にちりばめられた華麗なソロは、奏者の実力を存分に引き出す見せ場となっています。
演奏会のメインプログラムや、バンドの実力を示す挑戦曲を探している方にピッタリ!
聴衆に強烈なインパクトを与える、忘れられない一曲になること間違いなしです。
カーペンターズ・フォーエバーNEW!J.Raposo/P.Williams/R.Nichols/J.Bettis/R.Carpenter/H.David/B.Bacharach/L.Russell/B.Bramlett/F.Karlin/J.Griffin/R.Wilson

時代を超えて愛されるカーペンターズの名曲群を、吹奏楽ならではの華麗なアレンジで楽しめるメドレー作品。
本作は、バート・バカラックさんやポール・ウィリアムズさんといった名匠たちの楽曲を、編曲家の真島俊夫さんが一つの物語のように見事に紡ぎあげています。
未来への希望を感じさせる壮大なファンファーレから、心にじんわり染みる温かいメロディ、そして幸福感があふれるクライマックスへと続く展開は、聴く人の心をグッと掴んで離しません。
このアレンジは2015年6月、ヤマハの吹奏楽向け楽譜集として制作されたものです。
ポップスの輝きと吹奏楽の力強さが融合したサウンドは、演奏会を華やかに彩る、かっこよさを存分にアピールできる一曲です。
映画「スターウォーズ」より「メイン・タイトル」John Williams

映画音楽の中で、トランペットがテーマをとる曲といえば、こちら映画『スター・ウォーズ』の『メイン・タイトル』があがるのではないでしょうか。
数々の映画音楽を作曲したジョン・ウィリアムズさんの作品で、一流オーケストラも演奏するほどスタンダードチューンとなっています。
『メイン・タイトル』を聴くだけで、映画のさまざまなシーンが目に浮かび、冒険に出かけたくなりますよね。
これからも名曲として演奏され続けてほしい1曲です。
ドラゴンクエスト・コンサートセレクションNEW!すぎやまこういち

プレイヤーという勇者の壮大な物語の始まりを告げるファンファーレが、聴く人の心を鷲掴みにする吹奏楽メドレー。
日本を代表する作曲家すぎやまこういちさんの不朽の名曲を、編曲家・真島俊夫さんが約9分48秒のドラマティックな一編に仕上げています。
本作は、ゲーム音楽を演奏会用に再構成したもので、広大な世界を旅し、強大な敵に挑む勇者の物語が目に浮かぶような構成が魅力です。
元となった『序曲』が2021年の東京オリンピック開会式で使用されたことも、その音楽的価値の高さを物語っています。
胸が高鳴る勇壮なサウンドは、演奏会のクライマックスで披露すれば、会場を熱狂の渦に巻き込むことでしょう。
「レトロ」2023年度 全日本吹奏楽コンクール課題曲ⅢNEW!天野正道

1970年代から80年代のポップスを現代の吹奏楽に見事に蘇らせた映像音楽の巨匠、天野正道さんによる一曲。
本作は、2023年度の全日本吹奏楽コンクール課題曲Ⅲとして委嘱され、全国大会では99団体中35もの団体が演奏したことでも大きな話題となりました。
ブライトロック、センチメンタルバラード、クロスオーバーと次々に表情を変える構成で、聴く人を飽きさせません。
ドラムやコンガが刻む本格的なリズムと、トランペットやサックスのジャジーなソロがとにかくクール!
「本物のポップスを」という作曲者の情熱が、サウンドの隅々から伝わってくるようです。
グルーヴ感があふれる演奏で会場を沸かせたいバンドにとって、最高の見せ場を作ってくれるのではないでしょうか?
ルパン三世のテーマ’78大野雄二

アニメや映画で知られるルパン三世のテーマはアレンジによっていろいろなバージョンがありますが、こちらの78年バージョンはとくにトランペットのイントロ部分がかっこよく、ジャズアレンジを意識した仕上がりとなっています。
ジャズピアニストでもある大野雄二さんが作った曲で、演奏しているミュージシャンも日本のジャズ界を代表するメンバーで固められています。
こちらの動画では間奏部分でアドリブソロが聴けるところもポイントが高いです。