【一覧】鍵盤楽器の種類まとめ【ピアノ、シンセetc…】
「楽器演奏をやってみよう」と思ったとき、みなさんの頭にはどんな楽器が思い浮かぶでしょうか?
いの一番、すっとイメージできるのは、やっぱりピアノでは。
曲を弾いたことはなくてもどなたもきっと、人生で1度は触れた経験があるはず。
さて、ピアノは鍵盤楽器の一種です。
そしてその鍵盤楽器って、かなりいろいろな種類があるんですよ!
今回この記事ではたくさんある鍵盤楽器の種類をご紹介していこうと思います!
「え!?こんなの見たことない!」という鍵盤楽器にも出会えるかも。
【一覧】鍵盤楽器の種類まとめ【ピアノ、シンセetc…】(1〜10)
ショルダーキーボード

ショルダーキーボードとはシンセサイザーをギターのように肩からストラップでつるしてギターのように演奏できるようにした楽器のことです。
ギターのネックにあたる部分にはピッチ・ベンド・ホイールがついていて、ギターのように音をギュイーンとあげたりできるのも楽しいです。
1980年ころにはハービー・ハンコックやチック・コリアといったジャズ、フュージョン界の大御所がこぞってこの楽器を使っていました。
その後過去の楽器として作られることがなかった時期がありましたが、近年新機種が発売されるなど注目されています。
シーボード

こちらの楽器はシンセサイザーの一種ですが、ふつうに弾くだけでなく、5次元タッチといわれる、たたく、押し込む、左右に揺らす、上下に揺らす、指を持ち上げるという5つの動作で弦楽器や管楽器のようなアプローチができ、キーボードよりニュアンスのある表現が可能です。
サイズも1つ1つがコンパクトで、見た目も真っ黒で不思議です。
未来の楽器というイメージ。
音色もいろいろ選べるので、アイディアさえあれば表現できないことはなさそう。
トイピアノ

子供がはじめてひくピアノとして作られたトイピアノですが、その本格的なつくりが大人にもうけて、現代音楽などで楽器として演奏する人もいます。
普通のピアノは弦をハンマーでたたいて音を出しますが、トイピアノは金属の管をハンマーでたたく方式になっていて、それがオルゴールに似たかわいい音をたてるのですね。
はじめに作られたのは1872年に、アメリカでドイツからの移住者によってだそうですが、日本では2006年ごろからCMなどで人気になりました。
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鍵盤ハーモニカ

音はハーモニカのようですが、鍵盤がついているため音を視覚化しやすい鍵盤ハーモニカは、子供の頃学校で吹いたことがある方も多いのではないでしょうか。
口で吹く楽器なので、ピアノよりも長い音を演奏することが可能でニュアンスがつけやすく、子供の教育楽器をこえた愛好者がたくさんいます。
鍵盤ハーモニカは息を吹き込むことによりリードを鳴らすのですが、代わりに内蔵された笛を鳴らすアンデスという鍵盤ハーモニカの仲間もあります。
電子ピアノ

グランドピアノやアップライトピアノなど、いわゆる生ピアノのように弦をハンマーで直接たたく形式ではなく、センサーが鍵盤のタッチを読み取ることによりその鍵盤の音源がなる、という仕組みのピアノです。
生ピアノと違いアクションや弦がないので、かなりの省スペースが可能です。
また、音源を使うので調律の必要もなく、スピーカーの音量を調節するだけで音量も思いのままです。
音もいわゆるピアノの音以外も選べます。
一人暮らしの社会人、マンション暮らしのお子さんにはありがたいですね。
オンド・マルトノ

こちらは1928年に開発された楽器ですが、初めて見る方も多いのではないでしょうか。
構造的には、鍵盤のついたテルミンといった感じで、単音だけしかだせません。
リボン奏法といって鍵盤を弾かない奏法と、鍵盤を弾く双方の2種類があります。
音も不思議な音色で、なんとも天国のようですよね。
スピーカーが4種類あってその一つにはドラが入っているそうです。
アナログとデジタルな両方が感じられる不思議な楽器、機会があれば見てみてください。
クラビネット

こちらは電気式のキーボードで、クラヴィコードという鍵盤楽器に電気のピックアップをつけて音を増幅したりできるようにした楽器です。
ファンク、ソウル、R&Bなどの曲によく使われていました。
スティービー・ワンダーさんの『Superstition』の前奏の音といえばわかる人も多いのではないでしょうか。
ピックアップで音を拾っているからか、ギターなどにもなじむ音ですよね。
音を知っているとこの楽器を使ったほかの曲も見つけられそうです。