社交ダンスの定番曲。人気曲・有名な楽曲
「社交ダンス」と言われると、何となく敷居の高さやかしこまったイメージを持たれている方も多いでしょう。
実際、日常でなかなか社交ダンスを披露する場面に出くわすようなことはあまりないですよね。
とはいえ趣味でたしなんでいる方はもちろん、イベントや余興などで社交ダンスに挑戦する予定がある、という方もいらっしゃるはず。
そこで今回は、社交ダンスによく使われる人気の曲をジャンルや時代を問わず幅広い選曲で集めてみました。
曲によっては実際にダンスに使われている動画も載せていますから、定番のクラシックやタンゴ、ラテンにくわえてポップスなどのポピュラー音楽も加わったレパートリーをぜひお楽しみください!
社交ダンスの定番曲。人気曲・有名な楽曲(11〜20)
Sing,Sing,SingLouis Prima

スウィング・ジャズの代表的な楽曲、『Sing,Sing,Sing』。
ベニー・グッドマンさんのバージョンが最も有名なため、彼のオリジナルと思われがちな曲ですが、実はトランペッターのルイ・プリマさんがオリジナルなんですよね。
スウィング・ジャズと社交ダンスとの相性は非常に良く、なかでも『Sing,Sing,Sing』は常にアップテンポのため、踊りやすいと思います。
現在はエレクトロ・スウィングというジャンルが発展しており、そちらのバージョンではより現代的でアップテンポな『Sing,Sing,Sing』が聴けるので、ぜひチェックしてみてください。
Let’s Get LoudJennifer Lopez

女優としても活躍している歌手のジェニファー・ロペスさん。
多くの有名な映画に出ているため、ご存じの方も多いのではないでしょうか?
そんな彼女の作品のなかでも特に社交ダンスにピッタリな作品が、こちらの『Let’s Get Loud』。
チャチャチャ調にまとめられた1曲で、全体を通してラテンの雰囲気がただよっています。
社交ダンスの楽曲としては、チャチャチャということもあり、やや難易度が高いと思いますが、ぜひ挑戦してみてください。
Por una cabezaCarlos Gardel

競馬用語の「首の差で」を意味する『ポル・ウナ・カベサ』は、タンゴという音楽ジャンルの中でも非常に有名な楽曲。
アルゼンチンが誇る不世出のタンゴ歌手、カルロス・ガルデルさんによって1935年に映画『タンゴ・バー』の挿入歌として作曲され、以降はタンゴに限らずさまざまなアレンジを施されて映画やテレビドラマ、フィギュアスケートのBGMとして時代をこえて使用され続けている名曲です。
アル・パチーノさんが盲目の退役軍人を演じた『セント・オブ・ウーマン/夢の香り』において、若い女性を相手に見事に踊りきるシーン、そこで使われているのもこちらの『ポル・ウナ・カベサ』なのですね。
実は2016年にオバマ前大統領がアルゼンチンを訪れた際に、歓迎の夕食会で事前の通知もされないままダンサーに誘われて見事なダンスを披露した時にも使われたのもこの楽曲です。
オバマさんはその時点ではタンゴを踊ったことがなかったそうなのですが、社交ダンスをたしなむ上で、この楽曲を踊れるというのは1つの教養と言えるのかもしれませんね。
Tennessee WaltzPatti Page

1940年代から1950年代において最も活躍したスタンダード・ポピュラー歌手の1人、パティ・ペイジさん。
ポピュラー・ミュージックを主体としたアーティストですが、時代的にジャズの特色が強く、声質に関してはジャズ・シンガーに非常に似ています。
そんな彼女の名曲が、こちらの『Tennessee Waltz』。
タイトルからも分かるようにワルツ調の曲に仕上げられており、全体的にロマンティックな雰囲気をまとっています。
ゆったりとした社交ダンスを踊りたい方は、ぜひチェックしてみてください。
Beyond The SeaBobby Darin

オールディーズらしい、ロマンティックなムードたっぷりの名曲『Beyond The Sea』は、1950年代から60年代にかけてヒットを飛ばした作曲家兼シンガー、俳優の顔も持つボビー・ダーリンさんによる代表的な楽曲です。
フランスの歌手、シャルル・トレネさんの楽曲『ラ・メール』をダーリンさんが英語詞で歌い、1960年にリリースして世界的に有名な曲となったのです。
ダーリンさんの半生を描いた2004年製作の映画『ビヨンド the シー 夢見るように歌えば』では、タイトルにもそのまま曲名が使われています。
本稿では、BBC放送のダンスリアリティ番組『ストリクトリー・カム・ダンシング』にて、この曲を使ってダンスする動画も紹介していますから、合わせてチェックしてみてください!