昭和40年代の日本のヒット曲
昭和40年代の日本と言えば、後に「いざなぎ景気」と言われる高度経済成長期に突入したり、1970年(昭和45年)には大阪万博が開催されたりと、非常に活気にあふれていた時代だったようなイメージがあります。
また、音楽的にもエレキギターのブーム、グループサウンズブーム、フォークソングブーム等の中から後の日本の音楽シーンに強く影響を与え、そしてまたリスナーの方たちの記憶に残る作品たちが数多く生まれた時代でした。
本特集では、そんな日本の昭和40年代の名曲たちをご紹介します。
当時をリアルタイムでご経験された方にも後追い世代の方にもお楽しみいただけるよう、できるだけ幅広く選曲してみました。
ぜひお楽しみくださいませ。
昭和40年代の日本のヒット曲(11〜20)
夜霧よ今夜も有難う石原裕次郎

夜霧に包まれた恋人たちの切ない思いを歌った名曲です。
石原裕次郎さんの甘い歌声が、ひそかに愛し合う2人の心情を見事に表現しています。
1967年2月にリリースされ、同名映画の主題歌としても使用されました。
映画では石原裕次郎さんと浅丘ルリ子さんが主演し、ロマンチックな恋愛ストーリーが描かれています。
本作は、恋に悩む人や切ない気持ちを抱える人の心に寄り添う1曲。
夜霧の中で愛する人を思う、そんな甘美な気分に浸りたい時にピッタリの楽曲です。
白いブランコビリーバンバン

菅原孝さん、菅原進さんのご兄弟による日本のフォークユニット、ビリーバンバンのファーストシングルで、リリースは1969年(昭和44年)1月。
デビューシングルでありながら20万枚を超えるセールスを記録し、同ユニットは一躍、日本のフォークユニットの代表のような存在になりました。
今、本稿を書くためにこの曲を聴いていますが、今の楽曲にはない、とてもシンプルなメロディと構成ながらすごく耳に残る魅力があって、当時をリアルタイムで知らない自分が聴いても、好セールスを記録した理由が納得できる気がします。
ストリングスのアレンジも綺麗でステキですよね。
懐かしい情景が浮かぶような歌詞と共にお楽しみください。
夜明けのスキャット由紀さおり

昭和40年代を代表する楽曲の一つで、聴くと思わずワクワクしてしまいます。
スキャット唱法で軽快に歌い上げられるメロディは、夜明け前の清々しい空気を感じさせてくれるような爽やかさがありますよね。
この曲が1969年にリリースされた後の大ヒットにより、由紀さおりさんは一躍スターの仲間入り。
同年のNHK紅白歌合戦に初出場を果たし、日本レコード大賞では作詞賞を受賞するなど、数々の快挙を成し遂げました。
朝の通勤や通学時に聴けば、一日を前向きな気持ちで過ごせそうです。
夜明け前の静寂を破るように、元気いっぱいに歌い上げるこの曲を聴いて、新しい一日の始まりを気持ちよく迎えてみてはいかがでしょうか?
帰ってきたヨッパライザ・フォーク・クルセダーズ

日本のフォークグループ、ザ・フォーク・クルセダーズのデビューシングルで1967年(昭和42年)12月リリース。
特殊加工(?
)されたボーカルパートと奇想天外な歌詞がすごく印象的な昭和の名曲ですね。
このボーカルパートの加工、現代のスタジオテクノロジーならピッチ修正プラグインなどを使うことで簡単に実現できますが、そんなスタジオテクノロジーもなかった時代によくやったなぁ…というのが、普段からスタジオワークでサウンドメイクしている立場からの筆者の素直な感想です(笑)。
おそらくテープの早回しによるものと思いますが、バックトラックとの微妙なテンポやピッチの調整など非常に難しかったであろうことは想像に難くないですね。
ま、そんな専門的なことはともかく、聴き流しているだけでも楽しい気持ちにさせてくれる名曲なので、ぜひお楽しみください!
バラが咲いたマイク眞木

マイク眞木さんのファーストシングルで、1966年(昭和41年)4月リリース。
これもまた非常にシンプルなメロディーとアレンジが印象的な昭和の日本のフォークソングの名曲ですね。
当時の録音テクノロジーの環境等の理由でアコースティックギターの音など決してHi-Fiとは言えないサウンドですが、それがまたこの曲の暖かい世界観をとても効果的に演出している気がします。
聴いているだけでバラが咲く春の暖かい日差しを感じさせてくれる…そんな楽曲ではないでしょうか。


