お客さんに喜んでもらうために僕がレコ発ライブで工夫したこととその成果
全国のライブハウスで毎日のように行われているライブも、裏側を見るとさまざまな工夫があることが分かっていただけると思います。
ぜひ参考になればと思いますのでご覧ください。
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2. ホーム札幌の自主企画で、他とは”ちょっと違う”イベント作り
4. 来場者全員に記念品をプレゼント
お客さんみなさんにサイン&格言*5入りポスターをプレゼントしました。
今日のイベントの記念として、モノを持ち帰ってほしいなという気持ちでした。
結婚式でいう引き出物みたいなものですね*6。
当日急にプレゼントすることにしたので荷物になっちゃって申し訳ないかなとも思ったんですが、部屋にポスターを貼った写真をTwitterにアップしてくれている方もいたので、少なくとも喜んでくれた人もいたみたいです。
よかった(ホッ)。
この日と、その翌日の苫小牧公演の2日間は来場者全員にポスターをプレゼントしました。
*5:「食べ放題で元を取ろうとするな」とか、しょうもないけど真理を突くやつ。
*6:引き出物でポスターもらったら嫌だけど。
5. 普段は観れないスペシャル編成でのライブ
僕らcolor chordはドラム、ギター、ベースボーカルの3人組のバンドなんですが、この日はTHE武田組*7のキーボード山本裕太郎くんをサポートに迎えて4人編成でライブをしました。
3人のシンプルなアンサンブルにピアノやオルガンの音が増えると、曲に彩りが増して、より艶やかに、より上品になりました。
初めて聴く人にも曲がわかりやすく、伝わりやすくなったんじゃないかとも思います。
アンコールの曲では、間奏を普段の4倍くらいの長さに延長してギターと鍵盤でソロ対決をしてもらったりして、このメンバーならでは、ライブならではの演奏も披露できました。
音が増えれば増えるほどいいってもんじゃないけど、普段と違う編成だといつもライブを観てくれている人には新鮮に聴こえて面白いかなと思います。
めちゃくちゃ良く言うと、ハナレグミのバンド編成ライブに原田郁子がキーボードで参加してたらテンション上がる感じです。
山本裕太郎くんには翌日の苫小牧公演にも参加してもらいました。
*7:道新ホールという収容人数700人のホールでワンマンライブを去年成功させ、今年も開催予定というモンスターバンド。
ライジングサンロックフェスにも2回は出てるはず。
3. 人の力を借りて、自分の範疇を超えるイベントとなった苫小牧公演
札幌公演の翌日5月14日(土)は苫小牧ELLCUBEでのレコ発。
北海道第二のホームである苫小牧ではいつもELLCUBEにお世話になっています。
拠点の札幌以外にホームがあるというのはとても心強いです。
このレコ発は、出演バンドを決めるブッキングから、何から何までをELLCUBEにお任せしました。
1. ジャンルかぶりなしのバラエティに富んだお祭りイベント
出演バンドは前日の倍の8組。
前日は出演バンドが少なかったので、こちらは敢えて出演バンドを多くすることで二日間のイベントの方向性に違いを出しました。
打ち込み・エフェクターを使う弾き語りや、シンプルなアコースティックデュオ、ラウドな4人組ロックバンドや多彩な音色を使い分ける4人組バンド、エレクトロニカなデュオや3人組シューゲイザーバンドなど、さまざまなジャンルがごちゃまぜになったイベントでした。
8組も出演して1組もかぶりがないなんていうのは、狙ってやらないとできるもんじゃないと思います。
音楽性を近づけてイベントの色を濃くするというよりかは、あえてジャンルをばらけさせてバラエティに富んだお祭りという感じです。
8組出演の長丁場となると最後の方は疲れてきたりもするんですが、それでも飽きることなく最初から最後まで聴いていられたのは、出演バンドの力量ももちろんのこと、ジャンルがバラバラだったからというのも作用していると思います。
2. 自分でブッキングをしないから出会いがある
出演バンドはほとんど知っているバンドばかりではあったんですが、初めて共演するバンドも出演していて*8、そこでバンドと知り合うこともありました。
7年ぶりくらいに共演するバンドがいたり、苫小牧でよく共演するお馴染みの面々もいたりと、共演バンドの親密度の幅も合って面白味がありました。
共演者同士の関係性については、お客さんからしたら一見関係なさそうな部分ではあるんですが、そういうバンドの関係性がイベント全体に影響を与える部分も実は大きかったりします*9。
color chordを中心に考えさせてもらっていますが、そういう意味でもバランスがよかったなと思いました。
最後のアンコールとかは身内ノリの愛のあるワイワイ感もちょっとあって、でも基本は馴れ合っていない感じでイベントが進んでいてクールでした。
*8:メンバーの1人がcolor chordのことを好きでいてくれたバンドや、こちらが一方的にずっと聴いていた先輩バンドとも初共演でした。
*9:マジで知らないバンドしか出てないと殺伐とするかギクシャクするし、マジで仲良すぎるバンドしか出てないと良くも悪くも身内ノリになりがち。
4. 企みに乗っかって楽しんじゃおう
こんな感じで二日間のイベントを行いました。
良かれと思ってやったことがハマらなかったり、狙いどおりにいかなかったりすることもあるんですが、ライブイベントはだいたい主催の「お客さんに楽しんでもらいたい!」という思いによってできています。
今回はやらなかったけど、会場をオシャレに装飾することによって特別な空間・時間を提供しようというイベントもあれば、プロジェクターを使って煽りVTRを流したりするイベントもあります。
お客さんの立場としては、もちろん自由に楽しむのが大前提なんですが、主催が用意したおもてなしを存分に楽しむ、存分に乗っかるというのがイベントを楽しむコツだとも思います*10。
もし気が向いたら、もし思い出したら、そんな主催の企みに一度乗っかってみてください。
きっとライブの新たな楽しみ方が見えてくると思います。
*10:会場装飾があれば細かく見てみたり、転換中に流れている曲に耳を傾けてみたり。
ライタープロフィール
ミュージシャン
あおやなぎゆい
札幌を拠点に活動するミュージシャン。
2004年に結成したバンドcolor chordではVocal,Bassを担当し、世界規模で開催されたL.A.のフォーク・ロック・バンド"Dawes"のカヴァー・コンペティションにて優勝を飾る。
2016年には全国流通ミニ・アルバム『くらし』をリリースするも、9月にバンドは活動を休止。
同年10月より『青柳唯』名義でのソロ活動を開始。
翌月には1st demo『29』を発売。
主にバンド編成で活動中。
映像作家として計10作品のMVを監督・編集。
文筆家として「NAGISA」や「カメンズ」にコラムを寄稿。
ウェブサイト:http://aoyanagiyui.tumblr.com
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