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昭和40年代の日本のヒット曲

昭和40年代の日本と言えば、後に「いざなぎ景気」と言われる高度経済成長期に突入したり、1970年(昭和45年)には大阪万博が開催されたりと、非常に活気にあふれていた時代だったようなイメージがあります。

また、音楽的にもエレキギターのブーム、グループサウンズブーム、フォークソングブーム等の中から後の日本の音楽シーンに強く影響を与え、そしてまたリスナーの方たちの記憶に残る作品たちが数多く生まれた時代でした。

本特集では、そんな日本の昭和40年代の名曲たちをご紹介します。

当時をリアルタイムでご経験された方にも後追い世代の方にもお楽しみいただけるよう、できるだけ幅広く選曲してみました。

ぜひお楽しみくださいませ。

もくじ

昭和40年代の日本のヒット曲(1〜20)

いいじゃないの幸せならば佐良直美

昭和40年代の日本を代表する名曲の一つが、佐良直美さんの大ヒット曲であるこちらです。

当時の社会規範に縛られない自由な生き方を歌った歌詞が、多くの人々の心に響きました。

1969年7月にリリースされたこの曲は、同年の第11回日本レコード大賞で大賞を受賞。

女性歌手初の快挙でした。

本作は、木の実ナナさんや桑田佳祐さんなど、さまざまなアーティストによってカバーされ、世代を超えて愛され続けています。

自分らしさを大切にしたい人や、人目を気にせず幸せを追求したい人にオススメの1曲です。

佐良直美さんの柔らかな歌声に包まれながら、自分の幸せについて考えてみるのはいかがでしょうか。

夜霧よ今夜も有難う石原裕次郎

夜霧に包まれた恋人たちの切ない思いを歌った名曲です。

石原裕次郎さんの甘い歌声が、ひそかに愛し合う2人の心情を見事に表現しています。

1967年2月にリリースされ、同名映画の主題歌としても使用されました。

映画では石原裕次郎さんと浅丘ルリ子さんが主演し、ロマンチックな恋愛ストーリーが描かれています。

本作は、恋に悩む人や切ない気持ちを抱える人の心に寄り添う1曲。

夜霧の中で愛する人を思う、そんな甘美な気分に浸りたい時にピッタリの楽曲です。

君といつまでも加山雄三

永遠の若大将(?

)加山雄三さんの通算5作目のシングルで1965年(昭和40年)12月リリース。

当時、300万枚を超えるセールスを記録し、1966年の第8回日本レコード大賞を受賞しました。

また同曲は加山さんご本人が主演された映画『エレキの若大将』主題歌をはじめとして、その他にも多くの映画やTVドラマ等でも使用されています。

間奏パートで入るセリフパートの最初の言葉は流行語にもなりました。

これはリアルタイム世代でない方でもご存知の方が多いのではないでしょうか。

筆者が今、本稿を書くためにこの曲を聴いて思うのは、やはりなんと言っても加山さんの非常に説得力と深みのある歌声!

美しいメロディと歌詞の情景描写も手伝って、夕暮れの情景が目に浮かぶようです。

まさに時代を超えた名曲ですね!

夜明けのスキャット由紀さおり

昭和40年代を代表する楽曲の一つで、聴くと思わずワクワクしてしまいます。

スキャット唱法で軽快に歌い上げられるメロディは、夜明け前の清々しい空気を感じさせてくれるような爽やかさがありますよね。

この曲が1969年にリリースされた後の大ヒットにより、由紀さおりさんは一躍スターの仲間入り。

同年のNHK紅白歌合戦に初出場を果たし、日本レコード大賞では作詞賞を受賞するなど、数々の快挙を成し遂げました。

朝の通勤や通学時に聴けば、一日を前向きな気持ちで過ごせそうです。

夜明け前の静寂を破るように、元気いっぱいに歌い上げるこの曲を聴いて、新しい一日の始まりを気持ちよく迎えてみてはいかがでしょうか?

学生街の喫茶店ガロ

日本のフォークグループ、ガロの3枚目のシングルで1972年(昭和47年)6月リリース。

1973年(昭和48年)のオリコンチャートで7週連続1位を記録した大ヒット曲ですが、リリース当時はB面扱いだったというのが驚きの事実です。

筆者は、この曲を中学生の時の合唱コンクールで歌ったのがとても思い出に残っているのですが、同じようなご経験を持たれている方も多いのではないでしょうか。

これもまたシンプルで覚えやすく、そして歌いやすい昭和の名曲ですね!

神田川南こうせつ & かぐや姫

南こうせつとかぐや姫の5作目のシングルで1973年(昭和48年)9月リリース。

作詞を担当された喜多條忠さんが、早稲田大学在学中に恋人と神田川近くの アパートで暮らした思い出を歌詞にして、それが当時の若者の共感を呼んで、同グループを代表するヒット曲になりました。

ちなみに160万枚を超えるセールスを記録しているそうです。

メロディ、アレンジ、歌詞ともに切なさいっぱいの楽曲で、それだけこの曲への共感者がいたことも納得の名曲です。

曲中、歌のバックに入るヴァイオリンのカウンターラインもまたこの楽曲の切ない世界観をより引き立ててくれていて、絶妙なアレンジセンスを感じさせてくれているように感じます。