【サックスの奥深い魅力】サックスが使われている名曲【2026】
ジャズの世界において、ステージの花形として大活躍する管楽器といえばサクソフォーンですよね。
とはいえサックスはジャズに限らず、ポップスやロック・ミュージック、吹奏楽や映画音楽にいたるまで、あらゆるジャンルで重要な役割を果たしています。
本記事では最新の洋楽から邦楽、誰もが知っているJ-POPの名曲に映画のメインテーマなど、幅広い分野から選んだサックスが印象的に使われている楽曲を紹介します。
「このフレーズってサックスだったんだ」という発見もあるかも?
ぜひお楽しみください!
【サックスの奥深い魅力】サックスが使われている名曲【2026】(1〜10)
It Ain’t Over藤井風

2025年9月にリリースされた藤井風さんの3rdアルバム『Prema』に収録された本作。
6/8拍子のゆったりとしたリズムに乗せて、藤井さん自身が演奏するサックスが印象的に響きます。
大切な人との別れをテーマにしながらも、それは終わりではないというスピリチュアルなメッセージが込められており、オルガンやエレピが醸し出すゴスペル調の温もりと、サックスの柔らかな音色が絶妙に絡み合います。
歌の合間を埋めるように奏でられるサックスのフレーズと、中盤のソロパートでは彼のジャズ的アイデンティティが存分に発揮されていますね。
夜にひとりで静かに聴きたくなる、祈りのような温かさに満ちた作品です。
EmergenceSleep Token

覆面メタルバンドの新たな挑戦として話題をさらった2025年3月の楽曲。
約6分半に及ぶ本作は、ピアノとクリーンギターから始まり、トラップビートやジェント風ブレイクダウンへと展開しますが、最後の約1分で一気にジャズの領域へと突入します。
ここで主役を張るのがGabi Roseさんによるサックス。
人間の声に近いといわれるその音色は、Sleep TokenのヴォーカルVesselさんの多彩な歌声と呼応するかのように響き、楽曲全体の感情を総括します。
メタル×ジャズという異例の組み合わせながら違和感なく溶け込む妖艶なサウンドは、TikTokでも大きな反響を呼びました。
2025年5月にリリース予定のアルバム『Even in Arcadia』からの先行シングルであり、UKロックチャートで1位を獲得しました。
ジャンルの壁を軽々と超える音楽体験を求める方にぜひオススメしたい一曲です。
Rolling StoneBREIMEN

5人組オルタナティブファンクバンドBREIMENが2025年1月にリリースした、TVアニメ『Dr.STONE SCIENCE FUTURE』第4期のエンディングテーマです。
タイトルには「転がる石には苔が生えぬ」という諺のアメリカ的解釈、つまり動き続ける者は常に生き生きとして時代に取り残されないという前向きな意味が込められています。
歌詞では光明や創造といった言葉を用いながら、知性と創造性、前に進み続ける意志が描かれており、文明をゼロから再建する作品世界と重なり合います。
ジョージ林さんによるサックスは、序盤では控えめなテクスチャーとして曲に彩りを添え、終盤ではフロントに躍り出てクライマックスを力強く導く構成となっています。
変化を恐れず挑戦し続けたい方や、ファンクとジャズが融合したグルーヴィなサウンドを求める方にぴったりの1曲です。
Nobody’s SonSabrina Carpenter

2025年8月にIsland Recordsからリリースされたアルバム『Man’s Best Friend』に収録される本作は、レゲエ・ポップのグルーヴに乗せて「信じられる男なんてもういない」という失恋の虚無感をユーモラスに描いたナンバー。
軽やかなリズムとは裏腹に、相手の未熟さやその育ちにまで皮肉を込めた歌詞が印象的です。
テナーサックス奏者Zem Auduさんとバリトン担当Evan Smithさんによるホーンセクションが、スカ風の裏打ちやコード・ヒットで曲全体に祝祭感を添えており、辛辣な内容と陽気な音色のギャップが絶妙。
SNLでのパフォーマンスでもホーンを伴う編成で披露され、ライブでも人気の高い一曲となっています。
失恋のやるせなさを笑い飛ばしたいときにぴったりです。
Snow Flake (feat.武田真治)DEPAPEPE

アコースティックギターデュオが俳優でありサックス奏者でもある武田真治さんを迎えた、冬の情景を描いたインストゥルメンタル作品。
2025年1月にリリースされたこのコラボレーション楽曲は、MBSテレビ『よんチャンTV』内『MBSお天気部』の冬のテーマ曲に起用されています。
透明感のあるギターの響きに、武田さんの優しくも力強いサックスが溶け込み、降りしきる雪の静けさと人肌のような温もりが同時に感じられる仕上がりです。
寒い季節の朝、天気予報を見ながら流れてくるこの音色は、凍てつく空気の中にもどこかほっとする安らぎを運んでくれるはず。
歌詞のないインストだからこそ、聴く人それぞれの冬の記憶が自然と蘇ってくる1曲ですね。
RESTARTSHREZZERS

ロシア出身のプログレッシブメタル・バンドShrezzersさんは、サックス奏者が正規メンバーとして在籍している非常に珍しい存在です。
2025年7月にリリースされたこちらの楽曲は、一度バンドを離れていたオリジナル・ボーカルのSam Arragさんが約6年ぶりに復帰した記念すべき一曲。
タイトルが示すように、過去への郷愁と前進への決意を描いた歌詞が印象的で、失ったものの大切さに気づきながらも時間は巻き戻せないという葛藤が切なく響きます。
本作では彼ららしいロマンチックなサックス・ソロが大きな見どころで、テクニカルなギターリフと絡み合いながらも、人間味あふれる温かな音色でバンドの再出発を高らかに宣言しています。
メタルにサックスがここまで美しく溶け込むのかと驚かされる名曲です。
瀬戸の内くるり

静かな音数の中で、繊細なソプラノサックスが一本の線となって通り抜けるくるりの新曲。
2025年11月にデジタルリリースされた本作は、2026年2月に発売予定のアルバム『儚くも美しき12の変奏』からの先行シングルであり、イタリア・ナポリの音楽家ダニエレ・セーペさんがサックスを担当しています。
瀬戸内海の風景とそこに寄り添う記憶や心の空白をテーマに、風が吹き抜けるような音色が優しく余韻を残します。
淡いピアノと岸田さんの柔らかな歌声に、サックスが呼吸するように寄り添い、秋から冬への季節の移ろいを感じさせてくれるでしょう。
穏やかな時間の中で記憶をたどりたいとき、瀬戸内の風景に思いを馳せたいときにぴったりの一曲です。






