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ポール・マッカートニーはなぜ毎年のように来日するのか?

2018年8月8日付けの報道を見て驚きました。

何とポール・マッカートニーが10月と11月に日本でライブをすると発表したのです!

10月31日(水)、11月1日(木)、東京ドームと11月8日(木)のナゴヤドームです。

今までに一度も訪れたことのなかった名古屋が初めて日程に加わりました。

名古屋周辺のファンは、さぞかし大喜びでしょうね。

そんな日本公演を記念して、これまでのポール・マッカートニーの日本公演を振り返ってみます。

日本での感動的な出来事

世界初公開の曲も

そして、彼が英語でアナウンスした言葉を聞いて一瞬耳を疑いました。

「みんな、次の曲は、世界で初めてこの武道館で演奏するんだよ!」

何と彼は、世界で初めてライブでその曲を演奏してくれたのです。

それは、Another Girlというビートルズ時代の曲です。

ビートルズは、1966年のサンフランシスコのキャンドルスティック・パークでのコンサートを最後に一切のコンサート活動を中止し、スタジオでのレコーディング活動のみに専念しました。

この曲は、彼らがまだコンサートをやっていた1965年当時、すでにアルバムに収録されていた曲でしたが、それでも演奏していなかったのです。

彼がソロになってからのライブでも演奏していませんでした。

それを世界で初めてこの日本で、しかも、たまたま自分が参加したライブで聴けるという奇跡に感謝しました。

ポールへのサプライズ

そしてライブも終わりに近づくと、暗い観客席で一斉にリストバンドが点灯しました。

それを見たポールは、感激のあまり言葉を失ったのです。

というのも、リストバンドの点灯により、観客席が日の丸とイギリスの国旗であるユニオンジャックに染められたからです

「君たちは素晴らしいよ」と、思わず彼も感動のあまり観客に向かって語りかけました。

https://www.youtube.com/watch?v=zlfCr6FyKzc

彼は、その時の感動が忘れられず、その余韻に浸りたいという思いから、自転車を借りて次の日にわざわざ武道館まで行ってしばらくたたずんでいました。

そして、イギリスへ帰国してからも、日本でのライブがいかに素晴らしかったかを何度も紹介したのです。

ステージの上で死ねるなら本望だ!

これは、自他ともにビートルズ&ポールファンを認める湯川れい子さんがお話しされていたことです。

ポールは2014年の来日の際、体調を崩して入院し、結局ライブはキャンセルして帰国してしまいました。

その時に診察した医師から、「心筋梗塞や脳卒中で倒れる恐れがあるから、ステージでは給水を欠かさないように」と忠告を受けたのです。

しかし、彼はそれを無視し、その後のライブでも3時間ぶっ通しで、休憩も取らず給水もせず演奏を続けたのです。

「ステージの上で死ねるなら本望だ!」彼が直接そう語ったわけではありませんが、彼のライブに対する姿勢を見ると、そう考えているとしか思えません。

一期一会

ポールにも私にも「この次」があるかどうかは分かりません。

ですから、この機会を大切にぜひ参加したいと思います。

2017年の東京公演では、セットリストの一部をすべて変えていました。

つまり、全日程に参加すれば違う曲を聴けたのです。

私は、今回もそのようなセットリストになる可能性が高いと見ています。

では、皆さん、東京と名古屋でお会いしましょう。

ライタープロフィール

和田晋司

ビートルズの熱狂的ファン

和田晋司

大阪府出身 ビートルズのファン歴ウン十年。

色んなものに手を出しましたが、唯一続いている趣味がこれです。

ビートルズの語り部として彼らの偉大さを後世に伝えていきたいと思っています。

ビートルズを誰にでも分かりやすく解説するブログ

ウェブサイト:http://abbeyroad0310.hatenadiary.jp

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