社交ダンスの定番曲。人気曲・有名な楽曲
「社交ダンス」と言われると、何となく敷居の高さやかしこまったイメージを持たれている方も多いでしょう。
実際、日常でなかなか社交ダンスを披露する場面に出くわすようなことはあまりないですよね。
とはいえ趣味でたしなんでいる方はもちろん、イベントや余興などで社交ダンスに挑戦する予定がある、という方もいらっしゃるはず。
そこで今回は、社交ダンスによく使われる人気の曲をジャンルや時代を問わず幅広い選曲で集めてみました。
曲によっては実際にダンスに使われている動画も載せていますから、定番のクラシックやタンゴ、ラテンにくわえてポップスなどのポピュラー音楽も加わったレパートリーをぜひお楽しみください!
社交ダンスの定番曲。人気曲・有名な楽曲(11〜20)
Bésame MuchoConsuelo Velázquez

この曲を知っている方であっても、作曲者までご存じの方はそれほど多くないかもしれませんね。
さまざまな映画のサンドトラックにも起用され、多くのアーティストがカバーしてきた名曲『ベサメ・ムーチョ』は、メキシコ出身の作曲家兼ピアニスト、コンスエロ・ベラスケスさんが10代半ばにして作曲した楽曲なのです。
ベラスケスさん自身が書いた歌詞の内容は、別れが迫っているらしい恋人にキスをせがむといったものですが、若いベラスケスさんはそういった経験をしたことがなく、むしろキスという行為を罪深いものだと思っていたのだとか。
そんなエピソードも興味深いこの官能的な主題を持った名曲は、リズミカルなタンゴ調などにもアレンジされていますから、社交ダンスの場でも人気の1曲ですよ!
Jailhouse RockElvis Presley

これぞパーティー感満載のロックンロール、といった雰囲気が2020年代の今もたまらない往年の大名曲!
ロックンロールの神様、キング・オブ・ロックンロールことエルヴィス・プレスリーさんの代表曲の1つであり、自身が主演した映画『監獄ロック』の同名タイトルの大ヒット曲です。
軽快なリズムと覚えやすいメロディを聴いているだけで、思わず立ち上がって踊り出したくなってしまいますよね。
社交ダンスのBGMとしては、跳ねるような動きが特徴のジャイブというダンス形式で踊るのがオススメですね。
体全体でリズムに乗って、場の主役をかっさらうくらいの気持ちで踊ってみてください!
Fly Me To The MoonFrank Sinatra

何人もの有名アーティストにカバーされている名曲、『Fly Me To The Moon』。
その中でもフランク・シナトラさんによるカバーは最も有名だと思います。
フランク・シナトラさんのバージョンはテンポが早めで、社交ダンスとの相性はバツグンでしょう。
とはいえ、他の社交ダンスの定番の曲と比べると、スローなテンポなため初心者の方でも踊りやすいと思います。
この曲に慣れたら、ぜひ他のアーティストのカバーで踊ってみてはいかがでしょうか?
SerenadeFranz Schubert

『セレナーデ』として知られているこちらの名曲は、オーストリアが生んだ天才作曲家、フランツ・シューベルトによる有名な作品です。
3人の詩人による14の歌曲から構成される、シューベルトの遺作をまとめた『白鳥の歌』の第4曲目にあたる楽曲であり、シューベルトの作品の中でも特に有名なものの1つですよね。
恋人への切実な思いが描かれる歌詞は実に情熱的かつロマンチックで、その歌詞に見合った美しい旋律は一度くらいは耳にしたことがあるのではないでしょうか。
ハンガリー出身の著名な作曲家、フランツ・リストがこの楽曲をピアノ独奏用に編曲したバージョンもあり、こちらも現代にいたるまで親しまれています。
社交ダンス向けのオムニバスCDなどにもよく選ばれる楽曲ですし、クラシック音楽特有の優美な旋律と合わせて踊りたい、という方もぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。
Cerezo RosaPerez Prado Orch

社交ダンスにもさまざまなスタイルがあります。
初心者はスタンダード・ジャズといったゆったりとしたテンポが踊りやすいと思います。
しかし、中級者にもなるとダイナミックな動きを取り入れたダンスを披露したくなるのではないでしょうか?
そんな方にオススメしたい作品が、こちらの『Cerezo Rosa』。
ゆったりとしたマンボ調の曲なのですが、演奏がとにかくダイナミックなため、動きの激しい社交ダンスとの相性はバツグンです。