歌がうまくなる近道は「声をマネるセンス」にある
https://pixabay.comボイストレーニングをしていると「声の出し方」という視点で考えてしまうことが多くなります。
でも、物理的どうして声を出せばよいかは、説明できたとしても、その通りに喉を動かすことはかなり難しい。
そこで、今回は視点を変えます。
お手本の声を再現する

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「声の出し方」ではなく「声の音色」にフォーカスする。
自分の憧れの歌手の声に、音色を近づけてみる。
実は、この作業が発声改善への大きなステップになることが多いのです。
声の出し方よりも、音色を先に合わせてしまった方が、結果、喉の使い方が正しい方向へ向かった、ということが起こるのです。
音色を近づけられるということは、すでに心地よい歌声ができているということ。
音色を聞く時のコツ
理想の歌声を聞いて、自分も感覚でその声をマネて出してみる。
そして、録音して聞いてみると……?
「何か違う」と感じることがあります。
何か違うと感じた時は、ヒアリング力がアップしている証拠。
その違いがわかれば、音色づくりを修正していくことができます。
「でも、どうしていいか分からない」という人は、次のことを研究(確認)してみるとよいでしょう。
声の深みが違う
自分の声が平べったく聞こえる場合は、喉の開け方、口の開き方を、歌手のライブ映像を見ながらマネてみてください。
声が硬い感じがする
歌手は、「息の量」をとても大切にします。
ヘッドフォンで、よーく歌手の声を聴き直し、どれくらいの息を吐(は)いている声か、想像してからマネてみてください。
パワーが足りない感じがする
もし、歌手がコンサートで歌ている映像を見てください。
その時に使っているエネルギーを想像して、それを自分の歌でも使ってみる。
声量を上げることよりも、エネルギーを使うことに意識をおいてみて下さい。
声をマネるには、細かい部分まで、聞き込まなければいけません。
大概は、さらーっと流して聞いているつもりになっている場合が多いので、ヘッドフォンでしっかり耳を澄まして聞きます。
そして、必ず想像してください。
「口の開き具合」「息の量」「気持ちの入れ方」「声の距離感」「響き」「強さ」
聞き取れるもの、想像できるものは、すべてマネる。
この練習が、あなたの歌声を磨き、正しい発声への近道にもなります。
これが、感覚で歌がうまくなる方法の一つなのです。
ぜひ、声マネのスキルを磨いてくださいね!
ライタープロフィール
仙台のボイストレーナー
KAN
東京の大手ボーカルスクールや、横浜のR&B専門スクールの講師として生徒を育成。
喉の構造を、科学的視点から専門研究。
喉声を改善し、高音を楽に出す従来のボイストレーニングとは全く違うトレーニング法で多くの悩みを解決し、延べ300人以上の指導に当たる。
現在は、宮城県仙台で指導しています。
LOOSE VOICEでは、随時、体験レッスンを実施しております。
実際に、あなたの声を聞かせて頂き、アドバイスいたします。
また、出張レッスンも対応しておりますので、ご依頼頂ければ、あなたの街にもお伺いいたします。
ぜひ、あなたの夢を応援させてください。
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