バレエ音楽の名曲|定番のクラシックを紹介
バレエ音楽と聞いても、バレエを経験したことのない方にとっては楽曲のイメージが思い浮かびにくい方は多くいると思います。
今回は、そんな方に向けてバレエ音楽の名曲をチョイスしました。
誰もが知っているクラシックの名曲から、わりと新しいクラシックの作品まで幅広くそろえています。
聞き覚えのある曲が多いので、クラシックやバレエに詳しくない方でも楽しめると思います。
それでは美しいバレエ音楽の世界をごゆっくりとご覧ください!
バレエ音楽の名曲|定番のクラシックを紹介(11〜20)
Romeo and JulietSergei Prokofiev

20世紀最大の音楽家といわれている、セルゲイ・プロコフィエフによって作曲された名曲、『Romeo and Juliet』。
日本ではそのまま『ロミオとジュリエット』というタイトルで知られている作品です。
恐らく『白鳥の湖』に次いで、最も有名なバレエ音楽ではないでしょうか?
多くの振り付けがある作品ですが、最も有名なのは1940年のレオニード・ラヴロフスキーによるもので、いくつもの音楽賞を受賞しています。
The SwanCamille Saint-Saëns

ピアニスト、オルガニスト、指揮者として世界的な活躍を収めた、フランスの音楽家、カミーユ・サン=サーンス。
オペラやバレエ音楽、バロック音楽など、いくつもの音楽作品を発表しています。
こちらの『The Swan』。
後に『瀕死の白鳥』というアレンジがスタンダードになりますが、当時はこの『The Swan』というタイトルで知られていました。
時代が進むにつれ評価が高まっている曲でもあり、その構成からは細かい部分に対する完成度の高さがうかがえます。
SylviaLéo Delibes

ロマン派の代表的な音楽家として知られているフランス出身のレオ・ドリーブ。
1850年代から1870年代に活躍した音楽家で、ピョートル・チャイコフスキーなどとともに、バレエ音楽の名曲を生み出しました。
そんなレオ・ドリーブの作品のなかで、特に有名なバレエ音楽が、こちらの『Sylvia』。
日本では『シルヴィア』というタイトルで知られています。
初演された当時は反響がなかったものの、フレデリック・アシュトンによって振り付けが改変されたからは、バレエ音楽のスタンダードとして親しまれている作品です。
The Creatures Of PrometheusLudwig van Beethoven

歴史上、最も重要な音楽家の1人、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン。
古典派音楽の集大成といわれている存在で、後のロマン派音楽に大きな影響を与えました。
そんなベートーヴェンの作品のなかで、バレエ音楽として有名な作品が、こちらの『The Creatures Of Prometheus』。
日本では『プロメテウスの創造物』というタイトルで知られている作品です。
現在は序曲ばかり演奏されるようになりましたが、第一幕も第二幕も非常に優れた作品なので、ぜひチェックしてみてください。
Waltz of the FlowersPyotr Tchaikovsky

いくつものバレエ音楽の名曲を生み出した偉大な音楽家、ピョートル・チャイコフスキー。
バレエに詳しくない方にとっては、クラシックの有名な作曲家という印象でしかないと思いますが、実はバレエ音楽の父といっても過言ではないほど、名曲を連発しています。
そんな彼の名曲として名高いこちらの『Waltz of the Flowers』は、『くるみ割り人形』に登場する作品の1つで、『花のワルツ』というタイトルからも分かるように華やかな長調に仕上げられています。
The Tale of the Stone FlowerSergei Prokofiev

ウラル地方の民話をもとにしたバレエ作品『The Tale of the Stone Flower』。
日本では『石の花』というタイトルで知られている作品です。
この作品は20世紀に大活躍した音楽家、セルゲイ・プロコフィエフさんによって作られた作品で、彼の代表的な作品である『ロミオとジュリエット』や『シンデレラ』に次いで、大きな話題を呼んだ作品です。
この曲が完成してからまもなく、セルゲイ・プロコフィエフさんは亡くなってしまいましたが、現在もバレエ音楽の名曲として語り継がれています。
バレエ音楽の名曲|定番のクラシックを紹介(21〜30)
The NutcrackerPyotr Tchaikovsky

バレエ音楽で最も有名な作品の1つ、『The Nutcracker』。
日本では『くるみ割り人形』のタイトルで知られている作品です。
この作品はピョートル・チャイコフスキーによって作られ、1892年に初演されました、くるみ割り人形をプレゼントされた少女が夢の世界で旅をするというストーリーなのですが、楽曲ではそういったストーリーにピッタリなファンタジーな曲調に仕上げられています。
クリスマスを題材とした作品なので、クリスマスシーズンにオススメです。
おわりに
一般的なクラシック・ミュージックと違って、バレエ音楽に採用されるようなクラシックは打楽器の要素が少ない印象を覚えました。
恐らくは、間が多い曲の方がダンスの表現の幅が広がるからでしょうが、これは現代のダンスとは真逆の発想なので、そういった面白さも楽しめたと思います。
ラグミュージックではクラシックを特集した記事もございますので、ぜひチェックしてみてくださいね!