社交ダンスの定番曲。人気曲・有名な楽曲
「社交ダンス」と言われると、何となく敷居の高さやかしこまったイメージを持たれている方も多いでしょう。
実際、日常でなかなか社交ダンスを披露する場面に出くわすようなことはあまりないですよね。
とはいえ趣味でたしなんでいる方はもちろん、イベントや余興などで社交ダンスに挑戦する予定がある、という方もいらっしゃるはず。
そこで今回は、社交ダンスによく使われる人気の曲をジャンルや時代を問わず幅広い選曲で集めてみました。
曲によっては実際にダンスに使われている動画も載せていますから、定番のクラシックやタンゴ、ラテンにくわえてポップスなどのポピュラー音楽も加わったレパートリーをぜひお楽しみください!
社交ダンスの定番曲。人気曲・有名な楽曲(1〜20)
真珠採りのタンゴアルフレッド・ハウゼ・オーケストラ
フランスの作曲家、ジョルジュ・ビゼーによるオペラ『真珠採り』の中でもとくに有名なアリア『耳に残るは君の歌声』を、コンチネンタル・タンゴの代表的な存在のアルフレッド・ハウゼ楽団が編曲して演奏した楽曲が、こちらの『真珠採りのタンゴ』です。
元ネタのアリアよりも、こちらのコンチネンタル・タンゴとしての楽曲しか知らなかったという方もいらっしゃるかもしれませんね。
優美なストリングスを軸としたアンサンブルで、どこか哀愁を帯びた旋律が本当に美しいです。
やはり社交ダンス向けのオムニバスCDなどではよく選曲される楽曲ですから、基本の名曲としてぜひ推薦したいところです。
FootlooseKenny Loggins

社交ダンスに限らず、この曲が流れたら自然と踊り出したくなってしまいますよね!
80年代カルチャーを象徴するような映画『フットルース』のテーマ曲であり、アメリカ出身の歌手ケニー・ロギンスさんが歌って全米1位を獲得した『Footloose』です。
卒業パーティーにこの曲をBGMとして踊る、というのはいつの時代においても行われていそうですよね。
実は2011年にリメイク作品『フットルース 夢に向かって』が公開されているのですが、そこでヒロイン役として出演しているジュリアン・ハフさんは、海外のダンスリアリティ番組『ダンシング・ウィズ・ザ・スターズ』の出演経験があり、社交ダンスのプロでもあるのです。
興味のある方は、ぜひリメイク版もチェックしてダンスの参考にしてみてはいかがでしょうか。
КукушкаPolina Gagarina

こちらの楽曲の『ククーシュカ』とはロシア語で「カッコー」を意味する言葉ですが、それとは別に「狙撃兵」という意味もあります。
もともとは28歳の若さで交通事故で亡くなってしまったソビエト連邦出身のロック・シンガー、ヴィクトル・ツォイさんが率いたKinoというロック・バンドが歌っていたもので、2015年にモスクワ生まれの女優兼シンガーであるポリーナ・ガガーリナさんがカバー、ヒットさせた曲なのですね。
映画『ロシアン・スナイパー』のサウンドトラックとして発表された楽曲ですから、映画をご覧になった方はきっとご存じでしょう。
何より、2018年のフィギュアスケート・ヨーロッパ選手権のエキシビション演技において、あのエフゲニア・メドベージェワ選手が使った曲として記憶されている方も多いのでは?
ストレートなロック・バラードですから、社交ダンスの場ではこの曲とともにエモーショナルでダイナミックなダンスをぜひ披露してほしいですね!
La Copa de la VidaRicky Martin

プエルトリコ出身のラテン・ミュージック界における世界的な歌手として、日本で最も知られている存在の1人と言えるリッキー・マーティンさん。
1999年に世界的な大ヒットを記録した『リヴィン・ラ・ヴィダ・ロカ』は、郷ひろみさんが同年に『GOLDFINGER ’99』としてカバーしたこともあって、日本でも大いに話題を集めましたね。
そんなリッキーさんが1998年にリリースした『La Copa de la Vida』は、英語版の『The Cup of Life』でも知られているヒット曲です。
1998のFIFAワールドカップの公式楽曲としても起用され、ヨーロッパを中心として大ヒットしました。
キャッチーなラテンポップで、抜群のノリの良さはラテン音楽ならではといった雰囲気ですね。
恥ずかしがらず、情熱的なダンスをこの曲とともに披露してみてください!
Love Theme from Romeo and JulietNino Rota

イタリアが生んだ映画音楽界の巨匠、ニーノ・ロータさん。
同じくイタリアが誇る映画監督の巨匠フェデリコ・フェリーニさんとの仕事や、フランシス・フォード・コッポラ監督の『ゴッドファーザー』など多くの素晴らしい映画スコアを手掛けながらも、本人としてはクラシックの分野における作曲が本業と考えており、多くのクラシック作品も世に残しています。
そんなロータさんが音楽を担当した、1968年版の映画『ロミオとジュリエット』もまた、ロータさんの代表的な仕事の1つとして知られています。
特に有名なテーマ曲は、映画音楽の傑作としていつまでも愛され続けていますよね。
優美で上品、それでいて後に訪れる悲劇を予感させる旋律を持ったこちらの楽曲のリズムは、社交ダンスの基礎とも言われるワルツということもあって、社交ダンス用のBGMとしても高い人気を誇っています。
発表会はもちろん、練習曲としてもオススメですよ!