【洋・邦】世界を沸かせたエアギタリスト。伝説的パフォーマンスを披露したスターたち
実は、ギターを持っていなくても超絶技巧を披露するエアギタリストたちがいるんです。
エアギターを単なるモノマネではなく芸術にまで昇華させた達人たちは、世界中で圧巻のパフォーマンスを繰り広げています。
国内外を問わず、情熱的なステージで観客を魅了する彼らの姿には思わず引き込まれてしまうことまちがいなし。
この記事では、そんな熱狂を届けてくれる国内外のエアギタリストたちを紹介します。
【洋・邦】世界を沸かせたエアギタリスト。伝説的パフォーマンスを披露したスターたち(1〜10)
Aapo Rautio
https://x.com/SolailoOulu/status/1959573243934695744ギターを持たずして観客を熱狂させる、フィンランド出身の若きカリスマがAapo Rautioさんです。
彼はロックサウンドを全身で表現するエアギターという芸術において、ヒーローと呼ぶにふさわしいパフォーマンスを繰り広げますね。
驚くべきことに10歳で世界大会に初出場し、Little Angusの名でキャリアを開始。
長年の挑戦を経て、2025年8月には故郷で開催された世界大会でついに王座を手にしました。
決勝では日本代表とわずか0.1点差の延長戦を制するという劇的な勝利を飾ったこともファンの間では有名です。
ロックヒーロー然とした立ち振る舞いと演劇的な表現力で不可視のギターを具現化する表現力が彼の真骨頂。
情熱とユーモアが爆発する唯一無二のステージを体感したい方は、彼のパフォーマンスに注目してみるといいでしょう。
須藤雄大
https://x.com/SolailoOulu/status/1959316643688878370日本のエアギター界に新たな歴史を刻んだパフォーマー、須藤雄大さん。
2025年の日本選手権を制して代表の座を掴むと、同年8月にフィンランドのオウルで開催されたエアギター世界選手権に初出場。
決勝では地元フィンランドの強豪と同点になり、優勝者を決める延長戦までもつれ込むという劇的な展開をみせましたね。
結果は惜しくも準優勝となりましたが、彼の躍動感とキレ、そしてコミカルさを絶妙に織り交ぜた卓越したパフォーマンスは、まさに世界基準といえるでしょう。
ハードロックを想起させる高速リフの空弾きと観客を巻き込む表現力は、過去の日本人世界王者の系譜に連なる新たな才能の証明です。
その熱狂のステージを、まずは映像でチェックしてみてください。
Ichabod Fame
https://www.instagram.com/reel/C_JUUYiOTCo/カナダ出身のIchabod Fameさんは地域の大会に出場したことをきっかけにエアギターの世界に足を踏み入れ、2019年にはカナダ大会で優勝するなど、早くからその才能を発揮していました。
カナダ大会では2024年まで連続優勝を果たし、ついに世界大会でも優勝を果たしました。
彼のパフォーマンスは単なる模倣ではなく、精密なピッキング動作と観客を巻き込む演出設計によって見えないギターの存在感を極限まで高める芸術表現です。
ロックが好きで、情熱的なパフォーマンスに心惹かれる方であれば、この新しい形のギターヒーローの姿にきっと魅了されるかもしれませんね。
Kirill Blumenkrants

アニメーション監督という異色の肩書を持つKirill Blumenkrantsさんは、その卓越した演出力でエアギターの世界を二度も制したロシア出身のアーティストです。
2015年の世界大会ではロシア人として初の王者に輝き、その名は一躍世界に知れ渡りました。
彼の真骨頂は、キャラクターになりきる表現力と計算され尽くした舞台構成。
2022年にはフランス代表として、蜘蛛を想起させる「Guitarantula」名義で返り咲き優勝を果たしたことも記憶に新しいです。
観客の視線を一瞬たりとも離さない巧みな緩急とユーモアあふれるステージは、まさに芸術の域。
エンターテインメントとして昇華されたエアギターの世界に触れたい方は、彼のパフォーマンスをぜひ一度観てみるといいでしょう。
Matt Burns

知性とユーモアを兼ね備えたパフォーマンスでエアギター界を代表するMatt Burnsさん。
2012年に初の全米王者に輝くと、世界の舞台でも活躍します。
彼の真骨頂は、ギタリストの体の動きを再現する技術的な正確さはもちろんですが、観客を一体にする物語性の高いステージングにあります。
世界大会を2016年と2017年に連覇し、全米選手権では通算5度の優勝を飾るなど、まさに世界トップクラスのエアギタリストといっても過言ではないでしょう。
SHOW-SHOW

史上最年少の15歳で日本王者となり、世界の舞台にその名を轟かせたエアギタリスト、SHOW-SHOWさん。
2017年に日本チャンピオンの座を射止めると、同年の世界選手権でも見事3位に輝きました。
まわしを身に着けた関取の格好をしたり、甲冑を着てパフォーマンスをしたりするなぢ、変身型のステージングが魅力。
2019年にも再び日本一に輝いた実績は、エアギターを芸術の域にまで高めています。
ロックの情熱を全身で浴びたい方にこそ見てほしい、まさにシーンの若きカリスマといえる存在です。
TAM

レゲエダンサーとしての卓越した身体表現をエアギターの世界に持ち込み、観る者を魅了するのがTAMさんです。
ダンサーやDJ、MCといった多彩な活動で培った経験を、ステージで爆発させているのですね。
2016年の日本エアギター選手権では初出場にして見事優勝を飾り、同年の世界大会では7位に入賞する実力をすでに披露しています。
TAMさんのパフォーマンスは、レゲエのグルーヴとロックの様式美が融合した独創的なスタイルが特徴的で、「華がある」と評される圧倒的な存在感は唯一無二ではないでしょうか。
ジャンルの枠を超えた情熱的なパフォーマンスを堪能したいという方であれば、ぜひTAMさんのステージに注目してみてください。