60代におすすめの夏うた。邦楽の名曲、人気曲【2025】
本稿執筆現在、60代の方が過ごされた青春時代は1960年代後半〜1980年代前半という、日本ミュージックシーンの開花期とも言える時期ですよね。
今も歌い継がれる多くの名曲が誕生し、その中にはもちろん夏ソングも多数含まれています。
こちらの記事では、60代の方々にとっては懐かしいおすすめの夏うたをピックアップ、さまざまなアーティストやアイドル、バンドが歌ってきた昭和の夏の名曲たちをまとめてみました!
思い出の名曲を聴いて、青春の一ページを思い出してみませんか?
60代におすすめの夏うた。邦楽の名曲、人気曲【2025】(1〜10)
SPARKLE山下達郎

イントロの鮮やかなギターカッティングを聴いただけで、思わず心が躍り出すような夏の高揚感がよみがえりますよね。
この楽曲は、愛しい人を見つめる瞬間の、世界すべてが輝いて見えるかのようなまばゆい感情を見事に描き出しているかのようです。
山下達郎さんが1982年に制作した名盤『FOR YOU』に収められた、まさにシティポップを代表するナンバーと言えそうです。
本作が収録されたアルバムは第24回日本レコード大賞でベスト10アルバム賞を受賞した事実も、その完成度の高さを物語っていますよね。
夏のドライブはもちろん、何気ない日常を少しだけお洒落に彩りたい時に聴けば、気分が高まること間違いなしです。
夏色のおもいでチューリップ

姫野達也さんの透き通るようなハイトーンボイスが、夏のまぶしさと切なさを同時に運んでくる名曲です。
この楽曲は、好きな人を風になってさらってしまいたい、という青春時代の甘酸っぱい衝動を、作詞家の松本隆さんが見事に描き出していますよね。
サビから始まるキャッチーなメロディーと疾走感あふれるバンドサウンドが、たまらなく魅力的です。
1973年10月に発売されたシングルで、後のJ-POPシーンを牽引する松本さんにとって記念すべきプロデビュー作となりました。
爽やかでありながらどこか物悲しい本作を聴けば、遠い夏の日の淡い恋の記憶がふと蘇ってくる方も多いのではないでしょうか。
君は天然色大瀧詠一

きらめくようなイントロを聴いただけで、色鮮やかな夏の光景が脳裏によみがえってしまう……そんな方もきっと多いですよね。
日本のポップス史に輝く不朽の名作です。
この楽曲は、一聴すると爽やかなラブソングのようですが、実は作詞を手がけた松本隆さんが亡き妹への想いを込めたという背景があり、モノクロの思い出が鮮やかに色づく様を描いた歌詞は、切なくも温かい感動を与えてくれます。
1981年3月に名盤『A LONG VACATION』と同時に発売された作品で、スズキのCMやアニメ『かくしごと』にも起用されました。
青春の一ページに浸りたいとき、また大切な人を想う時間にぴったりの一曲でしょう。
シンデレラ・サマー石川優子

ひと夏の淡い恋をシンデレラの魔法にたとえた、石川優子さん自身の作詞作曲による爽やかな名曲ですね!
南国のビーチを舞台に、夢のような時間が過ぎていく高揚感と切なさが描かれています。
1981年3月に発売された本作は、JALの沖縄キャンペーンソングにも起用され、石川さんにとって初のトップ10入りを果たす出世作となりました。
『ザ・ベストテン』では7週連続ランクインを記録したことでも知られています。
透明感と伸びのある歌声は聴き応え十分ですよね。
青春時代の輝かしい思い出がよみがえるようなメロディは、夏のドライブや休日のひとときにぴったりではないでしょうか。
勝手にシンドバッドサザンオールスターズ

軽快なパーカッションと畳みかけるようなボーカルを聴いただけで、あの頃の熱い夏が脳裏によみがえってしまう……そんな名曲ですよね。
サザンオールスターズの記念すべきデビュー作で、1978年6月に発売されたシングルです。
この楽曲は、日本語と英語がごちゃ混ぜになった斬新な言葉遊びとラテンロックのサウンドで、当時の音楽シーンに衝撃を与えました。
アサヒ飲料「三ツ矢サイダー」のCMソングとしてもお馴染みですよね。
夏のドライブで聴けば、青春時代のきらめきと少し危うい恋のドキドキ感が一気に蘇ってくるのではないでしょうか。
夏が来た!キャンディーズ

1970年代を駆け抜けたアイドルグループ、キャンディーズが歌う、まぶしい夏の到来を告げる名曲です。
きらめく緑と青空が目に浮かぶような爽快なサウンドに、恋の始まりを予感させる少しだけ背伸びした歌詞が重なり、青春の甘酸っぱさを巧みに表現していますよね。
本作は、1976年5月に10枚目のシングルとして発売されたもので、同名のアルバム『夏が来た!』の顔ともなっています。
伊藤蘭さん、藤村美樹さん、田中好子さんの3人が織りなすハーモニーの美しさは、まさに彼女たちの真骨頂と言えましょう。
この曲を聴くと、あの頃のキラキラした夏の思い出が鮮やかによみがえる、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
どうにもとまらない山本リンダ

一度聴けば心が躍る、情熱的なサンバのリズムが印象的な山本リンダさんの名曲です。
恋に落ちて自分では止められないほどの感情の高まりを歌った本作は、当時の音楽シーンに鮮烈なインパクトを与えました。
1972年6月に発売されたこのシングルは、30万枚を超える大ヒットを記録し、同年のアルバム『どうにもとまらない』にも収録されています。
さらに第14回日本レコード大賞で作曲賞を受賞したほか、後年にはアニメ『レジェンズ 甦る竜王伝説』のエンディング曲にも起用されました。
夏のドライブで気分を上げたい時や、懐かしい青春の一ページを思い出したい時にぜひ聴いてみてくださいね。