【DJ初心者のための】今さら聞けない「デジタルDJ」のこと
音楽を始めてみたい……。
今や手頃な価格で始められるDJですが、DJといっても、いろいろなソフトウェアがあります。
特にスマホ系アプリまで含めると、莫大(ばくだい)。
僕だって知らないソフトウェアもたくさんあります。
そこで、まずはデジタルDJってどんなこと?
って所からご紹介してみたいと思います。
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DJソフトウェア
Naitive Instruments TRAKTOR PRO
これまた世界的に大定番のソフトウェア、ヨーロッパでの愛用者は非常に多いですね。
TRAKTORの特徴は、何よりも「機能性」。
つまり「タンテとミキサーとレコード」しかなかった時代では不可能な個性的でトリッキーなパフォーマンス性に長けています。
特に最近では「ライブとしてのDJ」というところに注力されており、どちらかというと「トラック自体を作っている」というクリエイターさんにひいきにされている感じです。
あと、TRAKTORはお好みのオーディオインターフェースを利用することが可能です(これ超重要)。
しばしば「TRAKTORかSERATO、どっちが音質が良い?」などの話を聞きますが、ソフトウェアの音質うんぬんよりもオーディオインターフェースの品質の方が「圧倒的に音質の重要度を占めている」のがデジタルミュージックの常識。
つまり、高品位なオーディオインターフェースを使用すれば、それだけで音質は大幅に向上するということです。
こういった「カスタマイズ性」が高いのも、TRAKTORの特徴ですね。
注意:DVSの場合は「TRAKTOR SCRATCH」というバージョンのTRAKTORが必要ですが、このTRAKTOR SCRATCHでのタイムコードの読み取りでは、TRAKTOR AUDIO 10などの対応オーディオインターフェースがなければタイムコードの読み取りができません。
つまり、DVS(タイムコードの解析)の場合には、オーディオインターフェースの自由選択はできません。
なお、TRAKTOR SCRATCHはDJコントローラーシステムでも利用可能で、この場合にはオーディオインターフェースの自由選択が可能です(タイムコードの解析を必要としないため)
Pioneer rekordbox dj
正直言って「まだ定番ではない」んですけけど、今後、最も目が離せないDJソフトウェア、それがこの「Pioneer rekordbox dj」。
機能面でも安定面でもまだまだ上記2製品に対抗できるような目をみはるものがありませんが、クラブには「必ず」と言って良いほどPIONEERのミキサー/CDJが常設されていますし、日本でのDJコントローラー販売台数ではPIONEERは大人気、ということから、今後もシェアを高めていくことまちがいなし。
PIONEER CDJがソフトウェアのコントローラーとして使えたり、PIONEERミキサーがDVSのコアになったり、アプリで楽曲編集作業をおこなえたり、いろいろ気になるところに目をつけているので、今後が見逃せません。
DJソフトウェア – アプリ編
スマホのタッチセンス機能を使って、アプリ内の仮想ターンテーブル/ミキサーを操作してDJプレイができる、「ちょっとDJ的なことをやってみたい」に最適なDJアプリ。
アプリストアで購入すれば、即座にDJプレイができる、ある意味すぐれものです。
さらに、アプリが外部コントローラー対応であれば、DJコントローラーを接続してDJプレイすることも。
つまりスマホ/タブレットがパソコンの代わりになるというわけです!
アプリの中にはタッチパッドの利点を生かしたオススメな機能とか使いやすさがあるので、これからはDJアプリで大型クラブイベントをこなす人も多く出てきそうな予感です。
Algoriddim djay2
アプリDJにとって抜群の操作性・機能性をもつ圧倒的シェアを誇るDJアプリ。
「External Hardware Support」という、PIONEERやReloopやNumarkなどの数多くのDJコントローラーと「つなげばスグに使える」機能も搭載しており、アプリを試してみてハマったらコントローラー導入!
という感じで段階的にDJを楽しむことにも長けています。
それに加えて「Spotify」(音楽ストリーミングサービス)の楽曲をDJプレイで使うことができる、唯一の本格DJアプリでもあります。
Spotifyには膨大な楽曲が登録されており、クラブトラックも多数。
クラブでよくかかる楽曲なども当然のようにありますので、パソコンのライブラリを整理して持ち歩くより、SpotifyをライブラリとしてDJするのも良いかもしれません。
Native Instruments TRAKTOR DJ
そう、パソコン版で定番のTRAKTORがアプリでもあるんです。
やはり「創造性のあるパフォーマンスを」という基本理念があるようで、タッチパッドを使ったユニークなパフォーマンス性が充実。
ちょうどパソコン版での「Serato DJ vs TRAKTOR」の対比のように、アプリでも「djay vs TRAKTOR」という対比がピッタリな感じです。
またNative Instruments製のDJコントローラーやオーディオインターフェースも利用可能。
アプリといえども「なるべく本気で」DJをやりたい方は、TRAKTORの選択が安心かもしれません。
まとめ
というわけで、今現在のおすすめ機材は……。
Reloop MIXTOUR
Reloop MIXTOURはdjayの「External Hardware Support」に対応。
つまりつなげばスグに使えます。
しかもオーディオインターフェース内蔵ですので、他には何もいりません。
(曲とスピーカーとヘッドフォンは別途必要ですが!
)
このシステムの場合……。
- 頭出しなどのコントロールはタッチパッドでのコントロール
- タッチパッドでの操作では難があるがあるイコライジングやフェーダー操作はMIXTOUR
という具合に合理的な操作性ですので、ちょっと「一歩進んでる感」がうれしいです。
あと、MIXTOURは「MIDIコントローラー」といって、ソフトウェアさえ対応していればいろいろな機能を割り当てして利用できる製品でもあります。
この「MIDIコントローラー」に対応しているDJソフトウェアといえば、TRAKTOR。
MIXTOURは、TRAKTORのための「いろいろな機能をあらかじめ割り当てした設定ファイル」が無償配布されているので、このファイルをTRAKTORに読み込ませるだけで設定をいろいろおこなう必要もなく利用することもできます。
つまり、MIXTOURがTRAKTOR KONTROL Z1のような使い勝手になるということですね。
別途、TRAKTOR KONTROL X1とかTRAKTOR KONTROL D2などを導入すれば、本格的なPC−DJでも使えるという「後からもオイシイ」製品です。
ライタープロフィール
株式会社サンフォニックス
放送制作技術(音声・カメラ・VE)、音響(PA)技術、楽器、音響及び映像機器のレンタル・リース、ツアースタッフの派遣、コンサート・イベントの企画制作、運営、ピアノ販売・調律・レンタル・修理・買取・ショールーム運営。
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