バレエ音楽の名曲|定番のクラシックを紹介
バレエ音楽と聞いても、バレエを経験したことのない方にとっては楽曲のイメージが思い浮かびにくい方は多くいると思います。
今回は、そんな方に向けてバレエ音楽の名曲をチョイスしました。
誰もが知っているクラシックの名曲から、わりと新しいクラシックの作品まで幅広くそろえています。
聞き覚えのある曲が多いので、クラシックやバレエに詳しくない方でも楽しめると思います。
それでは美しいバレエ音楽の世界をごゆっくりとご覧ください!
バレエ音楽の名曲|定番のクラシックを紹介(1〜10)
The Rite of SpringIgor Stravinsky

日本では『春の祭典』というタイトルで知られている、イーゴリ・ストラヴィンスキーの名曲、『The Rite of Spring』。
20世紀の近代音楽のなかで、最も高く評価されている作品の1つで、バレエ音楽の代表的な作品としても知られています。
バレエ音楽のスタンダードではあるものの、楽曲の仕上がりとしては非常に異端で、ポリフォニーや不協和音が頻繁に登場します。
コンテンポラリーなバレエ音楽に触れてたいという方にオススメの作品です。
TannhäuserRichard Wagner

19世紀にドイツで最も活躍した音楽家の1人、リヒャルト・ワーグナー。
ロマン派歌劇を得意としている音楽家で、楽劇王の異名も持ちます。
そんなリヒャルト・ワーグナーのバレエ音楽として有名な作品が、こちらの『Tannhäuser』。
日本では『タンホイザー』というタイトルで知られており、現在のバレエ音楽のスタンダードとして親しまれています。
今でこそ、親しまれている作品ですが発表された当時は評判が非常に悪かったそうで、そこから徐々に振り付けの改変を加えることで現在のスタンダードなポジションへと変わりました。
The Sleeping BeautyPyotr Tchaikovsky

バレエ音楽の著名な作曲家として最も有名な、ピョートル・チャイコフスキー。
日本の音楽の教科書にも載っているため、ほとんどの方がご存じだと思います。
彼はバレエ音楽の作品を発表しており、それらの多くが現在にいたるまでバレエ音楽のスタンダードとして親しまれています。
そんな彼の作品のなかでも、特に有名な作品が、こちらの『The Sleeping Beauty』。
日本では『眠れる森の美女』というタイトルで知られている作品で、『白鳥の湖』や『くるみ割り人形』などとともに、三大クラシック・バレエとして知られています。
Swan LakePyotr Tchaikovsky

ピョートル・チャイコフスキーの名曲、『Swan Lake』。
日本では『白鳥の湖』というタイトルで知られている名曲ですね。
恐らく世界で最も有名なバレエ音楽ではないでしょうか?
この曲はチャイコフスキーが発表した最初のバレエ音楽で、1877年に初めて公演されました。
実は、当時のバレエ界ではこの作品の評価は高くなかったのですが、後に振付家のマリウス・プティパとレフ・イワノフの大幅な改変によって、世界的な注目を集める演目となったそうです。
FaustCharles Gounod

バチカン市国の国歌を務めたこともある偉大な音楽家、シャルル・グノー。
フランス出身の音楽家で、「フランス近代歌曲の父」と言われており、フランスの音楽界に大きな影響を与えた1人です。
そんなシャルル・グノーのバレエ音楽といえば、こちらの『Faust』をイメージする方も多いのではないでしょうか?
ドイツ語で歌われているため、バレエ音楽としてはドイツで最も愛されていますが、オペラとしてはフランス語で歌われているため、フランスでの人気が最も高い作品です。
The Red ShoesBrian Easdale

日本では『赤い靴』というタイトルで知られている映画『The Red Shoes』。
この映画は1940年代に発表されたハンス・クリスチャン・アンデルセンの童話をモチーフにしています。
音楽も非常に印象的で、ブライアン・イースデルさんによる作曲は本場の古典クラシックにも劣らない、本格的な音色に仕上げられています。
気になる方は、リマスター版もリリースされているため、ぜひ映画の方もチェックしてみてください。
BoleroMaurice Ravel

独創的な構成で音楽界に大きな影響を与えたフランス出身の音楽家、モーリス・ラヴェル。
さまざまな形式の音楽作品で成功を収めており、バレエ音楽でも名曲を持ちます。
その中でも特に有名な作品が、こちらの『Bolero』。
日本ではそのまま『ボレロ』というタイトルで知られており、バレエの枠組みをこえて1つの音楽作品として現在でも人気を集めています。
2種類の旋律が繰り返される非常に独特な構成に仕上げられた作品なので、そういった部分に中心に聴いていると、この曲の完成度の高さがうかがえるでしょう。