昭和歌謡~J-POP史に残る有名な作詞家をピックアップ!
長く愛され続けている日本のポピュラー音楽史を彩った名曲を思い出すとき、メロディとともに呼び覚まされるのが聴き手の心に残る素晴らしい歌詞です。
力強く背中を押してくれたり、誰にも言えない悩みを言葉にしてくれたり……どれほどメロディが素晴らしくても、この歌詞で歌われているからこそのヒット曲というのは多いですよね。
今回はそんな素晴らしい歌詞を世に送り出した著名な作詞家たちに注目!
代表作とともにご紹介します。
昭和歌謡~J-POP史に残る有名な作詞家をピックアップ!(1〜10)
宙船(そらふね)中島みゆき

北海道札幌市出身で、フォークやポップスなど多彩なジャンルで活躍するシンガーソングライター、中島みゆきさん。
1975年にシングル『アザミ嬢のララバイ』でデビューして以来、『時代』やテレビドラマ『家なき子』の主題歌『空と君のあいだに』など、数々の名曲を生み出してきました。
NHK『プロジェクトX〜挑戦者たち〜』の主題歌『地上の星』では、オリコンに連続174週ランクインという驚異的な記録も残しています。
4つの年代でシングルチャート1位を獲得した唯一のソロアーティストであり、2009年には紫綬褒章も受章。
数々の著名なアーティストへの楽曲提供でも知られています。
人間の機微を鋭く描いた歌詞に、心を打たれた方も多いのでは?
行くぜっ!怪盗少女前山田健一

動画投稿サイトでの匿名活動から注目を集め、今や音楽プロデューサーとして確固たる地位を築いた前山田健一さん。
京都大学を卒業後、2007年頃から本格的に活動を開始し、2011年にはヒャダイン名義で歌手としてメジャーデビューも果たしました。
ももいろクローバーZの『行くぜっ!
怪盗少女』をはじめ、J-POPやアニメソングなど幅広いジャンルでヒット曲を連発していますね。
独学で習得したという多重録音や転調を駆使した楽曲は、一度聴いたら忘れられない中毒性があります。
「GQ Men of the Year 2012」を受賞するなど、クリエイターとしての評価も高い彼。
ネットカルチャーと商業音楽を自在に行き来する唯一無二のセンスは、刺激的なサウンドを求める方にピッタリではないでしょうか。
勝手にしやがれ阿久悠

日本を代表する作詞家は、と問われて多くの方が阿久悠さんの名前を挙げられるのではないでしょうか。
尾崎紀世彦さんの『また逢う日まで』や沢田研二さんの『勝手にしやがれ』、ピンクレディの『UFO』に都はるみさんの『北の宿から』……日本人の心に残る数えきれないほどの名曲の作詞を手掛け、日本レコード大賞における大賞受賞曲としては作詞家として最も多い5曲、歴代の作詞家による作品の総売り上げは2位といったように、輝かしい経歴を持つ阿久さんは間違いなく日本の音楽史に残る作詞家でしょう。
そんな阿久さんですが、実は最初から作詞家を目指したキャリアを歩んでいたわけではないのですね。
映画の脚本を書きたいという思いで広告代理店に入社、数年に及ぶサラリーマン生活の中で放送用の台本をバイトとして手掛け、その過程で一説によれば「悪友」をもじってペンネームの「阿久悠」が生まれたのだとか。
時は1960年代、おりしもエレキブームの時代でビートルズの来日なども相まっていわゆるグループサウンズのムーブメントが巻き起こります。
放送作家として音楽番組にも携わっていた阿久さんに作詞の仕事が舞い込み、本格的なデビューとなった作品がザ・モップスのヒット曲『朝まで待てない』なのですね。
1970年代以降の快進撃は今さら語るまでもありませんが、昭和歌謡の歴史そのものといっても過言ではない阿久さんの作品は誰もが一度は耳にしているはずです。
そんな阿久さんの作詞方法は、自ら編み出した作詞の方法論「作詞家憲法」における15カ条にて詳しく語られていますよ。
興味のある方は、ぜひ調べてみてくださいね!
再会Ayase

ボーカロイドプロデューサーとして活動を始め、今や世界的な注目を集める音楽ユニット、YOASOBIのコンポーザーとしても知られるAyaseさん。
2018年にボカロPとしてデビューし、2019年公開の楽曲『夜に駆ける』は、累計再生数が5億回を超えるなど社会現象になりましたよね。
2023年には『アイドル』で第65回日本レコード大賞の最優秀作曲賞を受賞するなど、その才能は高く評価されています。
LiSAさんへの楽曲提供など、多方面で活躍するAyaseさん。
物語の世界観をあざやかに描き出すその作詞センスは、聞く人の心をつかんで離しません。
逆光Vaundy

作詞作曲からアートワークまで自ら手掛けるマルチアーティストのVaundyさん。
ロックやヒップホップを融合したジャンルレスな音楽性は、聴くたびに新しい発見を与えてくれますよね。
2019年に配信シングル曲『東京フラッシュ』でデビューすると、その洗練されたサウンドで瞬く間に注目を集めました。
2021年には「MTV VMAJ」での受賞歴もあり、Adoさんへ提供した『逆光』などでは作詞家としての鋭い感性も発揮しています。
日常の風景を独自の視点で切り取る歌詞の世界観は、現代を生きる私たちの心に深く響くのではないでしょうか。
ジャンルの枠を超えて活躍する彼の楽曲は、トレンドに敏感な方はもちろん、歌詞のメッセージ性を重視するリスナーにもオススメです。



