懐かしすぎて新しい?高度経済成長期の日本を彩った昭和レトロの名曲
昭和レトロ、という言葉をご存知でしょうか?
昭和の、特に高度経済成長期とされている昭和30年~50年代に流行した映画、音楽、建物、ファッション、雑貨、デザインといったものを再評価する言葉です。
その時代特有の空気感は、若い世代の目には新しく映るのかもしれませんね。
そこで今回は、昭和レトロの名曲をリストアップしてみました。
近年、海外で日本のシティポップが再評価されている流れもあるため、要チェックですよ!
懐かしすぎて新しい?高度経済成長期の日本を彩った昭和レトロの名曲(1〜10)
フライディ・チャイナタウン泰葉

昭和の香り漂うこの楽曲は、中華街の異国情緒あふれる雰囲気を巧みに表現しています。
1981年9月にリリースされた泰葉さんのデビューシングルは、当時は大きな反響を呼ぶことはありませんでしたが、近年のシティポップブームによって再評価されることとなりました。
2022年5月には配信が開始され、さまざまなアーティストによってカバーされるなど、新たな注目を集めています。
昭和レトロな雰囲気を楽しみたい方はもちろん、異国情緒あふれる雰囲気に浸りたい方にもおすすめの一曲。
時代を超えて愛される、シティポップの魅力が詰まった名曲です。
ルビーの指輪寺尾聰

寺尾聰さんの代表曲として知られる本作は、大人の恋愛を描いた切ない物語が印象的な楽曲です。
失われた恋を懐かしむ歌詞と寺尾さん特有の渋い歌声が、聴く人の心に深く響きます。
1981年2月にリリースされた本作は、オリコンチャートで10週連続1位を記録する大ヒットとなりました。
ヨコハマタイヤのCMソングにも起用されるなど、幅広い層に愛されています。
大切な人との別れを経験した方や、昭和の雰囲気を感じたい方におすすめの一曲です。
木綿のハンカチーフ太田裕美

松本隆さんと筒美京平さんのタッグで生まれたこの楽曲は、太田裕美さんの代表曲として知られています。
歌詞は遠距離恋愛をめぐる男女の対話形式で描かれており、フォークと歌謡曲の橋渡しとなる斬新な作品でした。
1975年にリリースされ、86.7万枚を売り上げる大ヒットを記録。
「木綿」というあえて古風な言葉を使用したことが、ヒットの要因の一つだったそうです。
歌詞の世界観や太田裕美さんの歌声にひかれる方はもちろん、昭和の名曲に触れたい若い世代の方にもおすすめの一曲。
カラオケでも定番の選曲となっていますよ。
君は天然色大瀧詠一

洗練されたポップサウンドと、失われた恋への思いを綴った歌詞が印象的な一曲です。
アメリカンポップスの影響を受けながらも、日本独自の音楽性を追求した大瀧詠一さんの才能が存分に発揮されています。
1981年3月にリリースされた名盤『A LONG VACATION』に収録され、多くのリスナーの心をつかみました。
サビを全音上げる予定が、歌詞を乗せた際の違和感からサビだけキーを下げるという珍しい展開で制作されたエピソードも興味深いですね。
過ぎ去った恋を懐かしむ方にぜひ聴いていただきたい、心に染み入る名曲です。
聖母たちのララバイ岩崎宏美

都会を戦場に、そこで戦う男たちを戦士に例えた歌詞が印象的な一曲。
女性の深い母性愛と、相手の幸福を祈る無償の愛を描いた歌詞は、聴く人の心に深く響きますよね。
1982年5月にリリースされた岩崎宏美さんの28枚目のシングルで、テレビドラマ『火曜サスペンス劇場』の初代エンディングテーマとして起用されました。
オリコンシングルチャートで1位を獲得し、累計130万枚を超える大ヒットとなった本作。
ドラマチックなメロディーと哀愁を帯びた空気感が印象的で、カラオケでも盛り上がる昭和の名曲です。
かもめが翔んだ日渡辺真知子

昭和の香り漂う名曲が、現代に新鮮な風を吹き込みます。
渡辺真知子さんの代表作として知られる本作は、1978年4月にリリースされ、大ヒットを記録。
第20回日本レコード大賞最優秀新人賞も受賞しました。
海と港を背景に、別れた恋人への未練や懐かしさを描いた歌詞は、多くの人の心に響く普遍的なテーマを持っています。
2007年には千葉ロッテマリーンズの試合で使用されるなど、時代を超えて愛され続けている楽曲です。
恋の切なさを感じたい時や、海を眺めながら静かに過ごしたい時におすすめの一曲ですよ。
六本木心中アン・ルイス

1980年代の日本を代表する歌姫が放つ、切ない恋心を描いた名曲。
六本木の夜の街を舞台に、情熱的な恋愛を鮮やかに描き出します。
アン・ルイスさんの力強いボーカルと、ロックテイストを取り入れたサウンドが印象的ですよね。
1984年10月にリリースされ、翌年5月からテレビ朝日系ドラマ『トライアングル・ブルー』のオープニングテーマに起用されたことで人気に火が付きました。
カラオケでも定番の1曲で、恋に悩む大人の女性の心情を歌い上げたい時にぴったりです。
アン・ルイスさんの魅力が詰まった、昭和レトロを代表する珠玉のラブソングといえるでしょう。