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人気の昭和ポップス。色褪せないヒット曲

ひと口に昭和と言っても、その期間は60年以上に及ぶほど長く、その間に今、筆者がパッと思いつくだけでも、70年代のフォークソング、グループサウンズ、そして80年代のニューミュージック、そしてもちろん歌謡曲…と、数多くの名曲が生まれました。

今回の特集では、そんな懐かしい昭和のポップソングをたっぷりとご紹介していきます!

リアルタイムで昭和をご経験されている方には、当時の思い出とともに懐かしく、また平成以降にお生まれの方にも、昭和の香りをお楽しみいただけるようできるだけ幅広く選曲してみました。

音楽ジャンル的にも混沌としていますが、それもまた昭和のミュージックシーンの魅力だったのではないかと思います。

魅力的な昭和の名曲の数々、ぜひお楽しみください!

人気の昭和ポップス。色褪せないヒット曲(21〜40)

時の流れに身をまかせテレサ・テン

深い愛を歌い上げた名曲の中でも、胸を打つ楽曲です。

時の経過とともに成長する愛の情景を巧みに描いており、極上のメロディと卓越した表現力でテレサ・テンさんの真骨頂を感じられます。

大切な人への無条件の愛と、そこから生まれる自己犠牲が美しく表現されており、聴く人の心を優しく包み込みます。

本作は1986年2月に発売され、アルバム『時の流れに身をまかせ』にも収録されています。

第19回日本有線大賞で3年連続グランプリという快挙を達成し、第28回日本レコード大賞でも金賞を受賞しました。

今も多くのアーティストからカバーされ、幅広い世代から愛される1曲です。

大切な人のことを思う時や、穏やかな気持ちで過ごしたい時におすすめの1曲です。

愛する人との思い出に浸りながら、心温まるひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。

受験生ブルース高石ともや

フォークシンガーの高石ともやさんの1968年発売のシングルです。

しれつな受験戦争が繰り広げられていたという当時。

高学歴・高収入が選ばれる男性の絶対条件とも言われた昭和の時代。

いい大学に入りいい企業に永久就職することがもっとも幸せな人生の筋道とされる中、苦しく虚しい受験生生活を送る若者の心情が歌われています。

朝はご飯も食べずに慌てて学校へ行き、恋する暇もなく、深夜のラジオ講座で終える毎日。

曲の終わりで予備校生活を予言しているところが、なんとも切ないですよね。

ラムのラブソング松谷祐子

ラムのラブソング(うる星やつら)
ラムのラブソング松谷祐子

初恋のときめきと切なさを歌ったポップチューンです。

1981年10月のデビュー作で、アニメ『うる星やつら』のオープニングテーマとして松谷祐子さんが歌い上げました。

恋に夢中なヒロインのいちずな思いと、相手の浮気心に悩む複雑な感情が、軽快なメロディと印象的なシンコペーションで表現されています。

本作はアニメ作品のイメージソングでありながら、制作時に歌詞に登場人物の名前を入れない斬新な手法を取り入れ、普遍的な恋の歌として多くの人々の心をつかみました。

キャッチーなリズムと甘く切ない歌声は、恋する女性の心情をそのまま音楽にしたかのようです。

現代の若者にも刺さる1曲です。

年下の男の子キャンディーズ

キャンディーズ 05 年下の男の子 1975
年下の男の子キャンディーズ

1970年代に活躍した3人組女性アイドル、キャンディーズの5枚目のシングルです。

同グループ初のヒットソングで、「普通の女の子に戻りたい」と解散を宣言した1978年までに累計50万枚を売り上げました。

1975年には本曲で紅白歌合戦紅組歌手として初出場を果たしています。

取れかけた服のボタンや丸めて詰め込んだハンカチのせいで膨らんだポケットを見て、ちょっと頼りない年下男子にきゅんとする大人の女性の恋心。

年下の恋人を持った経験のある方なら「そんなおちゃめなところがかわいいんだよね」と思わず共感してしまうのでは?

少女人形伊藤つかさ

『3年B組金八先生』の第2シリーズ出演後人気スターとなった、伊藤つかささんのデビューシングルです。

この曲が発売された1981年当時、彼女はまだ14歳の中学生!

あどけない歌声とちょっとメルヘンチックな歌詞が、絶妙にマッチしていますよね。

好きな人に告白したいのになかなか勇気が出ない、そんな経験は誰もがもっているはず。

「風にのって小鳥と遊んでいるうちに勇気が湧いてくるかも!」こんなかわいらしい空想に浸りながら好きな人のことを思えるのは、少女ならではかもしれませんね。