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歌がうまくなる近道は「声をマネるセンス」にある

歌がうまくなる近道は「声をマネるセンス」にある
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歌がうまくなる近道は「声をマネるセンス」にある

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ボイストレーニングをしていると「声の出し方」という視点で考えてしまうことが多くなります。

でも、物理的どうして声を出せばよいかは、説明できたとしても、その通りに喉を動かすことはかなり難しい。

そこで、今回は視点を変えます。

お手本の声を再現する

マイク

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「声の出し方」ではなく「声の音色」にフォーカスする。

自分の憧れの歌手の声に、音色を近づけてみる。

実は、この作業が発声改善への大きなステップになることが多いのです。

声の出し方よりも、音色を先に合わせてしまった方が、結果、喉の使い方が正しい方向へ向かった、ということが起こるのです。

音色を近づけられるということは、すでに心地よい歌声ができているということ。

音色を聞く時のコツ

理想の歌声を聞いて、自分も感覚でその声をマネて出してみる。

そして、録音して聞いてみると……?

「何か違う」と感じることがあります。

何か違うと感じた時は、ヒアリング力がアップしている証拠。

その違いがわかれば、音色づくりを修正していくことができます。

「でも、どうしていいか分からない」という人は、次のことを研究(確認)してみるとよいでしょう。

声の深みが違う

自分の声が平べったく聞こえる場合は、喉の開け方、口の開き方を、歌手のライブ映像を見ながらマネてみてください。

声が硬い感じがする

歌手は、「息の量」をとても大切にします。

ヘッドフォンで、よーく歌手の声を聴き直し、どれくらいの息を吐(は)いている声か、想像してからマネてみてください。

パワーが足りない感じがする

もし、歌手がコンサートで歌ている映像を見てください。

その時に使っているエネルギーを想像して、それを自分の歌でも使ってみる。

声量を上げることよりも、エネルギーを使うことに意識をおいてみて下さい。

声をマネるには、細かい部分まで、聞き込まなければいけません。

大概は、さらーっと流して聞いているつもりになっている場合が多いので、ヘッドフォンでしっかり耳を澄まして聞きます。

そして、必ず想像してください。

「口の開き具合」「息の量」「気持ちの入れ方」「声の距離感」「響き」「強さ」

聞き取れるもの、想像できるものは、すべてマネる。

この練習が、あなたの歌声を磨き、正しい発声への近道にもなります。

これが、感覚で歌がうまくなる方法の一つなのです。

ぜひ、声マネのスキルを磨いてくださいね!

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