定番の吹奏楽メドレー
吹奏楽用に編曲された楽譜の中には、ディズニーやジブリをはじめとしてさまざまなメドレー楽曲が用意されています。
そうしたメドレー楽曲は人気の楽曲ばかりがメドレーになっていることもあり、定期演奏会などのカジュアルなステージではとっても盛り上がるんですよね。
しかし、「メドレー楽曲って数が多すぎてなかなかどの曲を演奏するか選びきれない!!」と感じることもあると思います。
そこでこの記事では人気&定番のメドレー楽曲を一挙に紹介していきますね!
お気に入りの曲を見つけて、ぜひ披露してみてください。
定番の吹奏楽メドレー(1〜10)
ディズニー・プリンセス・メドレー鈴木英史

ディズニーアニメ映画の中で、王女や姫などが出てくるディズニー・プリンセス映画のメドレー曲です。
『美女と野獣』から始まり、『アリ王子のお通り』『夢はひそかに』など、女子なら一度は憧れたプリンセスの世界を聴いて楽しめます。
『いつか王子様が』の冒頭のトロンボーンとトランペットのソロリレーがとてもかっこいいです!
全体的にゆったりとした雰囲気の曲が多いので、疾走感のある曲の次に演奏してもいいかもしれません!
ジブリ・メドレー真島俊夫

天空の城ラピュタの『君をのせて』や、千と千尋の神隠しのBGM『いのちの名前』など、ジブリ映画の名作の数々を耳で味わえます。
きらめくような高音の木管楽器と、ホルンのファンファーレから始まり、まるでジブリの世界に入り込んだ気持ちになります。
1曲あたりの曲が比較的長いので、じっくりと各映画の世界観を堪能できます。
ソロパートが多いことも特徴で、吹奏楽ならではの、楽器の量の差をつけることで雰囲気をガラリと変えるシーンがあるのもオススメポイントです!
パイレーツ・オブ・カリビアン(サウンド・トラック・ハイライト)Ted Ricketts

『パイレーツ・オブ・カリビアン』は2003年に公開されたディズニーの大人気の海賊映画シリーズです。
ジョニー・デップさんが主演されていることでも有名ですよね。
木管楽器とユーフォニアムのソロから始まり、航海前の静けさと冒険の始まりへの期待を思わせます。
比較的テンポがゆっくりで、中低音域の楽器が活躍することもあって、堂々とした迫力があります。
また、各楽器のソロもそれぞれにとてもかっこいいのも魅力。
ぜひ演奏してみては?
ディープ・パープルメドレー佐橋俊彦

冒頭のトランペットのファンファーレの華やかさと金管の中低音に冒険の始まりのようなワクワクを感じるこの曲。
原曲はイングランド出身の代表的なハードロックバンド、ディープ・パープルが演奏していた曲で、編曲は佐橋俊彦さんです。
初めから勢いがある曲なので、コンサートの初めの曲としてもオススメです。
このメドレーに含まれる代表曲『バーン』『ハイウェイ・スター』の間奏部分はバッハのコード進行を引用したものとも言われています。
ボカロヒットメドレー三浦秀秋

2012年8月に行われたレコチョクによる「好きなボカロ曲ランキング」調査において、1位を獲得した『千本桜』をはじめとした人気ボカロ曲のメドレーです。
冒頭の素早いパッセージからのトランペットのソロがとてもかっこいい1曲に仕上がっています。
また、途中でゆっくりで和やかなテンポの曲もメドレーに入っているので、吹いていて飽きません!
日本の音楽シーンをガラリと変えたボーカロイド音楽。
吹奏楽で味わってみるのもオススメです!
ドラゴンクエスト・コンサートセレクションNEW!すぎやまこういち

プレイヤーという勇者の壮大な物語の始まりを告げるファンファーレが、聴く人の心を鷲掴みにする吹奏楽メドレー。
日本を代表する作曲家すぎやまこういちさんの不朽の名曲を、編曲家・真島俊夫さんが約9分48秒のドラマティックな一編に仕上げています。
本作は、ゲーム音楽を演奏会用に再構成したもので、広大な世界を旅し、強大な敵に挑む勇者の物語が目に浮かぶような構成が魅力です。
元となった『序曲』が2021年の東京オリンピック開会式で使用されたことも、その音楽的価値の高さを物語っています。
胸が高鳴る勇壮なサウンドは、演奏会のクライマックスで披露すれば、会場を熱狂の渦に巻き込むことでしょう。
カーペンターズ・フォーエバーNEW!J.Raposo/P.Williams/R.Nichols/J.Bettis/R.Carpenter/H.David/B.Bacharach/L.Russell/B.Bramlett/F.Karlin/J.Griffin/R.Wilson

時代を超えて愛されるカーペンターズの名曲群を、吹奏楽ならではの華麗なアレンジで楽しめるメドレー作品。
本作は、バート・バカラックさんやポール・ウィリアムズさんといった名匠たちの楽曲を、編曲家の真島俊夫さんが一つの物語のように見事に紡ぎあげています。
未来への希望を感じさせる壮大なファンファーレから、心にじんわり染みる温かいメロディ、そして幸福感があふれるクライマックスへと続く展開は、聴く人の心をグッと掴んで離しません。
このアレンジは2015年6月、ヤマハの吹奏楽向け楽譜集として制作されたものです。
ポップスの輝きと吹奏楽の力強さが融合したサウンドは、演奏会を華やかに彩る、かっこよさを存分にアピールできる一曲です。