【日韓再注目】韓国の演歌歌手、トロットシンガー特集
K-POPと同じく韓国で愛されている音楽の「トロット」。
日本の演歌の影響や独自の進化を遂げていった作風に、一聴して引き込まれます。
オーディション番組の流行によるトロットスターの輩出も目覚ましい昨今ですが、この記事ではそういったトロットを歌っている歌手はもちろん、昔ながらの演歌らしい雰囲気の曲を歌ってきたベテランの名歌手も多く紹介していきます。
同じ歌手でも曲によって曲調が変わったりすることもありますから、ぜひお気に入りの曲から広げて推しの歌手を見つけてみてくださいね!
【日韓再注目】韓国の演歌歌手、トロットシンガー特集(1〜20)
기다리는 여심(待っている女心)桂銀淑(ケイ・ウンスク)

ケイ・ウンスクさんは1961年生まれの演歌歌手で、韓国のみならず日本で大きな活躍を残しました。
1979年に歌手デビューし、翌年の『待っている女心』でMBC10大歌手歌謡祭の新人賞を受賞。
作曲家の浜圭介さんに見いだされたことから、1985年に日本デビューを果たしています。
紅白歌合戦で歌唱した『すずめの涙』や、日本有線大賞グランプリを獲得した『酔いどれて』などの多くのヒット曲を届けたこともあり、日本の演歌を聴いてきた方になじみがあることでしょう。
ハスキーで味わい深い歌声に引き込まれます。
계단말고 엘리베이터임영웅 (イム・ヨンウン)

K-POPの人気グループをしのぐほどの人気を誇る歌手がイム・ヨンウンさんです。
その人気っぷりは本国内で特に熱狂的。
2020年におこなわれたオーディション番組『明日はミスタートロット』で優勝して注目を浴びた彼は、ドラマ『紳士とお嬢さん』のOSTに起用された『愛はいつも逃げていく』が大ヒット。
国民的歌手へと上り詰めました。
歌の軸にあるのは包容力のようにも感じられますね。
高い歌唱力をベースに、近年はトロットに限らないさまざまなジャンルの楽曲を歌いこなしていて、まさにパーフェクトなオールラウンダー。
トロットファンでない方も必見の歌手です。
샤방샤방박현빈(パク・ヒョンビン)

トロット界のプリンスと呼ばれる韓国の歌手、パク・ヒョンビンさん。
2006年にデビューし、『빠라빠빠』で注目を集めました。
『곤드레 만드레』など、ヒット曲を次々と生み出しています。
2012年には日本の『ゴールドディスク大賞』でベスト・演歌/歌謡曲・ニューアーティスト賞を獲得しました。
クラシック音楽の経験を活かした歌唱力と、カリスマ性あふれるステージングが魅力。
「男版チャン・ユンジョン」の異名をとるほどです。
トロットファンはもちろん、K-POP好きの方にもおすすめですよ。
무조건(無条件)박상철(パク・サンチョル)
トロット界を代表する歌手として知られるパク・サンチョルさん。
1969年生まれの彼は、2000年にアルバム『부메랑』でデビューを果たしました。
2001年の『자옥아』で注目を集め始め、2005年の楽曲『無条件』で一躍スターダムにのし上がり若者層にも支持されました。
2006年には第6回大韓民国伝統歌謡男性歌手最高賞を受賞。
圧倒的な歌唱力と華麗なステージングで幅広い年齢層のファンを魅了し続けています。
彼の歌は、韓国トロットの魅力を存分に味わいたい方におすすめです。
돌아와요 부산항에(釜山港へ帰れ)조용필(チョー・ヨンピル)

韓国を代表する国民的歌手として知られるチョー・ヨンピルさん。
1960年代後半から活動を開始し、ロック、バラード、など多彩なジャンルで活躍しています。
1968年にデビューを飾り1970年代にソロ転向、『釜山港へ帰れ』や『旅に出よう』といった名曲を世に送り出しました。
その卓越した歌唱力と独特のカリスマ性で、数々の音楽賞を受賞。
デビュー45周年を迎えた2013年にはアルバム『Hello』をリリースし、韓国音楽界における不動の地位を確立しています。
チョー・ヨンピルさんの歌声は、世代を超えて多くの人々の心に響く普遍的な魅力を持っています。
韓国の音楽シーンに触れてみたい方にぜひおすすめです。