学園祭などでも人気の曲、BUMP OF CHICKENの「天体観測」のドラム演奏を私の主観ですがポイントになる部分をレッスンしたいと思います。
ドラム譜をご紹介しながらわかりやすく解説していきますよ!
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BUMP OF CHICKEN「天体観測」
BUMP OF CHICKENの代表曲とも言える天体観測は、いつの時代も学園祭で演奏される定番曲ではないでしょうか?
今回は、上記のYouTubeにアップされているMVを参考にしながら読み進めてください。
文中の秒数が書いているところをクリックすれば、MVがその秒数から再生されるので、参考にしてくださいね。
イントロ
この曲はBPM=165と比較的テンポの速い8ビートのリズムパターンが中心になります。
まずイントロ(0:13~0:19)ですが、バスドラムを4分打ちしながらスネアドラムとフロアタムを同時に8分音符で刻んでいくパターンです。
この両手の連打では、スネアドラムとフロアタムのリバウンドコントロールに気を付けたいところです。
一般的にスネアドラムに対してフロアタムは直径が大きく音程も低いため、ヘッドの張り具合が緩くなりスティックのバウンドが返りにくいです。
そのため、スネアドラムを叩く時よりも少し腕を振って自らリバウンドを作るようにします。
ヘッドの中心部分より少し外したところを叩くと若干ですが弾みやすくなると思います。
このパターンは徐々にクレシェンド(音量を大きく)していくのですが、早めから音量を上げてしまうとクレシェンドした感じに聞こえないので、リズムパターンに変わる直前の1小節で音量を上げると効果的だと思います。
次にイントロの後半(0:19~0:30)の8ビートのリズムパターンです。
ライドシンバルで8分音符を刻むのでハイハットシンバルを刻むよりはリバウンドを取りやすいと思います。
スピードについていけないときはライドシンバルを4分音符で刻んでみましょう。
その時に2、3拍のウラにバスドラムが入るので手足がつられないように気を付けましょう。
Aメロ
Aメロ(0:33~0:55)のリズムパターンは4分音符でバスドラムを踏みながらハイハットシンバルを8分音符で刻みます。
4分音符アタマに軽くアクセントが入るように意識してみてください。
初心者の方はテンポに付いていけないようでしたら4分音符にしても良いと思います。
次にAメロからBメロへ進むとき(0:55~0:57)のフィルです。
このフィルはハイハットシンバル→スネアドラム→ハイタム→ロータム→フロアタムと順番に8分音符で叩いていきます。
この時の注意点ですが、スネアドラムからフロアタムへ移動するにしたがってリバウンドが少なくなっていきますので徐々に腕の振りを強くしていってください。
初心者の方は利き手と反対の腕が振れていないことがよくあります。
鏡などでご自身のフォームが左右交互に均等に腕を振れているか確認してみると良いと思います。
4拍目のフロアタムの最後の16分音符2つは、スピードが追い付かない場合は8分音符1つにしてみてください。
サビ前のフィル
続いてサビ前(1:02~1:08)のフィルについて説明します。
楽譜1と楽譜2
楽譜1は左右交互に腕を振りますが、楽譜2では交互ではなく、シンバルを叩く手が入れ替わります。
なぜ入れ替えるのかというと、左右の腕を交差させないためにドラムセット左側にあるハイタムを左手で右側にあるフロアタムを右手で叩きたいからです。
拍アタマのクラッシュシンバルは4分音符なので次の拍に移動するときに時間的に余裕があります。
ですので、クラッシュシンバルを左手で叩いたあとハイタムを左手→フロアタムを右手という手順が合理的かと私は考えました。
タムの手順をそのままにクラッシュシンバルを右手で叩いても構いませんが右手の移動が8分音符で移動するため少し忙しくなりますね。
楽譜3
最後の楽譜3ですが、3拍目で右手に入れ替えます。
4拍目のアタマのスネアドラムは左手でも構いません。
この部分はいろいろと手順を試してみると面白いと思います。
「サビ~Cメロ」
次にサビ後半(1:26~1:31)のクラッシュシンバルを連打するリズムパターンです。
ここのポイントは2、4拍ウラの右手スネアドラムです。
ここで叩くスネアドラムは1、3拍目アタマに右手で叩くクラッシュシンバルと連続します。
クラッシュシンバルをスムーズに叩くためにはこのスネアドラムを強くスティックを握って叩かないことです。
スネアドラムを軽く叩き、スティックを大きく弾ませてクラッシュシンバルに送り出すようにすると腕がスムーズに動くと思います。
そのあとに続く、2番Aメロ直前(1:31~1:34)のフィル(キメ)はこんな感じです。
サビ前のフィルと同様にタムの位置を考えて、3拍目アタマのハイタムを左手に入れ替えてみました。
このハイタムを左手で叩くことによって、4拍目ウラのシンコペーションのクラッシュシンバルを違和感なく右手で叩くことができます。
続いて2番サビのあとの(2:38~2:59)のCメロリズムパターンです。
このパートはハイハットシンバルの刻みが4分音符に変わり、スネアドラムの位置が3拍目アタマに変わることで、テンポが半分になったように聞こえます。
ここの注意点は、4拍目アタマの右手ハイハットシンバルと、ウラの左手スネアドラムを叩くときに、スティック同士がクロスしてぶつからないように気を付けましょう。
スティックがぶつかってしまうようなら右手首が下がってしまっていると思いますので、手首をリラックスさせて「へ」の字になるように手首を上げてみましょう。
さらに、左手のスネアドラムを叩く軌道を左斜め上から8の字を描くように叩くことでストロークの幅を狭めることができ、スティックがぶつかりにくくなると思います。
手首を下げたままの方が叩きやすいのであれば両手首が重なるような位置で叩いてみてください。
「2拍3連について」
最後にキメ(2:58と4:11)で叩く2拍3連の説明をします。
2拍3連のリズムは楽譜Aのようになります。
楽譜A
初心者の方がよく間違える例として楽譜Bのように叩いてしまいます。
楽譜B
テンポが速いと楽譜AとBの違いがわかりにくいのですが、この叩き分けはできるようにしておきたいですね。
音符の場所の違いを理解して、ゆっくりなテンポから徐々にスピードを上げて練習しましょう。
終わりに
私が作った「天体観測」のドラムレッスン映像と全体のスローテンポデモ演奏がございますので、よろしければこの記事と併せてご覧ください。
ドラムレッスン「天体観測」
ドラムスローテンポデモ「天体観測」
ライタープロフィール
ドラマー
近藤 智一
愛知県出身。
中学生時代に校内行事で全校生徒の前で演奏し女子にモテた事をきっかけに15歳から独学で本格的にドラマーとしてバンド活動を始める。
常連だった地元楽器店でドラマー不足だった事もあり大人のバンドに混ざって演奏を鍛える。
上京後、20代は主にロック系のバンドで活動(ドラムボーカルも経験))。
その経験を生かして、個人でアーティストサポート活動と講師活動を開始。
いまみちともたか(BARBEE BOYS)、渡辺美奈代(おニャン子クラブ)、Ray of Lightなどのアーティストのライブやレコーディングをサポートする。
近年はラテン音楽にも影響を受け、スチールパンバンドPeleにドラマーとして参加。
Kornz MUSIC LESSON.netのレッスンでは「一人一人の[かんたん]を見つけ出して、長所を伸ばす」という考えのもとに指導している。
ウェブサイト:http://www.kornzmusic.net
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