【心に残る青春ソング】70年〜80年代ニューミュージックの名曲を振り返る
フォークやロックの要素を取り入れながら、より親しみやすい音楽として多くの人々の心を掴んだニューミュージック。
GAROの「学生街の喫茶店」やかぐや姫の「神田川」は、当時の若者たちの日常を優しく切り取り、アリスの「チャンピオン」やさだまさしさんの「関白宣言」は、等身大の想いを力強く歌い上げました。
青春の記憶を彩った名曲の数々は、今なお多くの人々の心に寄り添い続けています。
繊細な歌詞とメロディーで紡がれた、70年代の珠玉の楽曲をご紹介します。
【心に残る青春ソング】70年〜80年代ニューミュージックの名曲を振り返る(1〜10)
さよならオフコース

現在もソロで活躍する小田和正さんを中心とするグループ『オフコース』。
『さよなら』は1979年12月にリリースされたシングル曲で、オリコン最高2位、70万枚を超える最大のヒット曲。
別れの曲の定番として多くのアーティストがカバーしています。
異邦人久保田早紀

1979年10月にリリースされた久保田早紀さんのデビュー曲であり最大のヒット曲。
当初は三洋電機のテレビのCMに起用されていました。
異国情緒漂うメロディは強烈なインパクトがあり大ヒット。
多くのアーティストがカバーしています。
ぼくたちの失敗森田童子

春の陽光に包まれた情景から始まる森田童子さんの名曲は、若者の繊細な感情や心の機微を丁寧に描き出しています。
弱さを認めながらも前へ進もうとする主人公の姿に、心揺さぶられる方も多いはずです。
アルバム『マザー・スカイ』に収録された本作は、1976年11月のリリース当初、独特の世界観で支持を集めました。
のちに1993年にはTBS系ドラマ『高校教師』の主題歌として採用され、90万枚を超える大ヒットを記録。
静かな語りかけのような歌声と、アコースティックギターの優しい音色が織りなす旋律は、心に何かを抱えている時や、大切な人との思い出に浸りたい時にピッタリの一曲です。
大都会クリスタルキング

クリスタルキングはボーカル田中昌之さんを中心とするバンドであり、世界歌謡祭のグランプリを受賞した『大都会』(1979年11月リリース)や次のシングル曲『蜃気楼』などで知られています。
サビの部分の高音が印象的な『大都会』はミリオンヒットとなり、紅白歌合戦にも出場しています。
心の旅チューリップ

チューリップは財津和夫さんなどにより構成されるバンドであり、ニューミュージックの草分け的な存在です。
1973年4月にリリースされた『心の旅』がオリコン最高1位、50万枚を超える大ヒットとなり、その後も『サボテンの花』『虹とスニーカーの頃』など青春ソングを提供していきます。