【韓国の大衆歌謡】トロットの人気曲。トロット歌手による名曲
K-POP同様に注目したい韓国の音楽「トロット」の名曲特集です!
西洋の社交ダンススタイル「フォックストロット」から由来しており、4分の4拍子に合わせて踊るようなリズムが特徴的な韓国の大衆歌謡。
日本の演歌も取り込まれた哀愁が感じられる曲調や、ユニークで盛り上がるナンバーが多いのも魅力です。
「オモナ」のヒットによる2000年代の再注目だったり、2020年代前後のオーディション番組以降の日韓における白熱ぶりも話題を呼んでいますね。
この記事では、そんなトロットの名曲や人気曲にフォーカス!
ぜひみんなでトロットの沼にはまりましょう!
【韓国の大衆歌謡】トロットの人気曲。トロット歌手による名曲(1〜10)
시선고정(視線固定)다섯장 (Super Five)

映画『007』さながらの緊張感あふれる前奏から始まるトロットとK-POPの融合サウンド。
男性トロットアイドルグループ「タソッチャン(Super Five)」による2020年の楽曲です。
MBCのバラエティ番組『最愛エンターテインメント』の企画から生まれた5人組が、情熱的な恋のまなざしを歌い上げています。
楽しげなブラスラインと力強いドラムビートに乗せて、恋する相手への熱い視線を表現した歌詞が印象的。
2020年8月22日には「ショー!
音楽中心」にも出演を果たし、エネルギッシュなダンスパフォーマンスで視聴者を魅了しました。
誰かを思う気持ちを込めて口ずさみたい、パーティーシーンで盛り上がりたいときなどにぴったりの1曲です。
무조건(無条件)박상철(パク・サンチョル)

2005年にリリースされたパク・サンチョルさんの『無条件』は、『オモナ』に匹敵するほどのトロットの代表曲といっても過言ではないでしょう。
発売当初は売上が振るわなかったものの、バラエティー番組『1泊2日』で取り上げられたことからヒットにつながりました。
スケール感の大きいイントロから持っていかれる『無条件』、楽曲同様にエネルギッシュで圧倒的なパク・サンチョルさんのボーカルが最高で高揚感にあふれます。
痛快!
「君が呼ぶならいつでもどこでも駆けつける」と思いを寄せる相手への無条件の愛を歌った熱さも世界観に引き込まれますね。
元気でノリやすい曲がお好きな方はとくに聴いてほしい名曲です!
칼퇴근(定時退勤)이이경(イ・イギョン)

韓国の映画やドラマを中心に、俳優として活躍するイ・イギョンさんが2020年にリリースした『칼퇴근 (Leave work on time)』。
トロットならではの懐かしさを覚えるメロディーに合わせて、ユニークな歌詞が展開。
「会社での残業や飲み会に参加せず、定時退社したい」という会社員の本音が歌われています。
楽しげな雰囲気で展開するサウンドと残業を嫌がるフレーズがマッチした、親しみやすいK-POPです。
ユーモラスな魅力が詰まった、思わず笑えるナンバーを聴いてみてくださいね。
Spring, Again홍진영(ホン・ジニョン)

荒れ果てた花壇に再び花が咲くように、希望の光を歌に込めた全羅南道光州市出身のホン・ジニョンさん。
2006年にガールズグループ「SWAN」でデビューした後、トロット歌手として頭角を現し、韓国のトロットシーンをけん引する存在となりました。
トロットならではの哀愁を残しつつ、ポップスの要素も加味した新しいサウンドと、花が芽吹くような前向きなメッセージが魅力的です。
本作は2025年に発表した待望の新作バラードで、ファンの心に春を呼び起こす楽曲に仕上がっています。
人生の春を待ち望む人々に響く名曲ですよ。
Tabom (feat. Shindong)Jungseul

韓国の音楽シーンに新たな輝きを放つジョンスルさんが、2025年1月に華々しいデビューを飾りました。
Super Juniorのシンドンさんをフィーチャーした本作は、伝統的なトロットに現代的なアレンジを加えた意欲作。
ポルトガル語が由来となった「いいね!」を意味するタイトルのように、明るく前向きなメッセージが込められています。
振付は著名な振付師チョン・ジンソクさんが担当し、ダンススポーツの要素も取り入れた魅力的なステージングも話題に。
KBS「Music Bank」での共演は多くの視聴者の心をつかみ、新世代のトロット歌手として期待が高まっています。
日常の小さな喜びや友情の大切さを歌う本作は、明るい気分で一日をスタートしたいときにぴったりの1曲です。
네박자(四拍子)송대관(ソン・デグァン)

哀愁と人生への希望を織り込んだ名曲が、韓国のトロット界の重鎮ソン・デグァンさんから届けられます。
誰もが経験する喜びや悲しみ、愛や別れといった感情を、四拍子のリズムに乗せて表現した彼の代表曲で、1998年にリリースされました。
全羅北道井邑出身のソン・デグァンさんは、1967年のデビュー以来、トロットを代表する存在として知られています。
四拍子という日常のリズムに人生のさまざまな側面を織り込んだメロディアスな本作は、世代を超えて人々の心に寄り添い続けていますよ。
Convenience store(편의점)이찬원 (イ・チャンウォン)

トロットの新星として注目を集めるイ・チャンウォンさん。
本作は現代社会を生きる人々の心のよりどころとなるコンビニエンスストアを題材に、深い感情を描き出した渋い1曲。
疲れた心を癒やすメロディと共感できる歌詞で、トロットならではの哀愁漂う世界観を表現しています。
2021年8月にリリースされた本作は、作曲家ホン・ジンヨンと作詞家サマチョンのタッグによる珠玉の楽曲。
疲れた帰り道、ふと立ち寄りたくなるような温かな雰囲気が魅力です。
仕事帰りや夜のドライブのお供として、心を癒やしてくれることでしょう。