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昭和40年代の日本のヒット曲

昭和40年代の日本のヒット曲
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昭和40年代の日本のヒット曲

昭和40年代の日本と言えば、後に「いざなぎ景気」と言われる高度経済成長期に突入したり、1970年(昭和45年)には大阪万博が開催されたりと、非常に活気にあふれていた時代だったようなイメージがあります。

また、音楽的にもエレキギターのブーム、グループサウンズブーム、フォークソングブーム等の中から後の日本の音楽シーンに強く影響を与え、そしてまたリスナーの方たちの記憶に残る作品たちが数多く生まれた時代でした。

本特集では、そんな日本の昭和40年代の名曲たちをご紹介します。

当時をリアルタイムでご経験された方にも後追い世代の方にもお楽しみいただけるよう、できるだけ幅広く選曲してみました。

ぜひお楽しみくださいませ。

昭和40年代の日本のヒット曲(1〜10)

黒ネコのタンゴ皆川おさむ

昭和40年代に発売された童謡の名曲!

黒ネコを恋人に見立てた歌詞が、子供から大人まで幅広い世代の心をつかみました。

夜の街を歩くネコのかわいらしさと、気まぐれな性格をうまく表現しているんです。

皆川おさむさんが6歳でレコーディングし、260万枚以上を売り上げた大ヒット曲。

かわいらしい歌声と親しみやすいメロディが、聴く人の心を温かくしてくれますよ。

モナリザの微笑みザ・タイガース

日本のグループサウンズ、ザ・タイガーズの3枚目のシングルで1967年(昭和42年)8月リリース。

この楽曲のリリース当時、まだ現在のオリコンチャートは存在しませんでしたが、『ヤング・ミュージック』誌(集英社発行)で1位を獲得したことあるそうです。

美しく切ないメロディーに乗ってステキに響く沢田研二(ジュリー)さんの歌声が非常に印象的です。

当時の音楽、現代の楽曲に比べると演奏時間も非常に短く、この曲も総演奏時間は3分弱ですが、短い曲の中でしっかりと起承転結があり、また楽曲世界観の情景描写なども存分に表現されているところが驚きです。

これもまた昭和の名曲!! ぜひお楽しみください!

学生街の喫茶店ガロ

日本のフォークグループ、ガロの3枚目のシングルで1972年(昭和47年)6月リリース。

1973年(昭和48年)のオリコンチャートで7週連続1位を記録した大ヒット曲ですが、リリース当時はB面扱いだったというのが驚きの事実です。

筆者は、この曲を中学生の時の合唱コンクールで歌ったのがとても思い出に残っているのですが、同じようなご経験を持たれている方も多いのではないでしょうか。

これもまたシンプルで覚えやすく、そして歌いやすい昭和の名曲ですね!

白いブランコビリーバンバン

菅原孝さん、菅原進さんのご兄弟による日本のフォークユニット、ビリーバンバンのファーストシングルで、リリースは1969年(昭和44年)1月。

デビューシングルでありながら20万枚を超えるセールスを記録し、同ユニットは一躍、日本のフォークユニットの代表のような存在になりました。

今、本稿を書くためにこの曲を聴いていますが、今の楽曲にはない、とてもシンプルなメロディと構成ながらすごく耳に残る魅力があって、当時をリアルタイムで知らない自分が聴いても、好セールスを記録した理由が納得できる気がします。

ストリングスのアレンジも綺麗でステキですよね。

懐かしい情景が浮かぶような歌詞と共にお楽しみください。

ブルー・シャトウジャッキー吉川とブルー・コメッツ

ジャッキー吉川とブルー・コメッツの8作目のシングルで初回リリースは1967年(昭和42年)3月。

同年の日本レコード大賞受賞曲で、150万枚以上の売り上げを記録し、同グループ最大のヒット曲となりました。

聴いているだけで夜の静かな森の中に月あかり照らされた青い古城が目に浮かぶような、ある意味、神秘的な魅力を放つ楽曲で、当時大ヒットしたのもうなづけてしまいますよね。

また曲中の色々な部分で多用されているメンバーによるコーラスワークも素晴らしく、これはリリースから半世紀以上を経過した現在(2022年)でもまったく色褪せないアレンジ、サウンドに仕上げられていると思います。

また、単にバンドアレンジではなく、ストリングスやホーン等、いわゆるオーケストラ楽器を効果的に使ったアレンジワーク、サウンドワークも秀逸な楽曲だと思います。

涙の連絡船都はるみ

1965年に発売された、都はるみさんの大ヒットソングです。

作詞は関沢新一さん、作曲は市川昭介さん。

失恋の痛みや別れの悲しみを連絡船というテーマに託して表現しています。

寂しさに耐え切れず、独り港にやってきた女性の前を悠々と行き交う連絡船。

別れた男性を思いながら船を眺める切ない情景が目の前に浮かんできます。

過去の悲しい恋愛を思い出して、うるっとしてしまう方もいらっしゃるのでは?

本作は1966年に映画化され、都はるみさん自身も出演しました。

君といつまでも加山雄三

永遠の若大将(?

)加山雄三さんの通算5作目のシングルで1965年(昭和40年)12月リリース。

当時、300万枚を超えるセールスを記録し、1966年の第8回日本レコード大賞を受賞しました。

また同曲は加山さんご本人が主演された映画『エレキの若大将』主題歌をはじめとして、その他にも多くの映画やTVドラマ等でも使用されています。

間奏パートで入るセリフパートの最初の言葉は流行語にもなりました。

これはリアルタイム世代でない方でもご存知の方が多いのではないでしょうか。

筆者が今、本稿を書くためにこの曲を聴いて思うのは、やはりなんと言っても加山さんの非常に説得力と深みのある歌声!

美しいメロディと歌詞の情景描写も手伝って、夕暮れの情景が目に浮かぶようです。

まさに時代を超えた名曲ですね!

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