カポタストってコードフォームを簡単にするために使うものという理解をされている方も多いと思うんですが、カポタストを使うメリットはこれだけではありません。
今回は「カポタストの位置」について解説していきます。
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ギタリストは演奏キー(Key)にこだわろう!

カポタストって弾きやすいキーにするためっていうより、意図したボイシングで弾くために使うものなんよな。特にアコギは開放弦の使い方ひとつでアレンジもガラッと変わるし、カポの位置選びってめちゃくちゃ重要やったりする。
— odasis(おだしす) (@odasis) January 6, 2017
ボイシングは音の並び、ギターで言うところのコードフォームです。
ボイシングとは、楽器法および、和音に含まれるそれぞれの音の垂直的な間隔と並び順を決めることである。
例えば下の二つのコードは同じコードでも響きが全然違います。


カポタストを使えば簡単に楽なフォームに変換できてしまうので、油断するといつも同じボイシングということにもなりかねません。
でもね!!
!!
!
ギターにだってそれぞれの演奏キーごとにちゃんとカラーがあります。
2カポのキーCよりカポなしのキーDの方がサウンド面で奇麗にハマることだって往々にしてあるのです。
というわけでこの記事のテーマは
カポタストを上手に使うためにそれぞれの演奏キーの特徴・できることをざっくり把握する。
こととしたいと思います。
演奏キー選びのポイント
考えるポイントは2つあります。
- コードフォーム
- 使える開放弦
1つ目はわかりやすいのですが、どちらかというと大事なのは2つ目。
開放弦らしい余韻を活かしたり、開放弦がテンションとなるキーで複雑な和音を作ったりといったところです。
前提と注意事項
【その1】
あくまで演奏キーの話であって、キーそれ自体の響きの話ではありません。
「おれはEメジャーよりE♭メジャーの方が暗い響きがして好きだな」
とかいう議論は対象外です。
【その2】
開放弦をいかに使うかということが重要なファクターですので、たとえば以下のような演奏やジャンルには当てはめにくいのでご注意を!
- パワーコードがメインのロックやメタル
- ハイフレットで弾き続けるリードギター
- ジャズ
【その3】
実際のキー選定の際はカポの位置が高くなり過ぎることのないよう(意図的に高くする場合もありますが)注意しなければなりません。
あんまり好きな表現ではありませんが「総合的な判断」が必要になってくるわけです。
「Gメジャーで演奏したいけれどもカポ高すぎやんけ」
みたいなこともよくあります。
あくまで参考程度に引き出しの一部として眺めてくださいね!
次回に続きます。





