昭和40年代の日本のヒット曲
昭和40年代の日本と言えば、後に「いざなぎ景気」と言われる高度経済成長期に突入したり、1970年(昭和45年)には大阪万博が開催されたりと、非常に活気にあふれていた時代だったようなイメージがあります。
また、音楽的にもエレキギターのブーム、グループサウンズブーム、フォークソングブーム等の中から後の日本の音楽シーンに強く影響を与え、そしてまたリスナーの方たちの記憶に残る作品たちが数多く生まれた時代でした。
本特集では、そんな日本の昭和40年代の名曲たちをご紹介します。
当時をリアルタイムでご経験された方にも後追い世代の方にもお楽しみいただけるよう、できるだけ幅広く選曲してみました。
ぜひお楽しみくださいませ。
昭和40年代の日本のヒット曲(1〜10)
いいじゃないの幸せならば佐良直美

昭和40年代の日本を代表する名曲の一つが、佐良直美さんの大ヒット曲であるこちらです。
当時の社会規範に縛られない自由な生き方を歌った歌詞が、多くの人々の心に響きました。
1969年7月にリリースされたこの曲は、同年の第11回日本レコード大賞で大賞を受賞。
女性歌手初の快挙でした。
本作は、木の実ナナさんや桑田佳祐さんなど、さまざまなアーティストによってカバーされ、世代を超えて愛され続けています。
自分らしさを大切にしたい人や、人目を気にせず幸せを追求したい人にオススメの1曲です。
佐良直美さんの柔らかな歌声に包まれながら、自分の幸せについて考えてみるのはいかがでしょうか。
うそ中条きよし

切ない恋心を描いた名曲です。
嘘をついている恋人に気づきながらも、その優しさに心を引かれてしまう女性の葛藤が歌われています。
1974年1月に発売されたこの楽曲は、中条きよしさんの再デビューシングルとして150万枚を超える大ヒットを記録。
第16回日本レコード大賞の大衆賞を受賞し、同年のNHK紅白歌合戦初出場も果たしました。
2007年放送のドラマ『東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜』ではオカンがよく歌う歌として描かれ、再び注目を集めました。
恋に悩む方はもちろん、人間関係の機微を感じたい方にもオススメの1曲。
耳に残るメロディとともに、恋の喜びと切なさを味わってみてはいかがでしょうか?
夜霧よ今夜も有難う石原裕次郎

夜霧に包まれた恋人たちの切ない思いを歌った名曲です。
石原裕次郎さんの甘い歌声が、ひそかに愛し合う2人の心情を見事に表現しています。
1967年2月にリリースされ、同名映画の主題歌としても使用されました。
映画では石原裕次郎さんと浅丘ルリ子さんが主演し、ロマンチックな恋愛ストーリーが描かれています。
本作は、恋に悩む人や切ない気持ちを抱える人の心に寄り添う1曲。
夜霧の中で愛する人を思う、そんな甘美な気分に浸りたい時にピッタリの楽曲です。
昭和40年代の日本のヒット曲(11〜20)
白いブランコビリーバンバン

菅原孝さん、菅原進さんのご兄弟による日本のフォークユニット、ビリーバンバンのファーストシングルで、リリースは1969年(昭和44年)1月。
デビューシングルでありながら20万枚を超えるセールスを記録し、同ユニットは一躍、日本のフォークユニットの代表のような存在になりました。
今、本稿を書くためにこの曲を聴いていますが、今の楽曲にはない、とてもシンプルなメロディと構成ながらすごく耳に残る魅力があって、当時をリアルタイムで知らない自分が聴いても、好セールスを記録した理由が納得できる気がします。
ストリングスのアレンジも綺麗でステキですよね。
懐かしい情景が浮かぶような歌詞と共にお楽しみください。
神田川南こうせつ & かぐや姫

南こうせつとかぐや姫の5作目のシングルで1973年(昭和48年)9月リリース。
作詞を担当された喜多條忠さんが、早稲田大学在学中に恋人と神田川近くの アパートで暮らした思い出を歌詞にして、それが当時の若者の共感を呼んで、同グループを代表するヒット曲になりました。
ちなみに160万枚を超えるセールスを記録しているそうです。
メロディ、アレンジ、歌詞ともに切なさいっぱいの楽曲で、それだけこの曲への共感者がいたことも納得の名曲です。
曲中、歌のバックに入るヴァイオリンのカウンターラインもまたこの楽曲の切ない世界観をより引き立ててくれていて、絶妙なアレンジセンスを感じさせてくれているように感じます。
夜明けのスキャット由紀さおり

昭和40年代を代表する楽曲の一つで、聴くと思わずワクワクしてしまいます。
スキャット唱法で軽快に歌い上げられるメロディは、夜明け前の清々しい空気を感じさせてくれるような爽やかさがありますよね。
この曲が1969年にリリースされた後の大ヒットにより、由紀さおりさんは一躍スターの仲間入り。
同年のNHK紅白歌合戦に初出場を果たし、日本レコード大賞では作詞賞を受賞するなど、数々の快挙を成し遂げました。
朝の通勤や通学時に聴けば、一日を前向きな気持ちで過ごせそうです。
夜明け前の静寂を破るように、元気いっぱいに歌い上げるこの曲を聴いて、新しい一日の始まりを気持ちよく迎えてみてはいかがでしょうか?
星影のワルツ千昌夫

1966年3月にリリースされたこの歌は、当初売れ行きが芳しくありませんでしたが、千昌夫さん自身の働きかけにより徐々に人気を博し、250万枚以上を売り上げる大ヒットとなりました。
3拍子のワルツリズムに乗せて、切ない恋心を描いた歌詞が心に染みます。
別れを選ぶつらさと相手への深い愛が伝わってくる歌詞が魅力的です。
懐かしい思い出に浸りたい時や、切ない気分の時にぴったりの一曲ですね。


