【日韓再注目】韓国の演歌歌手、トロットシンガー特集
K-POPと同じく韓国で愛されている音楽の「トロット」。
日本の演歌の影響や独自の進化を遂げていった作風に、一聴して引き込まれます。
オーディション番組の流行によるトロットスターの輩出も目覚ましい昨今ですが、この記事ではそういったトロットを歌っている歌手はもちろん、昔ながらの演歌らしい雰囲気の曲を歌ってきたベテランの名歌手も多く紹介していきます。
同じ歌手でも曲によって曲調が変わったりすることもありますから、ぜひお気に入りの曲から広げて推しの歌手を見つけてみてくださいね!
- 【韓国の大衆歌謡】トロットの人気曲。トロット歌手による名曲
- 【日韓再注目】韓国の演歌歌手、トロットシンガー特集
- 【韓国の女性ボーカル】K-POPを彩るシンガー、ソロ歌手
- 【韓国の懐メロ・ジャンルフリー】今だから聴きたい!韓国の懐かしい曲
- K-POP・韓国の泣ける曲。ぐっと心に響いて涙を誘う歌
- 【ソロ歌手特集】K-POP&韓国の男性ソロアーティスト
- 【極上のバラードソング】歌が身にしみるK-POP。韓国バラード
- 韓国の90年代を彩ったヒット曲。歌謡ポップス
- 韓国のカラオケソング。人気のバラードからK-POPまで愛される歌
- 号泣必至なK-POPのバラード・韓国の泣ける歌
- 心に染みわたるK-POP、韓国男性アーティストの名バラード
- 韓国のエモい曲。じんわりくる感性的な名曲
- 韓国の流行りの歌。ヒットソングまとめ
【日韓再注目】韓国の演歌歌手、トロットシンガー特集(1〜10)
돌아와요 부산항에(釜山港へ帰れ)조용필(チョー・ヨンピル)

韓国を代表する国民的歌手として知られるチョー・ヨンピルさん。
1960年代後半から活動を開始し、ロック、バラード、など多彩なジャンルで活躍しています。
1968年にデビューを飾り1970年代にソロ転向、『釜山港へ帰れ』や『旅に出よう』といった名曲を世に送り出しました。
その卓越した歌唱力と独特のカリスマ性で、数々の音楽賞を受賞。
デビュー45周年を迎えた2013年にはアルバム『Hello』をリリースし、韓国音楽界における不動の地位を確立しています。
チョー・ヨンピルさんの歌声は、世代を超えて多くの人々の心に響く普遍的な魅力を持っています。
韓国の音楽シーンに触れてみたい方にぜひおすすめです。
네박자(四拍子)송대관(ソン・デグァン)

韓国のトロット界を代表する存在として、長年にわたり愛され続けている全羅北道井邑市出身のソン・デグァンさん。
1967年にデビューを飾り、厳しい時代にも音楽への情熱を失うことなく歩み続けました。
1975年に『해뜰날』でブレイクを果たすと、『四拍子』や『流行歌』といった数々の名曲を世に送り出します。
哀愁を帯びた歌声とリズミカルな表現が見事に調和した歌唱スタイルで、庶民の心に寄り添い続けてきました。
大韓歌手協会の会長としても尽力し、音楽界に大きな足跡を残したソン・デグァンさん。
韓国の伝統音楽「トロット」の魅力を、日本の演歌ファンの皆さんにも体感していただきたいですね。
동백아가씨(椿娘)李美子(イ・ミジャ)

イ・ミジャさんは1941年生まれ、ソウル特別市京城漢南洞出身で韓国の歌謡界を長らくけん引してきました。
1959年に『十九の純情』でデビューし、非常に多くの楽曲やアルバムを届けてきた国民的歌手です。
韓国で初めてミリオンセラーとなった『동백아가씨(椿娘)』は特に、さまざまな歌手がカバーするほど歌い継がれています。
2023年には最高峰である金冠文化勲章を受賞しました。
「エレジーの女王」などの異名を持つイ・ミジャさんの歌は、伝統的な美しさとともに心にくる響きを感じられます。
【日韓再注目】韓国の演歌歌手、トロットシンガー特集(11〜20)
FORM(폼미쳤다)YOUNGTAK(ヨンタク)

幼少期から音楽の才能に恵まれ、韓国の慶尚北道安東市で育ったヨンタクさん。
2007年にバラード歌手としてデビューし、数々のグループ活動を経て2016年からトロット歌手として新たな一歩を踏み出しました。
独自のスタイルと確かな歌唱力で、『ミスター・トロット』のオーディション番組出演を機に、一躍スターへと駆け上がります。
プロデューサーとしても活躍し、2020年のMelon Music Awardsで「ホットトレンド賞」「最優秀ソングライター賞」を受賞。
2022年7月には、初のフルアルバム『MMM』をリリースしてコンサートツアーで約9万人を動員するなど、高い人気ぶりです。
伸びやかな歌声とピアノの演奏力を武器に、トロットからバラードまで幅広いジャンルを自在に歌いこなすマルチな才能の持ち主。
心に響く歌声と親しみやすい人柄で、音楽ファンの心をつかんでいます。
어머나장윤정(チャン・ユンジョン)

人気トロット歌手として知られるチャン・ユンジョンさん。
1980年2月生まれの彼女は、2004年にデビュー曲『オモナ』で大ブレイクを果たしました。
古いスタイルのトロットに新たな息吹を吹き込んだと評価されています。
1999年、第20回MBC川辺歌謡祭で大賞を獲得。
2005年にはセカンドアルバムをリリースし、2008年には『Jang Yoon Jeong Twist』など、多くのアルバムを世に送り出しています。
チャン・ユンジョンさんの音楽は、トロットというジャンルにおいて、若い人々を含む幅広い世代に受け入れられています。
伝統的な韓国音楽に現代的な感覚を融合させた彼女の歌声は、多くの人々に愛され続けていますよ。
사랑의 밧줄김용임(キム・ヨンイム)

1965年生まれ、全羅北道西市出身のキム・ヨンイムさん。
1984年に『목련』でバラード歌手としてデビューしました。
2003年の『사랑의 밧줄』や2011年の『부초 같은 인생』が代表曲にあげられ、正統派のトロット歌手として知られています。
近年は『明日はミスター・トロット2』のマスターや『覆面歌王』といった番組で見かけた方も多いかもしれませんね。
芯の通った明るい印象を受ける歌声で、女性ならではの晴れやかな歌の魅力が感じられます。
안동역에서(安東駅で)진성(チンソン)

1960年に全羅北道で生まれたチンソンさんは、1994年に歌手デビューを果たしました。
2008年にリリースされたヒット曲『安東駅で』は、数年後に人気が上がってキム・ヨンジャさんやイム・ヨンウンさんといった歌手にもカバーされるなど、トロットを代表する名曲の一つになりました。
トロットの再ブーム以前から本国では若い世代からも認知度が高かったようです。
韓国に行った際に訪れたくなりますね。
日本の演歌と親和性の高い歌唱で、男性の中でも高く響く歌声が特徴的。
令和時代も精力的に活動されているので、ぜひチェックしてみてください。