ジャズのCMソング。人気のコマーシャルソング
オシャレで洗練されたイメージのジャズって、耳なじみがよくってBGMに最適ですよね。
カフェやレストランでもBGMとして流れていることも多く、落ち着いた雰囲気を演出してくれます。
そんなジャズの名曲の数々はCMでも大活躍しているんです!
ジャズスタンダードと呼ばれる世界の定番曲から、ポップスやアニメソングのジャズアレンジまで、いろいろなジャズナンバーがこれまでCMに起用されてきました。
この記事では、そうしたCMに起用されたあらゆるジャズを一挙に紹介していきますね!
これをキッカケにジャズに興味を持ってみてはいかがでしょうか?
ジャズのCMソング。人気のコマーシャルソング(1〜10)
L-O-V-ENat King Cole


アメリカのジャズピアニストでありシンガーでもあるナット・キング・コールさんの代表曲『L-O-V-E』。
ジャズが好きな方ならご存じの方が多いかと思いますが、そうでない方でもこの曲には聴き覚えがある方が多いと思います。
この曲の魅力は、軽快なリズムにしっとりとメロウな歌声で愛について歌っているところにあります。
一度耳にすれば覚えてしまうほどの聴き心地のよさは、他の楽曲にはない魅力かもしれません。
これまでにY!mobileやアサヒビールのCMなどに起用されており、きっとあなたも耳にしているはずです。
Cool Struttin’Sonny Clark

2020年に放送された渡辺直美さんが出演する香味ペーストのCMには、ソニー・クラークさんによる名曲『Cool Struttin’』が流れています。
この曲が収録されたアルバムのジャケットに見覚えのある方は多いはず。
また、アルバムタイトルとアーティスト名のデザインは雑貨店ビレッジバンガードのロゴの元ネタにもなっているんですよね。
そんな風に、音楽以外の面でも注目を集めたこの曲は、ピアノやトランペットをはじめ、各パートのソロに痺れるクールな1曲です。
BrazilGeoff & Maria Muldaur


「聴いたことはあるけれど、なんという曲かわからない!」とムズムズしてしまう方が多いのではないでしょうか?
この曲は、もともとアリ・バホーゾさんが1939年に『Aquarela do Brasil』というタイトルで書いた楽曲です。
その後多くのアーティストにカバーされるようになり現在の『Brazil』というタイトルで親しまれるようになったんだとか。
これまでに複数のCMにさまざまなアーティストがカバーしたバージョンが使用されており、1996年のサントリーリザーブ10年のCMにはジェフ&マリア・マルダーのバージョンが、2024年のキリンビールのCMには東京スカパラダイスオーケストラによるカバーが使用されました。
まさに時代とジャンルの壁を超えて愛される名曲ですね。
In the MoodJoe Garland


タイトルだけではピンとこなくても、聴けば絶対ご存じのはず。
アメリカの作曲家、ジョー・ガーランドさんによって作られたこの曲は1939年にグレン・ミラー楽団が演奏したことにより、爆発的なヒットを記録しました。
CMソングとしてはもちろんのこと、映画劇中曲、バラエティ番組などでもたびたび使用されているので、本場ではない日本でも聴く機会はかなり多い、超定番のジャズナンバーです。
ホーンセクションの楽しげなフレーズが良いですよね。
Theme from New York, New YorkFrank Sinatra

キリン一番絞りのCMでよく耳にする楽曲は、1977年の映画『ニューヨーク・ニューヨーク』のテーマソングとして制作されたものです。
もともとはライザ・ミネリさんによる歌唱でしたが、後にフランク・シナトラさんがカバーしたバージョンがもっともよく知られています。
一番搾りのCMには2012年から使用されているんだそう。
このゆったりとしたブラスサウンドってなぜだかビールのCMの雰囲気にピッタリですよね。
Armpit BluesDaniel Fridell & Sven Lindvall


2025年の春に放送されたユニクロのミニTを紹介するCMに起用された楽曲です。
ダニエル・フリーデルさんとスヴェン・リンドヴァルさんによる楽曲で、印象的なテーマに続いて奏でられる各パートの演奏は、聴けば聴くほどにどんどん引き込まれていきますね。
少々ディープな印象を受けるサウンドがかえって大人っぽさを演出しており、クールで洗練された雰囲気をかもしています。
Fly Me to the Moonギラ・ジルカ


全日空のCMの中でも、「あこがれのJAZZ CLUB」篇に使われていた楽曲。
よく知られているのは、1964年にフランク・シナトラさんがカウント・ベイシーさんと組んで発表したものですが、実はこれはカバー曲。
元歌は1954年のバート・ハワードさんが作詞作曲です。
フランク・シナトラさんの歌唱により、全世界的に知られるヒット曲となりました。
現在では、ジャズのスタンダードナンバーとしても有名です。