【2025】パワーコードがかっこいい洋楽の名曲。定番曲から近年の人気曲まとめ
ギターフレーズの超定番とも言えるパワーコードをご存知ですか?
2本もしくは3本の弦で奏でる力強い響きは、ロックやヘビーメタルなど幅広いジャンルで活用されており、ギター初心者にも取り組みやすい基礎的な奏法として知られています。
シンプルながらも力強い響きで、激しいサウンドから叙情的なメロディーまで、楽曲の表情を多彩に演出できるのが魅力です。
この記事では、パワーコードが印象的な洋楽の名曲から、近年のヒット曲まで、幅広く取り上げていきます。
お気に入りの1曲を見つけて、ぜひギターにチャレンジしてみてください!
【2025】パワーコードがかっこいい洋楽の名曲。定番曲から近年の人気曲まとめ(1〜10)
Blitzkreig BopNEW!Ramones

ニューヨークが生んだ伝説のバンド、ラモーンズが1976年に放った衝撃のデビュー曲です。
当時の複雑化するロックへの反発のように、A-D-Eのたった3つのパワーコードをひたすらダウンストロークでかき鳴らすスタイルは、まさに純粋なアドレナリンの塊!
「電撃戦」という過激なタイトルながら、歌われているのはライブハウスに集う若者たちの熱狂と衝動なのだとか。
シンプルを極めたからこそ生まれたこの一体感は、今やスポーツスタジアムの応援歌としても愛されています。
ギターを手にしたなら、まずこの曲のパワーコードに挑戦したくなるのではないでしょうか?
Bloody ValentineNEW!Machine Gun Kelly

ヒップホップからポップ・パンクへと大胆な転身を遂げた、アメリカ出身のアーティスト、マシン・ガン・ケリーさんが2020年5月に放った代表曲です。
ポップパンクリバイバルの立役者となったケリーさんの始まりのような曲ですから、パワーコードならではのストレートなギターの響きが魅力。
このシンプルで骨太なサウンドが、楽曲全体に初期衝動のような疾走感を与えています。
歌詞では、まるで世界が終わってしまったかのような絶望的な状況下で「君だけが最高だ」と叫ぶ、危うくも激しい愛情が描かれています。
血に染まるような痛みを伴う恋模様が、歪んだギターの音色と重なり、聴く者の感情を激しく揺さぶるのです。
彼の新たな挑戦を象徴する、鮮烈なパワーコードが光る一曲です。
good 4 uNEW!Olivia Rodrigo

アメリカのシンガーソングライター、オリヴィア・ロドリゴさんが2021年にリリースしたデビューアルバム『SOUR』からの大ヒット曲です。
Z世代のアンセムとして世界的な社会現象を巻き起こし、2000年代ポップパンクのリバイバルを象徴する1曲となりました。
ポップパンクらしいシンプルなパワーコードが、この曲の持つエネルギーを物語っています。
歌詞では、自分だけが苦しんでいるのに、あっさりと前に進んだ元恋人へのやるせない怒りを表現。
「よかったね」という痛烈な皮肉が、激しく刻まれるサウンドと一体となり、聴く者の胸を打ちます。
主人公の心の叫びが、そのままパワーコードの音になったかのような表現力は圧巻で、多くの若者から熱狂的な支持を集めました。
Growing UpNEW!The Linda Lindas

米ロサンゼルス発のティーンエイジ・パンクバンド、ザ・リンダ・リンダズが2022年に放ったデビューアルバムのタイトル曲です。
彼女たちらしい、シンプルながらも骨太なパワーコードが全編を貫く疾走感あふれるナンバーとなっています。
大人になることへの期待と不安、そして何物にも代えがたい仲間との絆を歌った歌詞が、ザクザクと刻まれるギターリフと一体となって聴く者の胸を熱くさせます。
彼女たちの等身大の叫びとポジティブなエネルギーが、力強いサウンドに乗って真っすぐに届くようです。
若さゆえの衝動と希望を詰め込んだ、新世代のパワーポップ・アンセムなのかもしれません。
All the Small ThingsNEW!blink-182

アメリカのロックバンド、ブリンク182が放ったポップパンクの金字塔『All the Small Things』。
イントロから鳴り響くシンプルで力強いパワーコードのリフを、鮮明に覚えている方も多いのではないでしょうか?
この曲はラジオヒットを狙って作られたというエピソードも有名ですが、実はとてもロマンチックな背景があるんです!
歌詞は、メンバーのトム・デロングさんが当時の恋人へ贈ったもので、「階段にバラを置いてくれる」といった、ささいな愛情表現への感謝が歌われているのだとか。
日常の小さな幸せを、ストレートなパワーコードに乗せて高らかに歌い上げる姿に元気をもらえますね。
パワフルなサウンドと愛情あふれるメッセージが見事にマッチした、まさにパワーコードが輝く名曲です。
The MiddleNEW!Jimmy Eat World

契約解除という逆境から、全米モダンロック・チャート1位という快挙を成し遂げたアメリカのバンド、ジミー・イート・ワールド。
その復活劇の象徴となったのがこの曲です。
とにかく潔いパワーコードのリフが最高にかっこいい!
「自分を安売りしないで」と歌うストレートな歌詞は、バンド自身の物語と重なり、聴く人の背中を力強く押してくれますよね。
テイラー・スウィフトさんがCMでカバーしたことでも話題となり、そのキャッチーなメロディーが記憶に残っている方も多いのでは?
「思い切ってやってみよう!」とポジティブな気持ちにさせてくれる、エネルギッシュな一曲です。
Dig Up Her BonesNEW!Misfits

アメリカのホラーパンク界を牽引するミスフィッツが、再結成後の新体制で放ったダークでキャッチーなナンバーです。
亡き恋人を想うあまり「彼女の骨を掘り起こす」という衝撃的な歌詞は、ファンの間でも伝説なのだとか。
この痛切な物語を彩るのが、シンプルながらも重く歪んだパワーコード。
イントロから全編にわたって鳴り響く攻撃的なリフと、メロディアスなボーカルが一体となることで、悲しくも美しいゴシックロマンスの世界が生まれます。
ギターでこのリフをかき鳴らせば、主人公の狂おしい感情が乗り移ってくるのではないでしょうか。