【心に残る青春ソング】70年〜80年代ニューミュージックの名曲を振り返る
フォークやロックの要素を取り入れながら、より親しみやすい音楽として多くの人々の心を掴んだニューミュージック。
GAROの「学生街の喫茶店」やかぐや姫の「神田川」は、当時の若者たちの日常を優しく切り取り、アリスの「チャンピオン」やさだまさしさんの「関白宣言」は、等身大の想いを力強く歌い上げました。
青春の記憶を彩った名曲の数々は、今なお多くの人々の心に寄り添い続けています。
繊細な歌詞とメロディーで紡がれた、70年代の珠玉の楽曲をご紹介します。
【心に残る青春ソング】70年〜80年代ニューミュージックの名曲を振り返る(1〜10)
タイムトラベル原田真二

原田真二さんはレコード会社フォーライフのオーディションをきっかけにデビュー。
吉田拓郎さんのプロデュースもあり、デビューからヒットが続き、その勢いの中、1978年4月、4枚目のシングルとして『タイムトラベル』がリリースされました。
オリコンでは最高4位を記録し、年末には紅白歌合戦にも出場しました。
心の旅チューリップ

チューリップは財津和夫さんなどにより構成されるバンドであり、ニューミュージックの草分け的な存在です。
1973年4月にリリースされた『心の旅』がオリコン最高1位、50万枚を超える大ヒットとなり、その後も『サボテンの花』『虹とスニーカーの頃』など青春ソングを提供していきます。
ひこうき雲荒井由実

白い坂道に描かれた少年の物語は、荒井由実さんの青春時代の心象風景を映し出しています。
天への憧れと現世への別離を透明感のある歌声と美しいピアノの調べで、優しく包み込むように歌い上げています。
小学校時代の同級生への思いが、はかなくも清々しい旋律となって空高く舞い上がる本作は、生命の輝きと解放への希望に満ちています。
1973年11月に発表されたアルバム『ひこうき雲』の表題曲として収録され、2013年にはスタジオジブリ作品『風立ちぬ』の主題歌として再び注目を集めました。
大切な人との別れを経験した方の心に、また人生の岐路に立つ若い方の背中を、優しく押してくれる珠玉の一曲です。
さよならオフコース

現在もソロで活躍する小田和正さんを中心とするグループ『オフコース』。
『さよなら』は1979年12月にリリースされたシングル曲で、オリコン最高2位、70万枚を超える最大のヒット曲。
別れの曲の定番として多くのアーティストがカバーしています。
夢の途中来生たかお

1981年11月、作曲家として知られる来生たかおさんが自らの名義でリリースしたシングル曲。
薬師丸ひろ子さんが主演映画の主題歌として歌唱した『セーラー服と機関銃』の異名同曲でありいずれも大ヒット。
オリコン週間チャートでは最高4位、トータルセールスは40万枚でした。
大都会クリスタルキング

クリスタルキングはボーカル田中昌之さんを中心とするバンドであり、世界歌謡祭のグランプリを受賞した『大都会』(1979年11月リリース)や次のシングル曲『蜃気楼』などで知られています。
サビの部分の高音が印象的な『大都会』はミリオンヒットとなり、紅白歌合戦にも出場しています。
異邦人久保田早紀

1979年10月にリリースされた久保田早紀さんのデビュー曲であり最大のヒット曲。
当初は三洋電機のテレビのCMに起用されていました。
異国情緒漂うメロディは強烈なインパクトがあり大ヒット。
多くのアーティストがカバーしています。