60年代懐かしの邦楽ポップスの名曲・ヒット曲
いわゆる「高度経済成長期」の真っ只中、東洋の奇跡と呼ばれた経済の発展や東京オリンピックに大阪万博の開催など、激動の時代と言える1960年代の日本。
音楽シーンにおいてはザ・ビートルズの来日という熱狂はもちろん、坂本九さんの名曲『上を向いて歩こう』が『SUKIYAKI』の名前で全米チャート1位を記録するなどエポックメイキング名出来事も多かったのですね。
こちらの記事では、そんな60年代の日本を彩った懐かしの邦楽ポップスをご紹介。
歌謡曲やフォークソング、GSなど今の若い世代にも人気の名曲たちをお楽しみください!
60年代懐かしの邦楽ポップスの名曲・ヒット曲(1〜10)
初恋NEW!村下孝蔵

ニューミュージックとフォークソングをミックスした独創性にあふれた音楽性で人気を集めたシンガーソングライター、村下孝蔵さん。
歌謡曲的な流れのなかにも、スムーズさを感じさせるメロディーセンスにとりこになった60代男性も多いのではないでしょうか?
こちらの『初恋』は、そんな村下孝蔵さんの最大のヒットナンバー。
mid1F~mid2G#と狭い音域ですが、サビでは「つ」の発音で高温部分を歌わなければならないため、適正キーから1つ下げて歌うくらいが最もピッチが安定するでしょう。
高校三年生舟木一夫

1960年代の学園ソングの定番として、揺れ動く10代の心情を歌い上げた青春歌謡の金字塔です!
舟木一夫さんが実際に高校三年生だった当時の録音で、みずみずしい歌唱が魂を吹き込んでいます。
1963年6月のリリースから1年足らずで100万枚を突破する大ヒットを記録し、第5回日本レコード大賞新人賞も受賞。
同名の映画も公開され、舟木さんはこのデビュー曲で一躍スター歌手へと上り詰めました。
卒業を目前に控えた高校生の複雑な思いを描いた本作は、学生時代を懐かしむ大人から、現役の学生まで幅広い世代に愛され続けています。
ドリフのズンドコ節ザ・ドリフターズ

ザ・ドリフターズが歌う愉快な楽曲は、青春時代の甘酸っぱい恋愛模様を軽快なリズムで描いた名曲です。
学校帰りの森蔭でのキスや、学食でのほのぼのとしたエピソードなど、若い頃の恋の思い出が歌詞に詰まっています。
1969年11月にリリースされたこの曲は、当時の若者たちの心を掴み、大ヒットを記録しました。
テレビ番組『8時だョ!全員集合』でも披露され、お茶の間の人気者となりました。
懐かしい思い出を振り返りたい方や、明るく楽しい気分になりたい方におすすめの一曲です。
上を向いて歩こう坂本九

60年代を代表する名曲として今も愛され続けている楽曲です。
永六輔さんの心温まる歌詞と中村八大さんのメロディアスな曲調が見事に調和し、坂本九さんの優しい歌声が聴く人の心に深く響きます。
涙を堪えながらも前を向いて歩こうとする強さと、どんな時も幸せを信じる希望に満ちた歌詞は、多くの人の心の支えとなってきました。
1961年にリリースされて以来、日本国内だけでなく世界中で大ヒット。
特にアメリカでは『SUKIYAKI』というタイトルで親しまれ、ビルボードHot 100で1位を獲得する快挙を成し遂げました。
つらい時や悲しい時、前を向いて頑張りたい時に聴くと、勇気をもらえる一曲です。
夜明けのスキャット由紀さおり

60年代の日本の音楽シーンに大きな衝撃を与えた、由紀さおりさんの代表作です。
スキャットを巧みに取り入れたユニークな楽曲で、まさに時代を象徴する一曲といえるでしょう。
1969年にリリースされ、オリコンシングル週間チャートで8週連続1位を獲得、109万枚を売り上げるミリオンセラーとなりました。
本作は元々TBSラジオの深夜番組のオープニングテーマとして制作されたものですが、リスナーからの反響が大きく、シングルカットされることになったんです。
夜明け前のひととき、新しい一日への期待感を感じさせる爽やかな雰囲気は、朝のドライブや通勤・通学時にぴったりですね。
こまっちゃうナ山本リンダ

『こまっちゃうナ』は1966年にミノルフォンレコードから発売された山本リンダさんのデビューシングル曲です。
70万枚を売上げるヒット曲になりました。
特徴的な舌っ足らずな歌い方が可愛いと評判で、憧れた方も多いでしょう。
恋の季節ピンキーとキラーズ

ピンキーとキラーズのデビュー曲として1968年7月にリリースされ、オリコンシングルチャートで17週連続1位を記録する大ヒットとなった『恋の季節』も1,960年代を代表sる名曲ですね。
シンプルでキャッチーなメロディと、ボサノヴァの要素を取り入れたラテン的なグルーヴ感が特徴的です。
歌詞には、過去の燃え上がるような恋心と現在の冷めた感情との対比が描かれており、女性ならではの瑞々しい感性が光ります。
1968年の風邪薬CMや1969年公開の映画『花ひらく娘たち』でも使用され、幅広い世代に愛され続けています。
夏の夜、海辺で聴きたくなる一曲ですね。