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懐かしすぎて新しい?高度経済成長期の日本を彩った昭和レトロの名曲

昭和レトロ、という言葉をご存知でしょうか?

昭和の、特に高度経済成長期とされている昭和30年~50年代に流行した映画、音楽、建物、ファッション、雑貨、デザインといったものを再評価する言葉です。

その時代特有の空気感は、若い世代の目には新しく映るのかもしれませんね。

そこで今回は、昭和レトロの名曲をリストアップしてみました。

近年、海外で日本のシティポップが再評価されている流れもあるため、要チェックですよ!

懐かしすぎて新しい?高度経済成長期の日本を彩った昭和レトロの名曲

木綿のハンカチーフ太田裕美

木綿のハンカチーフ (歌詞入り ) 歌 太田裕美
木綿のハンカチーフ太田裕美

松本隆さんと筒美京平さんのタッグで生まれたこの楽曲は、太田裕美さんの代表曲として知られています。

歌詞は遠距離恋愛をめぐる男女の対話形式で描かれており、フォークと歌謡曲の橋渡しとなる斬新な作品でした。

1975年にリリースされ、86.7万枚を売り上げる大ヒットを記録。

「木綿」というあえて古風な言葉を使用したことが、ヒットの要因の一つだったそうです。

歌詞の世界観や太田裕美さんの歌声にひかれる方はもちろん、昭和の名曲に触れたい若い世代の方にもおすすめの一曲。

カラオケでも定番の選曲となっていますよ。

赤いスイートピー松田聖子

松田聖子「赤いスイートピー」(Seikoland  武道館ライヴ ’83 より)
赤いスイートピー松田聖子

昭和の香りが漂う楽曲として知られ、アイドル歌手のレジェンドとして社会現象を巻き起こしたシンガーソングライター・松田聖子さんの代表曲。

1982年1月にリリースされたシングル曲で、作詞を松本隆さん、作曲を松任谷由実さんが担当しています。

春の訪れと甘酸っぱい恋心を描いた歌詞は、ノスタルジックな風景を思い起こさせる魅力があふれていますね。

高等学校の音楽教科書にも掲載された本作は、松田聖子さんのコンサートツアーやテレビ出演でもたびたび披露されています。

爽やかな春の日に聴きたくなる、昭和レトロを代表する名曲です。

ラヴ・イズ・オーヴァー欧陽菲菲

別れを告げる女性の心情を描いた楽曲で、悲しみや別れの痛み、そして相手への深い愛情が表現されています。

1979年にB面曲としてリリースされた本作は、当初は目立ったヒットを記録しませんでしたが、口コミで評判が広まり、1980年7月にA面曲として再リリースされました。

その後、多くのアーティストにカバーされるなど、欧陽菲菲さんの代表曲として長く愛され続けています。

別れを経験した方や、大切な人への想いを抱えている方に聴いてほしい、心に響く名曲です。

SPARKLE山下達郎

山下達郎「SPARKLE」Music Video (2023)
SPARKLE山下達郎

昭和の音楽シーンを彩る名曲として今なお人気を誇る山下達郎さんの代表作。

美しいメロディーと心に響くリリックが、届かない愛の行方を探し続ける心情を見事に表現していますね。

アルバム『FOR YOU』に収録され、1982年にリリースされたこの楽曲は、2023年4月にリマスター版のミュージックビデオが公開されるなど、40年以上経った今でも色あせない魅力を放っています。

シティポップの代表曲として高く評価されており、2020年には雑誌の特集で1980年代のシティポップ名曲ベスト100の1位に選出されました。

懐かしさと新しさが同居する不思議な魅力を持つこの楽曲は、夕暮れ時のドライブや大切な人との思い出作りにぴったりですよ。

夏をあきらめて研ナオコ

研ナオコ「夏をあきらめて」Official Lyric Video
夏をあきらめて研ナオコ

青春の終わりを切なく描いた楽曲が、研ナオコさんの歌声で新たな命を吹き込まれました。

湘南の海を背景に、夏の終わりの切なさを鮮やかに表現したこの楽曲は、1982年9月にリリースされ、オリコンチャートで週間5位を記録する大ヒットとなりました。

第24回日本レコード大賞では金賞を受賞するなど、高い評価を得た本作。

サザンオールスターズの桑田佳祐さんが作詞作曲を手掛け、研ナオコさんの独特のアンニュイな歌声が、夏の終わりの切ない心情を見事に表現しています。

恋人と過ごす夏の思い出を振り返りたい時や、季節の変わり目に感じる儚さを味わいたい時におすすめの一曲です。