【一覧】鍵盤楽器の種類まとめ【ピアノ、シンセetc…】
「楽器演奏をやってみよう」と思ったとき、みなさんの頭にはどんな楽器が思い浮かぶでしょうか?
いの一番、すっとイメージできるのは、やっぱりピアノでは。
曲を弾いたことはなくてもどなたもきっと、人生で1度は触れた経験があるはず。
さて、ピアノは鍵盤楽器の一種です。
そしてその鍵盤楽器って、かなりいろいろな種類があるんですよ!
今回この記事ではたくさんある鍵盤楽器の種類をご紹介していこうと思います!
「え!?こんなの見たことない!」という鍵盤楽器にも出会えるかも。
【一覧】鍵盤楽器の種類まとめ【ピアノ、シンセetc…】(1〜10)
グランドピアノ

ピアノを練習している人なら一度は弾いてみたいと思うピアノ、グランドピアノ。
面積を小さくするため、弦を縦に張っているアップライトピアノと違い、弦を水平に張っているため、素早い連打やトリルもでき、より幅広い表現ができる楽器です。
グランドピアノにはいろいろな長さがあり、小さい部屋でも設置することが可能なコンパクトグランドピアノから、大きなホールなどでの演奏に耐えうるフルコンサートグランドピアノまでさまざまな大きさがあります。
オルガン

オルガンには大きく分けて教会やホールなどに設置されている大がかりなパイプオルガン、足踏みオルガンなどにみられるリードを使って鳴らすリードオルガン、鍵盤を押すことにより、電子回路から信号を発生させそれをスピーカーを鳴らして演奏する電子オルガンがあります。
3種とも、鍵盤を押している間は音が鳴り続けるというところがピアノと違うところで、長くのびる音を使っての演奏が楽しめます。
電子オルガンの仲間、ハモンドオルガンはR&Bやジャズなどでも愛されつかわれています。
シンセサイザー

シンセサイザーとは電子工学の手法を用いて音を合成する楽器のことで、昔からいろいろなところで研究されてきました。
19世紀半頃にできたものが最初といわれています。
テルミンなどもこのシンセサイザーの仲間に入ります。
1950年代にコンピューター音楽が流行すると、今からは考えられないほど大型のシンセサイザーができていきました。
1980年代にはデジタル音源開発が進み、シンセサイザーも抱えて持ち運べるサイズが主流に。
最近では音源も豊富で手軽なものが増えました。
メロトロン

60年、70年代の洋楽ロックではよく使われているので、名前は知らなくても音を聴くとあれか、と思う方もいらっしゃると思います。
見た目は白い大きな箱に3オクターブ分くらいの鍵盤がついています。
メロトロンは、楽器というよりサンプラーで、録音していた音を鳴らせる機械です。
昔の技術では録音した音をテープにしこみ、鍵盤を押すことによってテープが再生される仕組みだったので、何度も押しているとピッチが悪くなったりしたそうです。
それが逆にレトロな雰囲気をかもし出していたんですね。
ローズピアノ

1970年代から1980年代にかけてジャズやポップスの世界で大活躍したエレクトリックピアノがローズピアノです。
ビリー・ジョエルさんの『Just the Way You Are』をはじめ、多くのヒット曲で使用されています。
アコースティックピアノと違いトーンバーと呼ばれる金属棒をたたき、それをエレキギターと同じように電磁ピックアップで電気信号に変換して音を出しています。
海外ではチック・コリアさんやジョー・サンプルさん、日本では松任谷正隆さんなど、多くのキーボーディストに愛されている名機なんですよね。
アコーディオン

蛇腹を左手で操作しながら空気を送り込み、右手で押した音をリードで鳴らす仕組みの楽器で、音は鍵盤ハーモニカに似ています。
左手側にはベース音や和音を奏でるためのボタンが配置されているものもあります。
座ったり立ったりした状態での演奏が可能なので、街角や酒場などで演奏されているイメージがある方も多いのではないでしょうか。
音色を切り替えるスイッチもついていて、人力ながらいろいろなことができる楽器なんですね。
コンサーティーナやバンドネオンもこの仲間の一つです。
アップライトピアノ

場所をとるというグランドピアノの欠点を補うために作られたピアノがアップライトピアノです。
省スペースのために垂直に張られた弦をハンマーで横からたたくことによって音が鳴ります。
グランドピアノより性能の点では劣りますが、電子ピアノではなく、直接指で弾いた力をハンマーで伝えるので、細かな表現が可能で、強弱もつけやすいです。
状況が許すなら、いわゆる生ピアノといわれるグランドピアノやアップライトピアノで練習することが望ましいです。