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バレエ音楽の名曲|定番のクラシックを紹介

バレエ音楽と聞いても、バレエを経験したことのない方にとっては楽曲のイメージが思い浮かびにくい方は多くいると思います。

今回は、そんな方に向けてバレエ音楽の名曲をチョイスしました。

誰もが知っているクラシックの名曲から、わりと新しいクラシックの作品まで幅広くそろえています。

聞き覚えのある曲が多いので、クラシックやバレエに詳しくない方でも楽しめると思います。

それでは美しいバレエ音楽の世界をごゆっくりとご覧ください!

バレエ音楽の名曲|定番のクラシックを紹介(1〜10)

GiselleAdolphe Adam

フランス出身の音楽家、アドルフ・アダン。

非常に筆の早い音楽家として有名で、28歳という若さで28もの舞台音楽の作品を作り上げています。

そんな彼の作品のなかで特に有名な作品が、こちらの『Giselle』。

日本では『ジゼル』というタイトルで知られている作品です。

この作品はフランスのバレエを代表するバレエ音楽で、世界的にはロマンティック・バレエの代表的な作品として知られています。

日本のバレエでもスタンダードな作品なので、舞台に行く際はぜひこの作品をチェックしてみてはいかがでしょうか?

SpartacusAram Khachaturian

Khachaturian: Spartacus: Ballet Suite No. 2: 1. Adagio of Spartacus and Phrygia
SpartacusAram Khachaturian

ロシア帝国領グルジア出身の音楽家、アラム・ハチャトゥリアンさん。

本格的な音楽家としては珍しく、映画音楽にも積極的に参加するなど、1930~1960年代あたりはメディアの露出も多かったようです。

そんなアラム・ハチャトゥリアンさんですが、現在ではバレエ音楽の作曲家として有名で、『Gayane』やこちらの『Spartacus』などいくつもの名曲を生み出してきました。

『Spartacus』はその中でも特にオススメの作品で、奴隷を描いた悲しい雰囲気が見事に表現されています。

BoleroMaurice Ravel

独創的な構成で音楽界に大きな影響を与えたフランス出身の音楽家、モーリス・ラヴェル。

さまざまな形式の音楽作品で成功を収めており、バレエ音楽でも名曲を持ちます。

その中でも特に有名な作品が、こちらの『Bolero』。

日本ではそのまま『ボレロ』というタイトルで知られており、バレエの枠組みをこえて1つの音楽作品として現在でも人気を集めています。

2種類の旋律が繰り返される非常に独特な構成に仕上げられた作品なので、そういった部分に中心に聴いていると、この曲の完成度の高さがうかがえるでしょう。

バレエ音楽の名曲|定番のクラシックを紹介(11〜20)

Dance of the HoursAmilcare Ponchielli

イタリアを代表する音楽家の1人、アミルカレ・ポンキエッリ。

オペラの作品を多く作っているのですが、その中の1つであるこちらの『Dance of the Hours』は、1940年にディズニー映画のBGMに使用されたことで人気を集め、後にコミックバレエにも登場しています。

コミックバレエというのはバレエの派生ジャンルで、簡単に説明するとミュージカルの要素が強いバレエのことです。

音楽自体も素晴らしいのですが、コミックバレエの方もぜひチェックしてみてください。

The Dying SwanCamille Saint-Saëns

The Dying Swan – Natalia Osipova (The Royal Ballet)
The Dying SwanCamille Saint-Saëns

カミーユ・サン=サーンスによって作られた名曲、『動物の謝肉祭』。

こちらの『The Dying Swan』は『動物の謝肉祭』に登場する『白鳥』という作品に、振付師であるミハイル・フォーキンが偉大なバレリーナ、アンナ・パヴロワのために振り付けをつけたもので、世界的な知名度をほこります。

約4分間の小品のため、バレリーナの表現力が問われやすい作品です。

バレエ音楽としても素晴らしい作品ですが、踊りと一緒に見ていただくと、より楽しめると思います。

GayanehAram Khachaturian

Gayaneh (Highlights from the Ballet) : Storm
GayanehAram Khachaturian

近代音楽に大きな影響をもたらしたロシア帝国領グルジア出身の音楽家、アラム・ハチャトゥリアンさん。

いくつもの名曲を生み出している音楽家で、1930年代から1960年代にわたって活躍してきました。

こちらの『Gayaneh』は彼の作品のなかで、最も有名なバレエ音楽の作品で、日本では『ガイーヌ』というタイトルで知られています。

『ガイーヌ』の内容は少々、複雑なものなのですが、音楽の完成度と振り付けによって伝わりやすく仕上げられています。

そのため初心者には分かりづらい作品ですが、ある程度、バレエを見てきた方は楽しめる作品なので、ぜひチェックしてみてください。

SylviaLéo Delibes

Delibes: Sylvia – Act 1: No. 3 Les chasseresses (Fanfare)
SylviaLéo Delibes

ロマン派の代表的な音楽家として知られているフランス出身のレオ・ドリーブ。

1850年代から1870年代に活躍した音楽家で、ピョートル・チャイコフスキーなどとともに、バレエ音楽の名曲を生み出しました。

そんなレオ・ドリーブの作品のなかで、特に有名なバレエ音楽が、こちらの『Sylvia』。

日本では『シルヴィア』というタイトルで知られています。

初演された当時は反響がなかったものの、フレデリック・アシュトンによって振り付けが改変されたからは、バレエ音楽のスタンダードとして親しまれている作品です。