【ピアノ×ギター】セッションにピッタリの楽曲を一挙紹介
88の鍵盤で幅広い音域をカバーし、多彩な音色であらゆるジャンルの作品を演奏できるピアノ。
今回は、そんなピアノの魅力を一層引き立ててくれる楽器、ギターとのセッションにピッタリの楽曲を集めました。
ピアノとギターという編成はそれほどメジャーな組み合わせではありませんが、演奏を聴けばその相性の良さに誰もが驚くはず!
クラシック、洋楽、J-POP、映画音楽などさまざまなジャンルの作品を選びましたので、ぜひお気に入りの作品を見つけてセッションに挑戦してみてくださいね。
【ピアノ×ギター】セッションにピッタリの楽曲を一挙紹介(1〜10)
ミッション:インポッシブルのテーマLalo Schifrin

一度聴いたら忘れられない、スリリングなメロディが魅力的なインストゥルメンタル作品です。
1966年に放送が始まったテレビシリーズ『スパイ大作戦』のテーマ曲で、名盤『Music from Mission: Impossible』にも収録されています。
本作の最大の特徴である5/4拍子という独特なリズムは、スパイの緊張感や予測不能なミッションを表現しているのかもしれません。
歌詞がないからこそ、主人公の冷静な思考や大胆な行動が音から伝わってくるようです。
ピアノとギター、息の合った演奏で一体感を味わいたいお2人にピッタリですよ。
春泥棒ヨルシカ

2021年1月にリリースされたEP『創作』の収録曲。
桜を人の命に、それをちらす春風を時間に重ね、避けられない別れと過ぎゆく季節の美しさを描いた、まるで一編の詩のような作品です。
ピアノとギターのセッションなら、ピアノの流れるような旋律が心の揺れ動きを表現し、ギターの爪弾きが春の風や光のきらめきを感じさせる、美しい演奏に仕上がるはず。
文学的な世界観に浸りながら、感動的なセッションに挑戦したいお2人にピッタリの1曲ですよ。
SpainChick Corea

ホアキン・ロドリーゴさんの『アランフエス協奏曲』の優美な旋律から一転、情熱的なラテンリズムへと展開するドラマティックな構成が印象的な作品です。
チック・コリアさん率いるバンド、リターン・トゥ・フォーエヴァーが1972年にアルバム『Light as a Feather』で公開しました。
日本ではニュース番組のテーマやCMにも起用され、インスト曲としても広く親しまれています。
ピアノとギターで奏でれば、哀愁と情熱が入り混じるスリリングなセッションに仕上がるでしょう。
涙そうそう夏川りみ

亡き兄へ向けて書かれたという歌詞が、聴く人の心の琴線に触れる感動的な作品。
演歌歌手として活動した経歴を持つ夏川りみさんが2001年に歌ったことで広く知られるようになりました。
彼女の澄み切った歌声が、郷愁を誘う優しいメロディと溶け合い、深い感動を呼び起こします。
2006年には映画化もされたこの楽曲は、ピアノの柔らかな和音が全体を支え、ギターの繊細なアルペジオが切なさを際立たせる、まさにセッション向きの1曲。
大切な人への思いを音にのせて、心に寄り添うような演奏をしたい方にピッタリです。
A Whole New WorldAlan Menken

ディズニー映画『アラジン』で、主人公たちが魔法のじゅうたんにのって夜空を旅するシーンを彩る、壮大なラブバラードです。
この楽曲が描くのは、未知の世界へ踏み出す高揚感と、大切な人とともに未来を切り開く喜び。
壮大なイメージなので難しく感じるかもしれませんが、実はピアノとギターの優しい音色の重なりとも相性抜群なんです!
2つの楽器が対話するようにメロディを奏でれば、原曲のロマンチックな雰囲気をセッションでたっぷりと表現できますよ。
やさしさに包まれたなら荒井由実

幼い頃の澄んだ心を思い出させてくれる、温かいメロディが印象的なこの楽曲。
1974年4月発売のアルバム『MISSLIM』に収録された作品で、1989年公開のスタジオジブリ映画『魔女の宅急便』のエンディングテーマとしても知られています。
目に映るすべてのことが特別なメッセージに思えてくるような、不思議な安心感を与えてくれる本作。
ピアノの軽やかな伴奏もステキですが、包み込むようなメロディをギターで奏でることで、原曲の持つノスタルジックな雰囲気が一層深まるでしょう。
ハナミズキ一青窈

大切な人への祈りを込めた、心に深く染み入る一青窈さんの名曲です。
2004年2月に公開されたこの楽曲は、平和への強い願いを込めて歌詞がつづられたとされています。
後に同名の映画主題歌にもなり、感動的な物語とともに多くの人の心を捉えました。
ピアノが奏でる美しい伴奏に、温かいギターの音色が加わることで、本作に込められた愛する人の幸せが永く続くことを願う普遍的なメッセージが、一層優しく響き渡るでしょう。
心を込めて、誰かを思いながら演奏したい方にピッタリの1曲です。