【定番曲から人気メドレーまで】吹奏楽で盛り上がるポップス集
吹奏楽の演奏会ではどんな曲を演奏しますか?
部内で伝統的に受け継がれているおなじみの曲や、その年のコンクール課題曲がい一般的ですが、演奏会にはポップスも欠かせません。
かしこまった吹奏楽曲だけではなく、みなさんが聴き覚えのある邦楽や洋楽はとっても盛り上がるんです!
そこでこの記事では、吹奏楽で演奏するのにオススメのポップスを紹介していきます。
最新のJ-POPはもちろん、吹奏楽用に編曲された定番曲やメドレーまで幅広く選曲しています。
人気の楽曲はたいがいスコアが用意されているので安心ですよ!
【定番曲から人気メドレーまで】吹奏楽で盛り上がるポップス集(1〜10)
ライラックMrs. GREEN APPLE

青春の輝きと苦味を繊細に描いたMrs. GREEN APPLEの名曲。
アニメ『忘却バッテリー』のオープニング主題歌として2024年4月から放送され、ストリーミング累計再生回数1億回を自身最速で突破。
さらに3億回も達成し、第66回日本レコード大賞では大賞を受賞しました。
軽快でキャッチーなサウンドに乗せて、過去の痛みや失敗を肯定し、未来への力に変えることの大切さを歌っています。
青春の甘酸っぱさや成長のなかで失われるものと得られるもの、そのすべてが大切な経験だと語りかける本作は、吹奏楽に熱中する学生たちにとっても、勇気をもらえる大切な1曲になるはずです。
僕らまたSG (ソギョン)

別れと再会をテーマにした、心に響くメッセージ性の強い楽曲。
SGさんの優しい歌声と、シンプルながら印象的な「ドンドンパ」のリズムが特徴です。
2021年4月にリリースされ、若い世代を中心に大きな注目を集めました。
2024年11月には吹奏楽バージョンも制作され、カロリーメイトの受験生応援CMに起用されています。
学校の卒業式や友人との別れの場面で聴きたくなる1曲。
曲に込められた「また会える日まで」という希望に満ちたメッセージは、歌詞のない吹奏楽の演奏でも聴く人の心に届き、前を向く勇気をくれるはずです。
かわいいだけじゃだめですか?CUTIE STREET

キュートな魅力全開!
CUTIE STREETが贈るこの楽曲は、「かわいい」の意味を問い直す歌詞が印象的です。
一見、外見のかわいさだけを追求しているように見えますが、実は内面の魅力や個性の大切さを歌い上げています。
自分らしさを貫こうとする強さと、他者からの承認を求める繊細さが絶妙なバランスで表現されていますよ。
2024年11月にリリースされたこの曲は、SNSを中心に大きな話題を呼び、TikTokでの投稿数が10万件を超えるなど、若い世代の心をしっかりとつかんでいます。
吹奏楽の音色との相性もばつぐんなので、レパートリーに加えてみてはいかがでしょうか。
スク―ティン・オン・ハードロック~3つの即興的ジャズ風舞曲~NEW!David R. Holsinger

スウィング感があふれるジャジーなサウンドがたまらない、吹奏楽の名曲です。
アメリカの著名な作曲家David R. Holsingerさんの作品で、3つの短いスキャット風ダンスからなるエネルギッシュな組曲となっています。
寂れてしまった故郷の道を「素早く駆け抜ける」というユーモアを込めた逸話が、本作の軽快で即興的な雰囲気の源泉。
聴いているだけで体が動き出しそうです。
アルバム『The Music of Holsinger, Vol. 8』に収録されており、2012年にはドラムコーの競技会で取り上げられ、そのかっこよさで観客を魅了しました。
木管と金管がスリリングに掛け合う場面は、演奏者も聴衆も一気にテンションが上がるはず!
演奏会で目立ちたい、テクニカルな曲で沸かせたいという方にぴったりの一曲です。
カーペンターズ・フォーエバーNEW!J.Raposo/P.Williams/R.Nichols/J.Bettis/R.Carpenter/H.David/B.Bacharach/L.Russell/B.Bramlett/F.Karlin/J.Griffin/R.Wilson

時代を超えて愛されるカーペンターズの名曲群を、吹奏楽ならではの華麗なアレンジで楽しめるメドレー作品。
本作は、バート・バカラックさんやポール・ウィリアムズさんといった名匠たちの楽曲を、編曲家の真島俊夫さんが一つの物語のように見事に紡ぎあげています。
未来への希望を感じさせる壮大なファンファーレから、心にじんわり染みる温かいメロディ、そして幸福感があふれるクライマックスへと続く展開は、聴く人の心をグッと掴んで離しません。
このアレンジは2015年6月、ヤマハの吹奏楽向け楽譜集として制作されたものです。
ポップスの輝きと吹奏楽の力強さが融合したサウンドは、演奏会を華やかに彩る、かっこよさを存分にアピールできる一曲です。
ドラゴンクエスト・コンサートセレクションNEW!すぎやまこういち

プレイヤーという勇者の壮大な物語の始まりを告げるファンファーレが、聴く人の心を鷲掴みにする吹奏楽メドレー。
日本を代表する作曲家すぎやまこういちさんの不朽の名曲を、編曲家・真島俊夫さんが約9分48秒のドラマティックな一編に仕上げています。
本作は、ゲーム音楽を演奏会用に再構成したもので、広大な世界を旅し、強大な敵に挑む勇者の物語が目に浮かぶような構成が魅力です。
元となった『序曲』が2021年の東京オリンピック開会式で使用されたことも、その音楽的価値の高さを物語っています。
胸が高鳴る勇壮なサウンドは、演奏会のクライマックスで披露すれば、会場を熱狂の渦に巻き込むことでしょう。
「レトロ」2023年度 全日本吹奏楽コンクール課題曲ⅢNEW!天野正道

1970年代から80年代のポップスを現代の吹奏楽に見事に蘇らせた映像音楽の巨匠、天野正道さんによる一曲。
本作は、2023年度の全日本吹奏楽コンクール課題曲Ⅲとして委嘱され、全国大会では99団体中35もの団体が演奏したことでも大きな話題となりました。
ブライトロック、センチメンタルバラード、クロスオーバーと次々に表情を変える構成で、聴く人を飽きさせません。
ドラムやコンガが刻む本格的なリズムと、トランペットやサックスのジャジーなソロがとにかくクール!
「本物のポップスを」という作曲者の情熱が、サウンドの隅々から伝わってくるようです。
グルーヴ感があふれる演奏で会場を沸かせたいバンドにとって、最高の見せ場を作ってくれるのではないでしょうか?