ギタリストは演奏キーにこだわろう!Eメジャー(C#マイナー)キーの特徴
もくじ
Eメジャー(C#マイナー)の特徴
キーの特徴としては
- 6弦開放がルートのE
- 5弦開放が4度のA
- 2弦開放が5度のB
- 1弦開放がルートのE
Dメジャーと同じように開放弦が使えるんですが、Dメジャーのそれとは若干違います。
ダイナミックレンジの広さ
ギターで出せる一番低い音は6弦開放のE。
ギターが一番よく鳴るコードはEのメジャーコードです。
なにせ6弦の開放に加えて1・2弦も開放で鳴ってますからね。
ギターの試奏(特にアコギ)で最初に鳴らしたくなるコード。
それからサブドミナントのAもルートと1弦が開放です。
後述しますがadd9にするとさらに開放感が増します。
トニック・サブドミナントの基本2コードのダイナミックレンジの広さ、これがキーEメジャーの良さの一つです。
1・2弦を開放させる
odasis的にはこれがイチオシです。
キーがEメジャーであればほとんどのダイアトニックコードを1・2弦開放のまま演奏できます。
スリーコード
まずは基本のスリーコードから。
トニックのEはそのまま。
サブドミナントのAはこうなって↓
ドミナントのBはこうなります↓
1・2弦がペダルトーン的に鳴り続けることで倍音感があってきらびやかな伴奏になります。
オープンハイコード
それからオープンハイコードも組み込みやすくなります。
Aadd9のバリエーション↓
Bの代わりにこんなものも↓
その他
他のダイアトニックコードでも開放させて大丈夫です。
6弦は親指で押さえることになりますね。
1・2弦のチューニングには特に注意しましょう!
odasisも人のこと言えませんけど。
Eadd9
上の動画でも最初と最後に鳴らしていますが、Eadd9にはあまり知られていない以下のフォームがあります。
このボイシング、フォームを見ても理解にたやすいと思うんですが他のキーではできません。
これがものすごくいい響きなんですよ。
おぐちゃんこと小倉博和氏も良く使う。
このコードのためだけに演奏キーをEメジャーにしたくなるくらい。
まとめ
開放弦がかなり有効に使える代わりにテンション感を開放弦では出しにくいので、浮遊感のあるアルペジオとかよりは思いっきり鳴らすストロークとかの方が合うキーだなと思います。
少し厚みが足りないトラックに1・2弦開放のアコギをステレオダブリングで薄く鳴らすだけかなり厚みが出たりとか。
ガッツがほしい時にこそぜひ!
カポタストの位置の正しい選び方。
ギタリストは演奏キー(Key)にこだわろう!
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- F(Dm)キーの特徴
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ライタープロフィール
作曲家・ギタリスト
odasis
サウンドクリエイター・ギタリスト。
・島村楽器「録れコン2017」グランプリ。
・島村楽器「録れコン2015」ベストプレイ賞。
・クレオフーガ「ラフ・ダイアモンドVOL.2」入賞。
ウェブサイト:http://odasis.net
Twitter:odasis