人気の昭和ポップス。色褪せないヒット曲
ひと口に昭和と言っても、その期間は60年以上に及ぶほど長く、その間に今、筆者がパッと思いつくだけでも、70年代のフォークソング、グループサウンズ、そして80年代のニューミュージック、そしてもちろん歌謡曲…と、数多くの名曲が生まれました。
今回の特集では、そんな懐かしい昭和のポップソングをたっぷりとご紹介していきます!
リアルタイムで昭和をご経験されている方には、当時の思い出とともに懐かしく、また平成以降にお生まれの方にも、昭和の香りをお楽しみいただけるようできるだけ幅広く選曲してみました。
音楽ジャンル的にも混沌としていますが、それもまた昭和のミュージックシーンの魅力だったのではないかと思います。
魅力的な昭和の名曲の数々、ぜひお楽しみください!
もくじ
- 人気の昭和ポップス。色褪せないヒット曲
- ラブ・イズ・オーバー欧陽菲菲
- チャンピオンアリス
- また逢う日まで尾崎紀世彦
- 上を向いて歩こう坂本九
- シーサイド・バウンドザ・タイガース
- 贈る言葉海援隊
- セーラー服と機関銃薬師丸ひろ子
- 港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカダウン・タウン・ブギウギ・バンド
- UFOピンクレディー
- 勝手にしやがれ沢田研二
- 君といつまでも加山雄三
- ふれあい中村雅俊
- いい日旅立ち山口百恵
- みずいろの雨八神純子
- かもめが翔んだ日渡辺真知子
- レッツ・ゴー・シェイク!寺内タケシ & バニーズ
- ブルー・シャトージャッキー吉川とブルー・コメッツ
- 浪漫飛行米米CLUB
- オリビアを聴きながら杏里
- テクノポリスYellow Magic Orchestra
- 時の流れに身をまかせテレサ・テン
- 受験生ブルース高石ともや
- ラムのラブソング松谷祐子
- 年下の男の子キャンディーズ
- 少女人形伊藤つかさ
- ペッパー警部ピンクレディー
- ロマンス岩崎宏美
- 赤いハイヒール太田裕美
- 心の旅チューリップ
- 見上げてごらん夜の星を坂本九
- アコーデオンの春中野忠晴
- 最後の春休み松任谷由実
- ろくなもんじゃねぇ長渕剛
人気の昭和ポップス。色褪せないヒット曲(1〜20)
ラブ・イズ・オーバー欧陽菲菲

欧陽菲菲の名曲、『ラブ・イズ・オーバー』。
大人から若年層まで、幅広い世代に愛され続けている名曲ですね。
この曲は「働かない年下の彼氏についに愛想をつかす女性」をイメージして作られたそうなのですが、ただ単に愛想をつかすだけではなく、未練や情といったものをうまく表現しています。
こういった感情の深い部分を直接的ではなく、ふんわりと感じさせるのが昭和の曲の魅力と言えるのではないでしょうか?
多くのカバーもありますので、原曲と聴き比べながら、それぞれの味を楽しむのもおもしろいと思います。
チャンピオンアリス

アリス史上最大のヒットソング、『チャンピオン』。
音楽的に見ても非常に重要な曲です。
当時はフォーク・ブームの真っただ中でした。
そんな中、フォークを代表するデュオであるアリスがロック調のこの曲をリリースしたことで、日本におけるフォーク・ロックの認知度が一気に上がったというわけです。
そういった貢献の部分だけではなく、楽曲としても非常に魅力的で、男なら誰でも奮い立ってしまうような熱い歌詞が描かれています。
また逢う日まで尾崎紀世彦

尾崎紀世彦さんの代表曲、『また逢う日まで』。
この曲はもともとCMソングとして作られたのですが、コンペで不採用にされてしまった過去があります。
後に「この曲を世に出さないのはもったいない」と考えた村上司さんが、阿久悠さんに歌詞の改変を依頼しました。
その後はさらに改変が加えられ、当初とは大きく異なる、明るく前向きな別れの歌としてリリースされています。
このように複雑な背景を持つ楽曲ですが、尾崎紀世彦さんの歌声を聞けば、明るく前向きな歌詞に変更された理由がわかると思います。
上を向いて歩こう坂本九

日本を代表する名曲、『上を向いて歩こう』。
坂本九さんの代表曲ですね。
この曲は1961年にリリースされました。
当時、日本は高度経済成長期の真っただ中で、日本中が活気にあふれていました。
しかし、早すぎる成長には問題もついてきます。
さまざまな社会問題に心労した方も多かった時代に、この曲はそういった人たちの心を明るく晴らしたことでしょう。
シンプルなメッセージ性ですが、それゆえに響く部分もありますね。
無駄を削ぎ落とした音楽性だからこそ、伝わる部分もあるのではないでしょうか?
シーサイド・バウンドザ・タイガース
1967年に発売されたザ・タイガース2枚目のシングルです。
デビューから3カ月足らずで40万枚を売り上げる大ヒットを記録し、ザ・タイガースの人気を決定づけるきっかけとなりました。
陽気なかけ声と軽やかなギターサウンドを耳にすれば、思わず自然に体がリズムを刻んでしまう、そんなノリのよい一曲です。
青い空と白い砂浜を目の前に女の子たちに良いところを見せようとちょっと格好つけたこと、ありませんか?
懐かしい夏のキラキラした思い出に浸りながら聴いてみてはいかがでしょうか?