パワーコードがカッコイイ洋楽の名曲。ただ簡単なだけじゃないギターリフの魅力
エレキギターの初心者向け奏法として最も定番なのが「パワーコード」です。
押さえるのが難しいことで有名な「F」のようなコードとは異なり、基本的には「ルート」と呼ばれる音と「5度」と呼ばれる音(低音弦なら「ルート」より1本高い弦の2フレット上)を押さえるだけなので、簡単な曲ならほとんどこれだけで弾けてしまいます。
そこで今回は、ギターの練習曲にもピッタリな、パワーコードで弾ける洋楽の名曲をご紹介します!
初心者向けだけでなくやや高度な曲もありますので、ギター練習中の方はぜひ聴いてみてくださいね。
もくじ
- パワーコードがカッコイイ洋楽の名曲。ただ簡単なだけじゃないギターリフの魅力
- Smells Like Teen SpiritNirvana
- Basket CaseGreen Day
- Want You BadThe Offspring
- Anarchy In The UKSEX PISTOLS
- Song 2Blur
- Iron ManBlack Sabbath
- Bulls On ParadeRage Against The Machine
- Angel Of DeathSLAYER
- A New LevelPantera
- The Beautiful PeopleMarilyn Manson
- Du HastRAMMSTEIN
- It’s My LifeBon Jovi
- (SIC)Slipknot
- LinoleumNOFX
- Still WaitingSUM41
- American IdiotGreen Day
- Hard Rock HallelujahLordi
- Breaking The LawJudas Priest
- Stand Up And ShoutDio
- Symphony Of DestructionMegadeth
- I Fought The LawThe Clash
- アナーキー・イン・ザ・UKSEX PISTOLS
- VertigoU2
パワーコードがカッコイイ洋楽の名曲。ただ簡単なだけじゃないギターリフの魅力(1〜20)
Smells Like Teen SpiritNirvana

世界中にグランジというジャンルを知らしめたアメリカ出身の伝説的3ピースロックバンド、ニルヴァーナの楽曲。
イントロのクリーンなサウンドからディストーションサウンドまで、曲のほとんどをパワーコードで弾けるためギターの練習にはぴったりの楽曲です。
間奏部分もAメロのメロディーを弾いたものなので難しいテクニックもありませんが、パワーコードを弾く際にはミュートやカッティングなどに意識して弾くとオリジナルの雰囲気に近づきます。
演奏自体は簡単なので、バンドで合わせる場合には技術より衝動で押していきたいナンバーです。
Basket CaseGreen Day

ポップ・パンクの代表的バンドであり、日本でも高い人気を誇るアメリカのバンド、グリーン・デイの初期の代表曲です。
軽快なリズムに突き抜けるポップなメロディが爽快、盛り上がること間違いなしなナンバーです。
イントロや楽曲の途中では一部パワーコードにブリッジミュートを効かせ、リズムを立てる箇所もありますが、あとはストローク全開でかき鳴らすと気持ちよさ爆発でしょう。
演奏としては難しくないので、明るくハジけるのにピッタリな曲です。
Want You BadThe Offspring

1990年代に、グリーン・デイとともにポップ・パンクブームを巻き起こしたアメリカのバンド、オフスプリングのシングルナンバー。
気持ちいいテンポの8ビートと全体を貫くポップ感が爽快な、晴れた日のドライブで仲間と窓を開けて聴きたいようなナンバーです。
ギター演奏上特に難しいところはありませんが、ディストーション気味に歪ませた音を、しっかりブリッジミュートすべきところとミュートを外すところ、粒立ちよく弾き分けることが、疾走感を生み出すポイントではないでしょうか。
Anarchy In The UKSEX PISTOLS

1970年代のロンドン・パンクの代表的バンドであり、短い活動期間ながら音楽シーンやファッションにも多大な影響を与えたカリスマ的存在、セックス・ピストルズのデビューシングル曲です。
ロンドン・パンクと言えばこの曲を真っ先に思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
パンク自体が「テクニカルな演奏」に対するアンチテーゼでもあり、リフはほぼパワーコードで弾けてしまい、単音のギターソロもありますが超絶簡単なので、ギター初心者にも取り組みやすい楽曲です。
Song 2Blur

1990年代に時代を席巻した、英オルタナティブ・ロックの雄ブラーのヒット曲の一つ。
2分強という曲の短さ、楽曲もほぼ同じコード進行の「静」と「動」の行き来という感じですが、「動」にシフトする瞬間のダイナミックさがたまらなくカッコいい曲です。
またその切り替わる瞬間にディストーションRATをオンする動画が、時代を切り取っています。
ギター演奏的にはとくに難しいところはなく、クリーン部分を高音部で弾くチープさと、ディストーション部分の激しさを全身でもって表現することにかかっているような楽曲です。
Iron ManBlack Sabbath

オジー・オズボーンが結成し、ヘヴィメタルの開祖とも言われるイギリスのロックバンド、ブラック・サバスの有名曲の一つ。
そしてギタリストのトニー・アイオミは、パワーコードを多用することでその奏法を広めた1人です。
通常パワーコードは、ルート+5度+オクターブ上のルートという3音で押さえることが多いと思いますが、トニーの場合はルート+5度の2音というシンプルなもので、かつては「5度コード」と呼ばれていました。
しかし2音にすることで、左手のスライドを多用する等、トニー独特のリフメイクにつながっています。